最新更新日:2024/06/13 | |
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文化の祭典に向けて 〜全校が一つになって〜
12月2日(火)、文化の祭典に出演する5年生が、全校朝会で練習の成果を披露しました。曲目は、トーンチャイム「星に願いを」と合唱「Stand Alone」の2曲です。
どちらもこの1週間の間に、完成度を増し、美しさを増していました。特に、難曲である「Stand Alone」は、ピアニッシモで始まる歌い出しの余りにもの美しさに鳥肌が立ちました。さびの部分では、上手な強弱の付け方としっかりした声量で、体も心も震える思いがしました。 演奏が終わり、司会の先生が、聞いていた他学年の子ども達に、感想を求めました。 その様子を見ていて、驚いたことが二つありました。 一つ目は、低学年の子ども達が、声の美しさやしっかりした強弱の付け方、表情や態度の素晴らしさに感動したことを話したことです。聞く視点、見る視点がしっかり育っていることに驚きました。 二つ目は、挙がった手の多さです。特に、6年生がびしっと腕を伸ばし、たくさん挙がっていたことです。 朝会の中では、どんなにたくさん手が挙がっても、発表できる人数は限られています。 そこで、朝会が終わり、6年生には残ってもらい、挙手していた全員に、感想を5年生に伝えていただくことにしました。昨年度文化の祭典を経験している最高学年の6年生に、是非とも今の5年生の素晴らしさを、そして、激励の言葉を、直接伝えて欲しかったからです。 さすが6年生!という発表でした。それを聞いていた5年。心に感じるものがたくさんあったことと思います。6年生や下級生のあたたかい言葉を胸に、必ずや、残る5日間を頑張り、本番では、素晴らしい演奏でこられた方々に感動を伝えてくれることと思います。 6年生に続け! 〜修学旅行を通して〜
今年度に入り、休憩時間などに校舎内を歩いていて、「あぁ、学校が変わってきたな。」と嬉しくなることがあります。
それは、廊下をすれ違う多くの子ども達が、「おはようございます。」「こんにちは。」と声を掛けてくれるようになったことです。会釈をしたり立ち止まってお辞儀をしたりしながら挨拶する子どもが増えたように思います。廊下の遠くから、時には、私の背中に向かって声を掛けてくれる子どももいます。子ども達の表情が明るくなったように思います。 中でも、高学年、特に6年生が率先して気持ちのよい挨拶をしています。私が赴任した頃は、学年が上がるにつれて、段々と挨拶の声が小さくなり、表情が暗くなるという状況だったように思います。しかし、今では、素直で元気のよい低学年の子ども達に負けないぐらい、高学年の子ども達がよい表情でしっかりと挨拶をするようになっています。 このことはとても素晴らしいことです。下級生にとっても、本当にありがたいことだと思います。なぜなら、1、2年生は、高学年のよい模範を見て、今の自分達が行っている挨拶を、これからも恥ずかしがらずに続けようと思うことができるからです。更によい挨拶をすることができるようになるからです。そして、このように進んで丁寧に挨拶をすることを神崎小学校の確固とした伝統とすることができるようになるからです。 11月に行われた修学旅行で、6年生は、挨拶、返事、履物を揃える、きまりを守ることについて、素晴らしい模範を示してくれました。とにかく、素直で、前向きで、明るく、とっても仲がいいのです。 職業訓練の場ともいえるキッザニアの担当者が、「元気のよい、素晴らしい挨拶、態度のできる子ども達です。職場で求められる最も大切な力です。」と褒めてくださいました。 二日間生活を共にしてくださったカメラマンの方が、「素晴らしい子ども達です。バスの中も、ホテルの中も、見学中も、見ていてとても気持ちがよかったです。何度も修学旅行に同行していますが、こんなに楽しい二日間を過ごせたことは、今までにありません。」とお話しくださいました。 卒業までの4ヶ月間、6年生が、自分達の素晴らしさを、確実に後輩達に伝えるために、できることを考え、実行し、神崎小のよき伝統づくりを進めてくれることを期待しています。 5年生他下級生の子ども達は、それを見てしっかり受け継ぎ、6年生に続いてくれることを願っています。 校舎内を歩いていて嬉しいこと 〜6年生の模範〜
9月頃からでしょうか、休憩時間に校舎内を歩いていて、「あぁ、学校が変わってきたな。」と嬉しくなることがあります。
