最新更新日:2024/06/27 | |
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いい顔で挨拶を
「校長先生と私と、どっちが先だった?」
正門前で登校してきた女の子が私をつかまえて質問しました。最初、何のことか分かりませんでしたが、今月の生活目標『あいさつは 人より先に 元気よく』を思い出して、「うん、うん。」と心の中でうなずきました。 「挨拶、○○さんの方がちょっとだけ早かったよ。」と答えると、○○さんは、破顔一笑、嬉しそうに走って行きました。 最近、少し離れたところから気持ちのよい挨拶をしてくれる子どもがちょっと増えてきたかなと思っていましたが、合点がいきました。 今、学校では、「目指せ! あいさつ名人」を掲げ、挨拶の種類、仕方などを指導し、子ども達はよりレベルの高い挨拶を目指して頑張っています。 ちなみに、最高レベルの5、「挨拶の鉄人」は、「どこでも、だれとでも、立ち止まり、相手を見て(笑顔で)、伝わる声で自分から挨拶することができる。」で、かなり高いレベルになっています。 私は、「どこでも、だれとでも、立ち止まって」はなかなか難しいと思いますが、せめて子ども達には「挨拶する時は、いい顔で気持ちよくする」ようになってほしいと思っています。 顔立ちは人様々ですが、笑顔さえあれば、誰でも「いい顔」になります。顔立ちは親の責任。「いい顔」は本人の責任。 笑顔の訓練を始めてみませんか。 サクラの木の下で
正門の両脇に古いサクラの木があります。苔むした太い幹の、大きなサクラです。毎朝、このサクラの木の下で、登校してくる子ども達を迎えていますが、子どもの流れが途切れた時には、ついサクラの木を見上げてしまいます。何十年となく、子ども達を見守り続けてきたサクラの木・・・。
週の初めには、多くの子ども達がたくさんの荷物を手に提げて登校してきます。ランドセル以外に、二つも三つも荷物を持っている子を見ますと、「たくさん荷物があるね。よく頑張ったね。」と声を掛けてしまいます。 少し前になりますが、遠足の日の朝、生憎の空模様に、早くから学校に多くの電話がかかってきました。「中止か決行か分からない時は、遠足と学習の両方の用意をして登校させてください。」とお願いしていましたが、少しでも子どもに楽をさせてやりたいとの親心。とてもよく分かりました。その日は弁当も持って行かせなければいけないのですから・・・。 しかし、親や教師は、いつも、また、いつまでも、子どものそばについていてやれるわけではありません。周りに助け手がおらず、自分一人でどうしてもそのことをやらなければならない状況に置かれた時、あきらめてへたり込むのではなく、とにかく独り歩き始めることができる自信を、そして、最後まで歩き続けることができる力を子どもにつけてやることが必要だと思います。あの遠足の日に、また、週の初めに、家から学校までたくさんの荷物を抱えて歩いてきたという経験を積んできた子どもは、何かがあって独りそんな状況に置かれたとしても、決してへたり込んでしまうことはないでしょう。 ある賢人は、「学ぶとは、逆境や貧しさに追いつめられることがあっても苦しむことがなく、心を痛め嘆き悲しむことがあっても衰えることがなく、不幸の後には幸福があり、初めあれば終わりがあることを知って惑うことがなくなることを目的とする。」と言っています。 学校は、文字通り、学びの場です。子ども達が心身を鍛え、生涯に渡ってたくましく生きていく力を身に付けることができるよう、今後も、保護者の皆様の理解のもとに、教育の更なる充実に努めてまいります。 ロング昼休憩を通して
本校では、体力づくりと友達づくりを推進するため、毎週火曜日に40分間のロング昼休憩を設け、先生方が計画的に運動場に出て、「みんなで外遊び」を進めています。2ヶ月間、その様子を見ていますと、段々と外で遊ぶ児童の数が増えているように思います。
先生方の様子を見ますと・・・ 昔、自分がやっていた陣取りなどの外遊びを教えて、一緒に興じている先生。 学年間で連携し、学年の違う子ども達が一緒に遊ぶ場をつくっている先生。 学級集団づくりと体力づくりを進めるため、長縄飛びに挑戦させている先生。 ドッジボールを行い、本気で子ども達とやり合っている先生。 子ども達を引き連れて、運動場で鬼ごっこをしている先生。 等々 このように学習指導や分担する校務に熱心に取り組み、更に休憩時間に子どもと達と一緒に遊んでくれる先生方を、私は学校の宝だと思っています。 ロング昼休憩を終わって、掃除を始めた男の子に、「よく遊んでいたね。」と声をかけながら、彼の背中に手をやった時、汗に濡れたシャツを通して、まだ冷めやらぬ熱気が伝わってきました。 ※ 写真は6月26日(火)の様子の一部を掲載しています。 トンボを採りに
