最新更新日:2024/06/24
本日:count up6
昨日:94
総数:475593
校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

サクラの木の下で

画像1画像2
 正門の両脇に古いサクラの木があります。苔むした太い幹の、大きなサクラです。毎朝、このサクラの木の下で、登校してくる子ども達を迎えていますが、子どもの流れが途切れた時には、ついサクラの木を見上げてしまいます。何十年となく、子ども達を見守り続けてきたサクラの木・・・。

 週の初めには、多くの子ども達がたくさんの荷物を手に提げて登校してきます。ランドセル以外に、二つも三つも荷物を持っている子を見ますと、「たくさん荷物があるね。よく頑張ったね。」と声を掛けてしまいます。

 少し前になりますが、遠足の日の朝、生憎の空模様に、早くから学校に多くの電話がかかってきました。「中止か決行か分からない時は、遠足と学習の両方の用意をして登校させてください。」とお願いしていましたが、少しでも子どもに楽をさせてやりたいとの親心。とてもよく分かりました。その日は弁当も持って行かせなければいけないのですから・・・。

 しかし、親や教師は、いつも、また、いつまでも、子どものそばについていてやれるわけではありません。周りに助け手がおらず、自分一人でどうしてもそのことをやらなければならない状況に置かれた時、あきらめてへたり込むのではなく、とにかく独り歩き始めることができる自信を、そして、最後まで歩き続けることができる力を子どもにつけてやることが必要だと思います。あの遠足の日に、また、週の初めに、家から学校までたくさんの荷物を抱えて歩いてきたという経験を積んできた子どもは、何かがあって独りそんな状況に置かれたとしても、決してへたり込んでしまうことはないでしょう。

 ある賢人は、「学ぶとは、逆境や貧しさに追いつめられることがあっても苦しむことがなく、心を痛め嘆き悲しむことがあっても衰えることがなく、不幸の後には幸福があり、初めあれば終わりがあることを知って惑うことがなくなることを目的とする。」と言っています。
 学校は、文字通り、学びの場です。子ども達が心身を鍛え、生涯に渡ってたくましく生きていく力を身に付けることができるよう、今後も、保護者の皆様の理解のもとに、教育の更なる充実に努めてまいります。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
学校行事
7/3 学校朝会
7/5 おりづる集会
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36
TEL:082-293-1925