それは、廊下をすれ違う多くの子ども達が、「おはようございます。」「こんにちは。」と声を掛けてくれるようになったことです。 子ども達の表情が明るくなったように思います。会釈をしたり立ち止まってお辞儀をしたりしながら挨拶する子どもが増えたように思います。廊下の遠くから、時には、私の背中に向かって声を掛けてくれる子どももいます。 しかも、高学年、特に6年生が率先してとてもよく挨拶をしています。2年前は、学年が上がると、段々挨拶の声が小さくなるという状況だったように思います。しかし、今や、素直に元気よく挨拶する低学年の子ども達より、高学年の子ども達がそれ以上にしっかりと挨拶をするようになっていると思います。 本当に素晴らしいことだと思います。下級生にとっても、本当にありがたいことだと思います。なぜなら、よく挨拶をする1、2年生が、6年生のよい模範を見て、自分達の今の状態を続けていけばいいのだと、思うことができるからです。そして、更によい挨拶をすることができるようになるからです。挨拶をすることを神崎小学校の伝統とすることができるようになるからです。 今、私は、校舎内を歩くのが楽しみなのです。 子ども達の優しさにふれて
来年の春も、菜の花畑のある風景、そして、香りを体験させたいと考え、今、温室で、たくさんの花を咲かせる広島菜の苗を育てています。
それは、11月11日(火)のことです。 広島菜の苗を植え替えるために、体育館横の花壇から、花の終わりかけているニチニチソウを抜き、肥料をまき、耕す作業を行っていました。 ちょうどニチニチソウを抜き始めた頃、大休憩のチャイムが鳴り、「楽しみにしていた休憩時間だ。さぁ、遊ぶぞ!!」とばかり、1年生が走って運動場に出てきました。 バスケットコート辺りで遊び始めたかと思うと、直ぐに「あっ、校長先生!」と、私に気付いた二人の子どもが、「何してるの?」と寄ってきました。 わけを話すと、「じゃ、お手伝いする!」とニチニチソウを抜き始めました。それを見て、直ぐに20人ぐらいでしょうか、1年生が集まってお手伝いを始めてくれました。 笑いながら、歌いながら、楽しそうに話をしながら作業する1年生。美しい光景でした。かわいかったです。 お陰で、ニチニチソウは結構な本数がありましたが、あっという間に抜くことができました。 作業が終わると、児童は、手を振りながら、さぁーっと運動場に帰っていきました。その時、去っていく二人の女の子の話し声が聞こえてきました。最初に来てくれた子ども達です。 「・・・・・、校長先生だけじゃ、大変だものね。」「そうだね。」 「早く行って、遊ぼうね。」「うん。まだ時間あるからね。」 子ども達の優しさ、思いやりが見えたようで、胸が熱くなりました。 大好きです。 「神崎っ子集会」を通して
11月11日(火)の5、6校時に「神崎っ子集会」が行われました。私は、突然のお客様があり、参加することができませんでしたが、校長室にまで子ども達の笑い声や「神崎っ子の誓い」を朗唱する張りのある声が聞こえてきて、楽しそうに活動する子ども達の姿が心に浮かんできました。
閉会式で池澤教頭先生が話をしました。その様子から、「神崎っ子集会」の成果を感じることができますので、紹介したいと思います。 ********************************* 先日、保護者・地域の皆さんが行ってくださった“わいわい神崎”の楽しい一日が終わったばかりですが、今日は、計画委員の皆さんの運営で、“神崎っ子集会”を、“わいわい神崎”と同じだけ楽しく過ごすことができました。6年生の頑張り、そして、6年生が係りの仕事をしている間のリーダーを務めた5年生の頑張りによって、みんなが安全にゲームを楽しむことができました。 教頭先生は、“神崎っ子の誓いコーナー”を担当しましたが、みんながとてもよく覚えていることは勿論のこと、みんなに声をかけ、笑顔いっぱいに誓いを述べるリーダーさんの姿に感動しました。 全校の皆さんに喜んでもらえるように会を動かす(運営する)のは本当に大変なことです。会を計画してくれた委員の皆さんにお疲れ様の拍手をしたいと思います。 次に、リーダーである6年生の皆さん立って、振り向いてください。集会を終えた今、班のみんなの笑顔が輝いているかをよく見て、笑顔がそろったら座ってください。(6年生は、自分の班の笑顔を一人一人確かめて座っていきました。「はぁい、みんな! 全力で笑顔!」といった6年生の声も聞こえてきました。) 今、みんなの笑顔を確かめてくれたリーダー“6年生”に「ありがとう」の拍手をしましょう。 6年生が認めてくれた笑顔をお隣の人とも確かめてみましょう。(子ども達がきょろきょろしていく中で、笑顔が更に広がっていきました。) 最後にもう一度、みんなで一緒に頑張った自分に拍手です。 さぁ、今、みんなで確かめた笑顔、そして、この2時間楽しい“神崎っ子集会”をつくりあげるために協力し合った力は、明日からの毎日につながっていくことと思います。多いに期待しています。(子ども達から自発的な「はい」の声が聞こえてきました。背筋も揃ってすーっと伸びました。) ********************************* 本校の教職員は、学校経営計画を実現できるよう、知恵を出し合って「神崎っ子集会」計画案を作成してくれました。また、計画委員会の児童がせいこうできるよう、みんなが全力でサポートしてくれました。素晴らしい教職員集団、チームだと思います。 とっても、とっても嬉しいお話
