最新更新日:2024/06/07
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3月25日(木)修了式

今年度最後の登校風景
正門前の桜の花を背にした今年度最後の登校風景です。今日は令和2年度の修了式。今年度はコロナ過の一年ではありましたが、子どもたちは間違いなく、一回りも二回りも成長してくれました。保護者の皆様、地域の皆様、本校教育に対する一年間のご理解、ご協力、誠にありがとうございました。以下は、離任者の紹介も兼ねた修了式での校長挨拶です。

【修了式での校長挨拶】
 みなさんおはようございます。
 学校の正門から見える桜の木に綺麗な花が目立つようになってきました。
 ちょうど一週間前の木曜日。6年生と一緒に登校する最後の日のことです。登校してきたある一年生の女の子が言いました。「私が初めて来たときにもここに桜が咲いてた」。
 4月の入学の時に一年生が見た桜が、春、夏、秋、冬と過ぎて、また綺麗な色で咲き始めています。ちょうど一年が巡り、また春がきたこと教えてくれています。
 今日は、令和2年度の修了式。それぞれの学年を締めくくる最後の日です。
 修了式の「修了」とは、単に終わることだけを意味しているのではありません。少し難しい言い方ですが「学業の一定の過程を終えること」を意味しています。1年生は1年生の、2年生は2年生の、3年生は3年生の、4年生は4年生の、5年生は5年生の、それぞれ一年間で学ぶべき内容を全て学び終えました、という意味です。
 今年度は何と言っても、コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために、約1カ月半の臨時休校がありました。例年より学校に来る日にちは少なく、学校に来ても常にマスクをしたり、楽しみにしていた行事ができなかったり、逆に足りない授業の時間を補うために7時間の授業をしたり、みなさんには少し窮屈な学校生活を送らせてしまったかも知れません。それでも校長先生は、この一年間に、矢野西小学校のみんなががんばっているところ、成長しているところ、優しいところ、素敵なところを、たくさんたくさん見つけることができました。そんな姿を見て、とても嬉しい気持ちになりました。 
 みなさんは、自分で一年間をふり返ってみて、どんなことをがんばったと言えますか。どんなことができるようになりましたか。そして自分やお友達のどんないいところを見つけましたか。もしかしたら、うまくいかずに悔しい思いをしたり、お友達とけんかして嫌な思いをしたりしたこともあったかもしれませんが、それらもひっくるめて、もう二度とない今の学年の一年間が終わろうとしています。
 せっかく一年間を一緒に過ごしたクラスのみんな、先生と、自分たちががんばったところや成長したところを確かめ合って、胸を張って次の学年に進んでください。もし、こうしておけばよかったなぁというような反省や、もう少しこれができるようになりたい、というような思いがあれば、それも忘れずに、次の学年で一生懸命に取り組んでください。
 ドイツの有名な哲学者がこんな面白いことを言っています。「脱皮しない蛇は破滅する」。
 みなさんもいつまでも同じ学年のままでいるわけにはいきません。脱皮して、次のステージ、次の学年に上がらなければ、成長が止まってしまい、破滅してしまいます。
 私たちは、学べば学ぶほど、いろんな経験をすればするほど、賢くなれる、強くなれる、優しくなれると思っています。今年一年間がんばったことできるようになったことをしっかりとふり返り、次の学年でも成長を続けましょう。その気持ちさえあれば、人はいつまでも成長できる、そう思っています。
 
 さて、最後に少し寂しいお話です。この矢野西小学校で、これまでご指導していただいた9名の先生方と毎日おいしい給食を作ってくださっていた2名の給食調理員の先生が、この学校を去られることになりました。お名前を紹介します。今年度4年1組を担任してくださいました東井美香先生、3年2組を担任してくださいました渡邉知子先生、6年1組を担任してくださいました森本晃一郎先生、今年度育児休暇でお休みされていました西村彩香先生、栄養教諭の森山康子先生、1月末まで4年3組を担任してくださいました田中聖先生、1月末から音楽の指導をしてくださいました大木彩子先生、2月から4年3組を担任してくださいました村上成香先生、8月末から2年3組を担任してくださいました上岡千鶴惠先生、給食調理員の打明八千穂先生、同じく給食調理員の西河友美先生です。
 11名の先生方とのお別れは、寂しい気持ちでいっぱいになりますが、これまで、11名の先生方が、この矢野西小学校の私たちのためにしてくださったことに感謝して、また新しい年度のみんなで、力を合わせてがんばっていきたいと思っています。11名の先生方、これまで本当にありがとうございました。
 それでは、児童のみなさん、今日は学年のよい締めくくりをして、また4月から新しい学年で成長をし続けましょう。

