最新更新日:2024/09/20 | |
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「神崎っ子の朗唱24編」について
神崎小学校では、校訓「志高く 美しく」の通り、夢や志をもち、その実現に向けて邁進する子どもを育成するため、「徳性の涵養を本体とし、まちぐるみで進める“志を育てるキャリア教育”」を目指し、取組を進めています。
「笑顔輝け! 神崎っ子運動」の柱である「躾の三か条」と「神崎っ子の誓い」は、それぞれ「躾という生涯に渡り役に立つ基本的な態度の育成」と「人生を貫く指針となる考え方や姿勢の育成」を目指すもので、本校が目指す教育の基盤となる大事なものです。 学校では、この2年間、「躾の三か条」や「神崎っ子の誓い」に関連付けた生活目標や学習規律の徹底を図ること、人生の指針となる詩文の朗読・暗唱を行うこと、民話・伝記・歴史を重視した読書指導を行うこと、地域行事や奉仕活動への参加を奨励することなどを進めてまいりました。 こうした取組を受け、平成27年度には、これまで行っていた詩文の朗読・暗唱をより系統的・計画的に進めるため、既に学年便りでお知らせした通り、「神崎っ子の朗唱 24編」を始めることにしました。 24編の詩文は、「神崎っ子の誓い」に関係のあるもので、子ども達の心に根ざし、子ども達の生涯に渡る道標(みちしるべ)になることを願って選びました。これを各学年に4編ずつ配置し、3ヶ月に1編ずつのペースで、朝の会の始めに、声を揃えて高らかに朗唱していきます。すべての子ども達が、24編の詩文を確実に習得することができるよう、6年間を通してじっくりと学んでいくこととしています。 日本では、江戸時代まで、素読という指導方法が重視されていました。それは、「論語」や「孟子」、「大学」、「中庸」といった古来より大事にされてきた書物を、先生の後について朗読するというものです。毎日声に出して読むことにより、言葉を自然に覚えていきました。人としての生き方について、価値ある言葉を、体に、心に自然に染み渡らせ、血とし、肉とすることができました。 こうした教育の結果、幕末から明治初期に来日した多くの欧米の識者は、当時の日本の人々の穏やかな人となり、礼儀正しさ、清潔さなどに感銘を受け、「東洋の君子国」と賞賛しています。 小学生にとっては言葉が難しすぎるのではという御心配もあるかと思いますが、これまでの本校での2年間の取組をみますと、子ども達は、思いのほか無理なく受け止め、早々に暗唱できるようになっています。文意についても、「読書百遍、意自ずから通ず」と言われる通り、何度も何度も読み続けていく内に、だんだんと分かってくるようです。 勿論、新しい詩文を朗唱するときは、簡単に語句や文の意味を指導します。また、年間を通して、道徳の時間を中心に、学校の教育活動全体において、これらの詩文に関係付けた指導を行います。 「礼儀正しく、明るく、そして、自然に」をモットーに、進めていきたいと考えています。 将来、子ども達が、人生の岐路に立った時、何か問題に直面した時、こうして身に付けた言葉が心に浮かび、子ども達を支えたり、進むべき方向を示したりするようになることを願っています。 → こちらから全体構想図を御覧になれます。(「志高く美しく」生きる子どもの育成を目指し 〜躾の三か条・神崎っ子の誓い・神崎っ子の朗唱24編を核に〜) |
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36 TEL:082-293-1925 |