11月10日(月)の朝、ある町内会の役員の方から、とっても、とっても嬉しいお話をうかがいました。その方も、それはそれは嬉しそうな、喜びにあふれた笑顔でお話しくださいました。
それは、11月9日(日)、亥の子祭りでのことです。小学生から就学前の小さな子ども達まで、楽しそうに臼をついて回りました。そして、大人も子どもも集まって、打ち上げの会をされました。 その時、会場に上がるに際し、小学生が、みんな丁寧に靴を揃えて上がったのだそうです。そして、それを見ていた就学前の小さな子ども達まで、小学生の真似をして、靴を揃えて上がって行ったそうです。 「小学生をずっと見てきましたが、本当に変わってきたと思います。そして、それを見て、他の小さな子ども達まで真似をしようとするんですから。感動しましたよ。これが続いたら、子ども達が、そして、地域が変わっていくと思いました。」 お話を伺っていて、私も感動しました。「就学前の小さな子ども達まで」というところに、特に喜びをいただきました。 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」は、「30年間継続し、50年後に花開き、100年後に豊かな実りを迎える神崎の教育を目指して」を目標に掲げてスタートしました。以来、PTAや子ども会、体協等の地域諸団体を中心に、学校と連携して推進していただいています。 子どもは地域の宝です。これからも学校、家庭、地域が一つとなって、みんなで子どもを育てていけたらと願っています。どうぞ宜しくお願い致します。 教室の机・椅子の整頓について 2
4年 5年 6年
本校では、目標の一つに「揃える」ということを掲げています。これまで、靴箱の靴、掃除ロッカーの中の掃除道具や雑巾、個人持ちのプランターなどが、丁寧に揃えられるようになりました。そして、今年は、教室の机と椅子。 毎朝、こんなに美しく整えられた教室に入っていくことができる子ども達は、なんて幸せなことでしょう。 一人の先生だけ、何人かの先生だけではなく、すべての先生方が、「机・椅子を揃える」ということを意識し、指導を重ねてくださった賜物です。そこに、意義がある、価値があると思います。そんな先生方一人一人を、そして、本校の教職員集団を、心から誇りに思います。 野外活動の行われたこの3日間、誰もいない校舎内を回っていて、特にそう思いました。 ※ 写真は、ある1日に全教室を撮影したものの一部です。 教室の机・椅子の整頓について 1
1年 2年 3年
放課後、戸締りのために校舎内を回っていて、とても嬉しい驚きがありました。 それは何かというと、1年生から6年生まで、どの教室に入っても、机と椅子が綺麗に揃えてあることです。誰もいない教室で、机や椅子が整然と並んでいる光景を、どの教室でも見ることができることに感動しています。 当たり前のことと思われるかも知れませんが、帰りの会から放課後に至るあのあわただしさ、そして、少しでも早く下校したがっている子ども達のことを知っている私には、大きな驚きでした。 野外活動を通して
バスを降り、整列を終えた子ども達を見て、「成長したな!」と感じました。
みんな「疲れた〜。」という表情をしていました。しかし・・・ ○ 清水教諭の静かな声による指示が一人一人にきちんと行き渡り、全員が黙って野外活動の手引きの所定欄に書き込みを始めました。 ○ 解散式が始まると、背筋がぐーっと伸び、目が注目すべき人に釘付けになりました。 ○ 話の前後に礼をする時、号令なしで全員がぴたっと丁寧にお辞儀をしました。 ○ 先生方の話に、返事すべきところで、きちんと「はい!」とはっきりと返事をしていました。 ○ 最後の私の話の時も、体操座りでしたが、、背中がすーっと立ち、全員の目が私を向いていました。 3日間の野外活動はしんどいです。相当疲れているはずです。そうした状況で、こんな子ども達の姿を見ることができ、正直、驚きました。勿論、それは、嬉しさ、喜びにつながる驚きでした。 これも引率した教職員のお蔭です。(また、夕方になると、海を越えて似島まで手伝いに行ってくれた、15人を超える教職員のお蔭です。)この子ども達の実態にぴったりの目標を掲げ、一つ一つの場面で、具体的に、そして、丁寧に、妥協することなく、指導を重ね続けてくれた成果です。彼らに心からの感謝と敬意を表したいと思います。 5年生は、あと5か月もすると、6年生となります。「6年生を送る会」で、6年生から校旗とともに、神崎小学校のよき伝統を引き継ぐ覚悟を、この5か月間でなお一層固めてくれることと期待しています。 高円宮妃殿下 御視察 13
