最新更新日:2024/06/07
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11月30日(火)学校朝会

校長室前廊下
27日(土)に広島市科学賞の授賞式があり、本校の1年生畠山泰典くんが優秀賞の表彰を受けました。日常の疑問(?ハテナ)を楽しみながら、丁寧に観察をしている様子が伝わる素晴らしい研究です。そんな研究の内容紹介も含めた12月の学校朝会です。

【学校朝会での校長挨拶】
 みなさんおはようございます。今日はみなさんに嬉しいニュースがあります。先週の土曜日(11/27)に広島市科学賞の授賞式があり、1年生の畠山泰典くんが見事、優秀賞を受賞しました。この科学賞には、小学生3,218名の応募があり、その中で特に優れているとされた72名がこのたび優秀賞として表彰されました。とてもすばらしいことです。みんなで拍手を送りましょう。
 今日は、せっかくなので、優秀賞を受賞した畠山くんの研究を少し紹介してみます。研究のタイトルは『ダンゴムシにもすききらいがあるんだもん』です。畠山くんは、3才のころからお家の庭で見つけたダンゴムシを飼い始めたそうです。そして飼育する中で「ダンゴムシの好きな食べ物は何だろう?」という疑問をもち、今年の夏休みにいろいろな食べ物を与えて、ダンゴムシが喜んで食べる物と食べない物、つまりダンゴムシの好き嫌いを調べてみたんだそうです。この実験で、ダンゴムシが一番好んで食べた物は何だったと思いますか?校長先生もビックリしたのですが、畠山くんの研究結果によると、ダンゴムシが一番好きだった食べた物は、何と、白菜だったのだそうです。ちなみに第2位はパン。反対に、全然食べようとしなかった物は、アメやぶどうだったんだそうです。面白いですね。他にもこの実験中に、ダンゴムシが、トウモロコシを食べて住処を作ってしまうこともあったりして面白かったんだそうです。
 この研究を聞いて、校長先生が何よりすばらしいと思うのは、畠山くんが自分の身近な生活の中で感じた「ダンゴムシの好きな食べ物は何だろう?」という「?(ハテナ)」を大事にしているということです。
 この「?(ハテナ)」、何だろう?どうなっているのだろう?という疑問をもつことで、私たちは一生懸命調べたり、観察したり、考えたりします。そしてその中で、「!(なるほど)」と思うような深い納得や「!(ビックリ)」という驚きや発見を得たりします。
 だから、まずはこの「?(ハテナ)」をもつことこそが、私たちが学ぶ原動力であり、この繰り返しが、私たち人間が様々な発明や発見をして、豊かな文明を築くことができた理由だと思います。
 例えば、イギリスの学者ニュートンは、ある日リンゴが木から落ちるのを見て、「何でリンゴは木から落ちるんだろう?」という「?(ハテナ)」を抱きました。そして、考えて考えて、この地球には「重力がある!」と気づきました。さらにニュートンはそこで終わらずに「では、どうしてリンゴは木から落ちるのに、空に浮かぶ月は落ちてこないのだろう?」という新しい「?(ハテナ)」を抱きました。そしてまた、考えて考えて、「そうか!地球が物を引き寄せるのと同じように、月にも物を引き寄せる力があるんだ!」、つまり、この宇宙に存在する全ての物体は引き合う力(引力)を持っているという「万有引力の法則」を発見しました。
 このように、世の中を前進させるような発見や発明のもとには「?(ハテナ)」がある、ということ、そして、この「?(ハテナ)」をもつ能力は、大きな声では言えませんが、校長先生のような大人になってしまった人たちよりも、みなさんのような柔らかい頭、瑞々しい心をもっている子どもたちの方が強い、と言われています。
 みなさんも、畠山くんのような日常の「?(ハテナ)」を大切にして、この矢野西小学校を「!(なるほど)」や「!(ビックリ)」いっぱいの、ワクワク学校にしていきましょう!