放課後、よい天気に誘われてふっと正面玄関から外に出た時、一人の低学年の児童に出会いました。白いTシャツに、紺の膝までの半ズボンといった出で立ちに、首に虫かごを下げ、手には柄の長い虫採り用の網を持って。その姿は、ちょうど真夏のような太陽の光にまぶしく輝いて、私は何か不思議なものを見ているかのような気持ちにとらわれました。
「今日はどうしたの?」と、私がとんちんかんな質問をしますと、その子は「トンボを採りに来たの。観察池にたくさんいるから。」と、しっかりと答えてくれました。 そう言えば、最近、観察池には、産卵のためでしょうか、つがいのトンボをよく見かけていました。2匹が一つになって、水面にちょん、ちょんとしっぽをつけて、小さな波紋を立てているトンボ。 子ども達から忘れられているのではないかと思っていた観察池。そうではありませんでした! 虫採りなんかしなくなっているのではないかと思っていた神崎小学校の子ども達。そうではありませんでした! トンボを採りに子どもが学校に来てくれる! すてきなことだと思います。 こんなことも念頭に置いて、本校の環境整備を進めていきたいと思います。 靴箱の整頓、頑張っています (1年)
1年生が靴箱の整頓を頑張っています。一ヶ月程前に、1年生は、担任の先生方から、靴のかかとを靴箱の端に揃えて入れることを教わりました。今では、教員が助けなくても、写真にありますように、靴をきれいに揃えられるようになりました。(6月26日現在)
6月14日(木)の朝、一人の1年生が少し遅刻して登校してきました。彼は、靴箱の前に来ると、靴を脱ぎ、すいたの上に上がりました。そして、靴を入れようとしたその時、ぴしっと揃っている靴箱の様子に一瞬目をやり、自分の靴を、教えられた通り、かかとを靴箱の端に揃えて入れました。35足のかわいい靴が、一つ残らず、きれいに揃えられた瞬間でした。 口やかましく整頓しなさいと言うよりも、いつも美しく揃えられた環境をつくることが、子どもの教育にとって大切です。そんな環境下では、一人だけぐちゃぐちゃにすることは、なかなかできることではありません。そのことを、1年生70人が、そして、遅刻してきた一人の1年生が示してくれました。 教頭曰く、「みんなが揃えるということの美しさに気付いてくれたらいいですね。」 揃えるということ
6月3日に、「広島掃除に学ぶ会」のご支援を得て、「トイレクリーン大作戦」を実施しました。これに先立ち、会の担当の方が何度か学校を訪問され、学校やトイレの下見、や打ち合わせを行われました。
その時、トイレの臭いの原因や掃除道具の片付け方など、改善すべき点をご指導いただくとともに、お褒めいただいたことがありました。 それは、靴箱の靴がきちんと揃えてあることでした。体育館の隅やサッシの溝、体育館横まで掃除が行き届いていることでした。 履き物など、普段使うものをきちんと揃えること、見えるところだけでなく見えないところまで注意を行き届かせることの大切さを褒めて教えていただき、新たなやる気を心に抱いた次第です。 感心していること
4月に赴任し、校内を初めて見て歩いた時以来、感心していることがあります。
それは、廊下や教室にある「ぞうきん掛け」が、どの学年・学級のものも、いつもきれいに揃えてあることです。 私は、現職の学級担任であった時、「ぞうきん掛け」の整頓を常に心がけ、指導してきました。いろんな学校を行かせていただいた時も、「ぞうきん掛け」の様子をいつも観ていました。「ぞうきん掛け」をいつも整頓された状態に保つことは、なかなか難しいことですが、これができるようになると、学級や学校がしっとりと落ち着いてきた証拠だと思っていました。 本校は、実にこれがよくできているのです。 「今まで何か取組をしてきたのですか。」と先生方に尋ねますと、特に指導したことはないとの返事が返ってきます。しかし、何かを行った結果であることは間違いありません。 崩れるのは一瞬です。今の状態を維持するとともに、今以上にきれいにすることができるよう、これからも気を付けていきたいと思います。 開かれた学校づくりを進めます
平成24年3月末に神崎小学校のHPの様式を変更してから、5月31日までにアクセス件数が3000回を超えました。多くの保護者や地域の方々に御覧いただいたおかげです。ありがとうございました。
学校における取組の様子、子ども達の様子を、保護者や地域の方々に広く公開することは、学校を信頼していただく上で、とても大切なことと考えています。 今後も、ホームページや学校便り、学年便りなどを通して、学校の様子をお伝えしていきたいと思います。 |
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36 TEL:082-293-1925 |