※ 写真の複写・転載を禁じます。
5 お見送りについて (続き1) お姿を近くに拝見し、緊張の余り、声も出ず、身動きもせずにいた子ども達でしたが、妃殿下のお人柄に触れ、やがて笑顔が見え、手を振り、感謝やお別れの言葉を出せるようになりました。 お車に乗られる前には、みんなで手を振り、「ありがとうございました。」とお見送りすることができました。妃殿下は、車の窓を開けられ、手を振り続けてくださいました。 お言葉の端々から、妃殿下が、子ども達が「元気いっぱい」であること、「生き生きと輝いている」ことを願っておられることを窺い知ることができました。そして、そのためには、子どもと共に過ごし、指導する先生が、いつも若く、元気であることが大切であると考えていらっしゃるように思いました。 子ども達の心に、優しく、温かく、そして、深く届いていく妃殿下の笑顔やお言葉。教師として、人としてのあるべき姿を見る思いがいたしました。 高円宮妃殿下 御視察 12
※ 写真の複写・転載を禁じます。
5 お見送り 授業が終わる頃、6年1組以外の児童は、正面玄関から中庭に向かって、花道をつくって妃殿下をお待ちしていました。神崎学区諸団体の代表の方々もお集まりくださいました。 妃殿下は、正面玄関を出られ、児童がつくった花道を進まれました。それぞれの学年の児童に手を挙げさせられるなどして学年を確認され、その前に立ち止まっては1学年ずつお言葉を掛けてくださいました。地域の代表の方々にも、町や学校を支えていることについて感謝のお言葉がありました。 高円宮妃殿下 御視察 11
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4 授業後の記念撮影と御歓談 授業後、妃殿下は児童と一緒に記念撮影を行ってくださいました。 撮影が終わると、妃殿下は、3列に並んでいる児童の前に立たれ、満面の笑顔で、親しく言葉を掛けてくださいました。 お言葉の概要は次の通りです。 ********************************* ○一緒に勉強させていただき、ありがとうございました。 ○プレゼンがとっても素晴らしかったです。また、班での話し合いもしっかりできていました。メモがしっかりとれていて、しかも丁寧な字で書いている人も多く、感心しました。 ○授業を見ていて、一つだけ、思ったことがあるので、お話をしてもよいですか。 皆さんの意見を聞いていると、皆さんは、向き合った形、対面した形の挨拶だけを考えているように思いました。しかし、挨拶や人と人との交流、関わりは、対面した形だけではなく、同じ方向を向いた、横並びの形での挨拶や交流もあると思います。また、他にも、前後の形、相手の後ろから掛けるものもあると思います。 例えば、荷物を持ったおばあさんが同じ方向に歩いていらしたら、「次の交差点まで荷物をお持ちしましょうか。」と声を掛けるのも、挨拶、人と人との大切な関わり合いだと思います。後ろから、とんとんと肩を叩き、「何かお手伝いできることはありませんか。」と声を掛けるのも、そうではないでしょうか。 このように考えると、皆さんのアイディアや取組が、もっともっと広がるのではないかと思います。これからの学習の参考になればと、お話しいたしました。 これから、地域の方をお招きしてプレゼンをされると聞きました。頑張ってくださいね。 ********************************* 妃殿下からお言葉をいただくたびに、また、そのお言葉に対して返事をしていくたびに、児童の笑顔が増え、喜びと希望で輝いていきました。それは、まるで妃殿下のお顔の輝きに、児童一人一人が照らされているかのようでした。妃殿下の温かなお人柄に間近に触れることができ、児童一人一人が幸せな気持ちで心がいっぱいになっているように見えました。 6年1組の児童は、いつまでも妃殿下と御一緒したいという様子でした。しかし、時間が来てしまい、音楽室において妃殿下をお見送りしました。 高円宮妃殿下 御視察 10