11月9日(火)学校朝会

画像1
6日(土)は気持ちのよい秋空の下、運動会を実施することができました。昨年度同様、様々な制限がある中での開催ではありましたが、西っ子たちは変わらずに元気で一生懸命。それぞれに成長した姿を見せてくれました。このがんばりをみんなで次につないでいきたいです。

【学校朝会での校長挨拶】
 みなさんおはようございます。
 土曜日は全校のみんなが主役のとても気持ちのよい運動会でした。
 みんなが一生懸命に走る姿、楽しそうに踊ったり協力して競技したりする姿には感動しました。本当によく頑張りましたし、とても立派でした。この頑張りを今日からの生活にもみんなで繋げていきましょう。
 今回の運動会のように、みんなで協力して一つのものを作りあげていくということは、実は毎日の何気ない生活の中にもたくさんあることです。人は一人では生きていけませんので、多くの人と一緒に、いろんな関わりをもちながら協力して生活をしています。その中でかけがえのない自分を磨き、一人一人がそれぞれのペースで、成長をしています。何度も話していますが、その自分を動かすのは他の誰でもない自分であって、自分を育てる責任者もまた自分です。今朝もそんなことを話してみたいと思います。
 ここに一つのおもちゃがあります。小さくて見えにくいかも知れませんが、何だかわかりますか?
 「マリオカート」というゲームに出てくる、マリオというキャラクターが、カート(つまり車)を運転しているところを表したおもちゃです。みなさんはまだ、実際の自動車を運転したことはないと思いますが、遊園地のゴーカートやマリオカートのようなゲームでだったら、車の運転を体験したことがある、という人もいるかも知れません。
 このマリオ、よく見ると両手で「ハンドル」を握っています。
 そして足は、「アクセル」と「ブレーキ」のペダルにかけられています。
 「ハンドル」と「アクセル」と「ブレーキ」。自動車を快適に操縦するのに必要な物です。
 ハンドルとは、何をする物ですか?そう、これを回して車を行きたい方向に進める、車を右に左にコントロールする物です。
 では、アクセルとは何でしょう?これを足で踏むことによって、車を動かすことができるペダルです。強く踏むことでスピードを上げることもできます。
 最後のブレーキはわかりますね。これを踏むと車を止めることができます。
 「ハンドル」と「アクセル」と「ブレーキ」は、どれも車を快適に操縦するために必要な物です。
 想像してみてください。ハンドルの壊れた車に乗ったらどうでしょう。進む方向をコントロールすることができないので、目的地に行くこともできないし、ぶつかって事故になってしまうかも知れません。
 では、アクセルが壊れていたら?これでは、そもそも車を動かすことができないか、逆にスピードをコントロールできずに猛スピードで暴走してしまうかもしれません。
 最後にブレーキが壊れていたとしたら、これも恐怖です。一旦走り出したらどこかにぶつかるまで車を止めることができません。
 さて、ここまで車の運転の話をしてきましたが。これを自分を動かすこととして考えたらどうでしょう。自分は自分のハンドルをしっかりと握って、進む方向をコントロールすることができていますか。アクセルが壊れて全然動き出さないか、アクセルを踏みっぱなしで暴走してしまっていることはありませんか。さらに自分のブレーキが壊れていて、やってはいけないこと、言ってはいけないことを、とめることができない、人とぶつかってばかり、という人はいませんか。
 自分にも「ハンドル」と「アクセル」と「ブレーキ」があるとしたら?そう考えてみてください。
 これらを上手に使って、自分を快適に操縦するのは、他の誰でもない自分です。
 運動会が終わっても、みんなが成長し続けるように、それぞれの自分を動かしてほしいと思っています。

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学校概要

令和3年度 学校だより

広島市立矢野西小学校
住所:広島県広島市安芸区矢野西四丁目5-1
TEL:082-888-6601