3月2日(火)学校朝会

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いよいよ学年を締めくくる3月になりました。6年生とのお別れも近づいています。この季節はいつも、「お別れ」と「出会い」について考えさせられます。そしてその結論は、すべての出会いに感謝すること、そして当たり前のように過ぎる一日一日を大切に、というところに落ち着きます。

【学校朝会での校長挨拶】
 みなさん、おはようございます。いよいよ学年の終わり、3月になりました。
 3月は「お別れの月」、春は「お別れの季節」と言われます。
 先週の木曜日には、「6年生を送る会」がありましたね。
 児童会の5年生を中心に、もうすぐお別れする6年生に、「卒業おめでとう」「これまでありがとう」「中学校でもがんばって」、それぞれの学年からのそんな温かいメッセージが、映像を通して届いたと思います。もちろん、自然にそんな気持ちになれるということは、それだけ6年生が、これまで下級生のみんなを優しく支え、頼もしくリードしてきてくれたからです。そんな立派な6年生も、素直な心で素敵なメッセージを届けてくれた1年生から5年生も、校長先生や矢野西小学校の先生にとって、大切な自慢の子どもたちです。
 さて、今、放送を静かに話を聞いてくれている皆さん。少し、キョロキョロと自分の周りを眺めてみてください。今では、毎日、一緒に過ごすのが当たり前になったクラスのお友達や先生の顔がありますね。3月になったということは、このメンバーで一緒に過ごすのも残り1ヶ月。いや学校に来る日だけを数えると、もう20日もありません。また、3月には転校を予定しているお友達も多くいます。そういう意味では、6年生だけでなく、他の学年の皆さんにとっても、今のクラスの仲間や先生とも、もうすぐ「お別れ」です。
 人は誰でも出会いと別れを繰り返しながら生きています。ですから、一度出会った仲間や先生たちとも必ずお別れをする日がきます。もしかしたら、また同じ学校に行ったり、同じクラスになったり、学校を離れてもお付き合いを続けたりする人もいるかも知れません。でも、今と全く同じメンバーで、今と全く同じように一緒に毎日を過ごすことは、もう二度とありません。
 私たちは、いつかお別れするというこの当たり前のことを、いつもはついつい忘れてしまい、本当は出会っただけでも貴重な仲間や、同じ日は二度とないはずの貴重な一日一日を、大切にできていない時があります。そしてそのことを「お別れ」のたびに思い知らされます。
 もう少しあの人と仲良くしておけばよかった、もう少し優しくしておけばよかった、もう少し毎日を楽しんでおけばよかった、もう少し頑張っておけばよかった・・・とか。
 『星の王子さま』という物語の中で、〈ほんとうのこと〉しか知りたがらない王子さまがこんなことを言います。
 「大切なことはね、目に見えないんだよ・・・」
 この有名な言葉のとおり、本当に大切なものはいつもは見えにくく、気づきにくく、見ようとしなければ見えないものなのかもしれません。私たちには、大切なものが後からわかる、失って初めて本当に大切なものに気づく、ということがあります。
 でも、私たちは時間を巻き戻して進むことはできませんし、そんな「お別れ」の経験から多くのことを学びながら、先に進んで行くしかありません。
 「別れがあるから人の世は美しく、出会いがあるからこそ人の世は素晴らしい」と言います。
 お別れの月、今年度最後の3月ですが、今年のサヨナラの前には、もう少しだけ時間があります。
 せっかく出会えた仲間や先生と過ごす残りの時間を、どうぞ優しい気持ちで過ごしてください。そして、楽しい思い出を、今のクラスや学年でもう一つでも二つでも作ってほしいと思っています。

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