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3 6年1組の授業について (続き2) 西川教諭も児童も、妃殿下をお迎えし、少し緊張気味でした。しかし、直ぐに緊張した雰囲気はとけ、普段の授業の様子を見ていただくことができたように思います。 授業の初めと終わりの挨拶の言葉と礼がとてもしっかりできていました。座る姿勢や挙手の姿勢もよく、返事もきちんとでき、規律正しく、そして、集中して生き生きと学習する姿が1時間中見られました。 32名全員が、「神崎っ子学びのルール」を身に付け、興味・関心をもって意欲的に学習に取り組み、共に学び合う学級集団の姿を見ることができました。 高円宮妃殿下 御視察 9
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3 6年1組の授業について (続き1) 妃殿下は、第4班のプレゼンを、時々頷かれながら、興味深そうに聞いておられました。児童のユーモアのある表現に、何度か児童と一緒に楽しそうに笑われることもありました。発表が終わると、大きな拍手をくださいました。 班毎に話し合う場面では、一班ずつ回りながら、話し合いの様子を児童の直ぐお側から御覧くださいました。プレゼンを聞きながら素早くメモをとることができていることや、丁寧な字で書いていること、活発に話し合っている様子などを見られ、お褒めの言葉をいただきました。 また、これまでの学習の様子を掲示していたところ、児童が様々な観点から分析した神崎小学校の課題や、聞き取りを基に整理した神崎学区のよさについての資料を、大変感心された様子で御覧になられていました。 高円宮妃殿下 御視察 8
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3 6年1組の授業について 御説明の後、妃殿下には、北校舎2階の音楽室に御移動いただき、総合的な学習の時間「ぼくたち、わたしたちのKANZAKI未来プロジェクト」の1時間を御視察いただきました。普通教室では収容人数に限りがあるため、音楽室を授業会場としました。 授業では、最初に、神崎の町をよりよくするためのプロジェクト名を八つのグループが発表し、第4班が自分達の取組の途中経過をプレゼンしました。 その後、班毎に第4班が提示した神崎学区の課題を解決するための具体策について話し合い、その結果を全体に発表しました。 そして、授業の最後に、今日のプレゼンを見て、自分達の班がよりよいプレゼンを行うために参考になったことを発表しました。 多くの意見が出されましたが、その中から西川教諭が特に取り上げたのは、プレゼンを行う人の「笑顔」でした。その模範として、一人の児童が指名され、短くプレゼンを行うように指示されました。突然のことだったと思いますが、彼女は、とっても素敵な笑顔で、堂々と発表を行いました。 高円宮妃殿下 御視察 7
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2 妃殿下への御説明について (続き3) 最後に、本日御視察いただく授業について御説明しました。 <本日の授業について> ○ 本校の「志を育てるキャリア教育」の目標実現のための3本の矢として、「躾と習慣をつける活動」「人生の大原則を身に付けさせる活動」「体験を通して志をはぐくむ活動」の三つの教育活動を位置付けていること。 ○ 本日の授業は、その要となる6年生の総合的な学習の時間「ぼくたち わたしたちのKANZAKI 未来プロジェクト」であること。 ○ 児童は、1年生の時から、家庭での役割や地域の様子を学び、地域の方々との交流を重ねるとともに、「家族に感謝を伝える会」(2年生)や「二分の一成人式」(4年生)、「志を育む講演会」などを通して、「感謝すること」や「世のため、人のために」という人生の大原則を学んできていること。 ○ 6年生では、学校や地域の歴史、よいところや課題を詳しく調べ、神崎をよりよい町とするための「まちづくりプラン」を構想することとしていること。 ○ 本日の授業では、1つの班がプランについてプレゼンを行い、このプランをよりよいものとするために話し合い活動を行うこと。 ○ 西川由紀教諭、児童32名は、皆、妃殿下がお出でくださいますことを、喜びとし、励みとして取り組んで参ったこと。 高円宮妃殿下 御視察 6
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2 妃殿下への御説明について (続き2) <学校の取組について> ○ こうした地域の思いや取組を受け、学校では、「夢や志をもち、ともに未来を切り拓く子どもの育成」を目指し、「徳性の涵養を本体とする知・徳・体の調和のとれた教育」を進めていること。 ○ 本校の特色ある教育活動として、(1)躾の3か条に関連付けた生活目標や学習規律の定着を図る“躾と習慣をつける教育活動”、(2)「神崎っ子の誓いや詩文の暗唱」、「民話や神話、伝記、歴史を重視した読書指導」、「詩文に関連付けた道徳の授業」、「奉仕活動」を核とする“よい人生を送るための原則を身に付けさせる道徳教育”、(3)「志をはぐくむ講演会」や「立志式」などを柱とする“志を育てるキャリア教育”、(4)自信をつけ、豊かな情操を養い、美しく価値ある言葉を心に染み込ませる、“できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校づくり”、の四つがあげられること。 高円宮妃殿下 御視察 5
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2 妃殿下への御説明について (続き1) 希望図書館にお入りいただき、用意した資料をもとに、神崎学区、神崎小学校の主な取組について御説明しました。 <神崎学区の取組について> ○ 神崎学区では、昨年4月から、まちぐるみの教育「笑顔輝け! 神崎っ子運動」に取り組んでいること。 ○ この取組は、校訓「志高く 美しく」を学校・地域共通の教育理念とし、「品格と逞しさを兼ね備えた日本人の育成」を目標に進められていること。 ○ 現在、家庭では、生涯に渡り役に立つ基本的な態度を育てる「躾の3か条」の実践、地域では、地域行事の更なる充実と共に、人生を貫く指針となる考え方や姿勢を育てる「神崎っ子の誓い」の普及に取り組んでいること。 ○ PTAや子ども会の会長を初め、地域諸団体の長を中心に、「30年間継続し、50年後に花開き、百年後に豊かな実りを迎える神崎の教育」を目指し、取組を進めていること。 高円宮妃殿下 御視察 4
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2 妃殿下への御説明について 全校合唱の後、正面玄関を通り、北校舎3階「希望図書」へ移動していただきました。その間、神崎学区や「希望図書館」について御説明しました。 以下、その概要です。 <神崎の歴史と地域の学校への思いについて> ○ 本校は、明治43年の創立以来、104年の歴史を重ねていること。 ○ その間、昭和20年8月6日には、原子爆弾によりすべてを焼失し、残された児童は、近隣の2つの小学校に分かれて通うことになったこと。 ○ この空白の5年間を通して、「神崎に学校を!」という地域の思いは弥が上にも高まり、昭和25年の学校復興以来、本校は地域統合の象徴として、益々大切に守られ、支えられてきたこと。 ○ その表れの一つに、図書館があり、今も、30名からなる図書ボランティアが、新刊図書の配架や掲示物の作成の他に、毎月全学級で行われる読み聞かせなどを行ってくださっていること。 高円宮妃殿下 御視察 3
※ 写真の複写・転載を禁じます。
合唱が始まると、歌っている児童の姿を、優しい眼差しで見つめられながら、とても真剣な表情で聞いておられました。 児童は、妃殿下に歌に込められたメッセージをお届けすることができるようにと、心を込め、強弱に気を付けながら、一言一言丁寧に歌い上げていきました。 平和を願い、一人ひとりの幸せを願い、みんなの笑顔を願い、心を一つにした歌声は、体育館中に響き渡りました。 曲が終わると、妃殿下は誰よりも早く拍手を送ってくださり、退出される際には、感謝の言葉を児童に掛けてくださいました。 体育館を出られて直ぐに、妃殿下から、一生懸命歌っている子ども達の表情がとてもかわいかったことや、口腔をしっかり開いた素晴らしい発声、歌声であったことなど、子ども達に対するお褒めの言葉をいただきました。 妃殿下に付き添っておられた宮内庁、国土交通省の方々、運営に当たられたスタッフの方々、市教委の方々は、児童の表情や姿勢、歌声に感動された様子で、涙を拭われておられる方も多くおられました。妃殿下退出の後、教職員に感謝とお褒めの言葉を伝えてくださいました。 教職員も、今までで最高の合唱であったと喜んでいました。指導をしていただいた竹本先生からも「素晴らしい合唱ができ、満足です。」とのお褒めの言葉をいただきました。 → こちらから練習での歌声をお聴きいただけます。 |
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36 TEL:082-293-1925 |