最新更新日:2024/04/25
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広島市立幼稚園19園の各HPは、右側のリンク「広島市立幼稚園の紹介」から御覧になれます。

「広島市立幼稚園教育研究会全体研修会・幼保小接続カリキュラム研究開発事業に係る研究発表会を行いました」(落合東幼稚園)

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 6月10日、本園での、広島市立幼稚園教育全体研修会・幼保小接続カリキュラム研究開発に係る研究発表会において、公開保育、研究経過報告、研究協議、講演を行いました。
 落合東幼稚園は、拠点園の役割の中で、「幼保小連携」の推進を担っています。また、平成27年度からは広島県教育委員会の「幼保小接続カリキュラム研究開発事業」の指定を受け、「自分がやりたいことを見つけ、それに向かって本気で取り組もうとする子どもの育成」というテーマで、落合東小学校と共に研究を進めています。
 当日は、梅雨の晴れ間で暑い日になりましたが、5歳児17名の園児が、1年3組27名の児童と一緒に「すなやつちとなかよし」という生活科の授業で、ペアを組んで山を作ったり、穴を掘って水を流したり、土だんごを作ったりして遊ぶ様子を公開しました。5歳児と小学生が一緒に穴を掘っている場面では、シャベルを持って困っている園児に「このシャベル、大きすぎたん?」「好きなシャベルを持っておいで。待っててあげるよ!」と小学生が優しく声をかけるかかわりが見られました。泥のケーキを作っているところでは、小学生と園児が顔を見合わせながら「気持ちがいいね。ぺちょぺちょしてる!」「チョコレートみたい!」と会話しながら思いを共感し合っている姿が見られました。幼児期の学びの芽生えと小学校教育の自覚的な学びをつなぐスタートカリキュラムの場面を先生方にみてもらうよい機会となりました。4歳児も「新聞紙であそぼう」という活動で、友達と一緒に伸び伸びと楽しく遊ぶ様子を見ていただきました。
 午後からの研修会では、公立・私立の幼稚園、保育園の総勢100名の先生方が集い、学び合う会となりました。講演では、広島大学大学院教授 朝倉 淳先生より「幼保小接続カリキュラムにおける幼稚園のあり方」と題してお話をしていただきました。朝倉先生のお話から「主体的な遊びの大切さ」「幼児期に様々な体験をすることの必要性」「その時期やタイミングを見逃さない教師の支援のあり方や環境の重要性」などを再確認することができました。子供たちが挑戦する意欲をもち、成長していくためには、安心して物事に取り組むことができる環境構成を行い、タイミングを捉えた支援のあり方を考えていく必要があると思いました。
 11月29日には、落合東小学校での公開授業・保育を予定しています。今後も、幼児期の学びの芽生えをしっかりと捉えながら、滑らかな小学校教育への接続を目指していきたいと思います。

写真 上   午前中の公開保育では、 幼稚園と小学校の教師が一緒になって
       合同保育授業を進める様子を多くの先生方に見ていただ
       きました。

写真 中    砂場では、砂や土の感触を十分に味わい、1年生と一緒に穴を
      掘ったり、水を流したりし、思いを伝え合いながら楽しみました。

写真 下   広島大学大学院教授 朝倉 淳先生が、幼児教育から小学校
      教育への接続について、クイズをまじえての和やかな雰囲気の
      中で、分かりやすくお話をしてくださいました。

「特別支援教育の園内研修をしました」(矢賀幼稚園)

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  矢賀幼稚園は、拠点園の役割の中で、「特別支援教育の推進と充実」を担っています。また、昨年度に引続き平成28年度特別支援教育推進校として、「子どもの良さを引き出すための支援や園内体制つくり」―幼児理解の方法とより良い支援のあり方―と主題をかかげて、研究推進を行っています。
 今年度は、本園の教職員だけでなく、広島市立幼稚園全体に参加をよびかけ、園内研修を公開することにしました。第1回目は、5月26日(木)の午後開催し、たくさんの参加者がありました。
 講師は、山口大学教育学部教授の松岡 勝彦先生でした。松岡先生は、特別支援教育を特に応用行動分析を活用して、子供の理解とそれに基づくより良い支援のあり方について考えていく方法を研究されています。
 当日は、「子どもに寄り添う接し方」―上手なほめ方・しかり方―という演題の講演を聞きました。応用行動分析では、「よくならない子どもはいない」「支援方法がマッチしていないだけ」「支援方法を改善する」を基本的な考え方として、課題を的確に把握し、有効な支援を講じていくということを学びました。
 また、「ほめることは積極的に、しかることは控えめに」「できていない点をしかるより、できるように援助しできたらほめる」ことが大切であることも、具体的な子供の姿を例にあげながらわかりやすく話してくださいました。
 講演後の質疑応答では、新採用教員から「気になるところが多くなりつい注意してしまったり、できていないところに目がいきがちになったりしていました。今日の講話から、良いところを見ていくようにすることが大切であることがよくわかりました。」等の感想が
聞かれ、参加された先生方の心にしっかりと残る研修になったようでした。
 今年度は引続き9月11月2月にも、松岡先生を招聘しての園内研修会を予定しています。
矢賀幼稚園が研究推進の拠点になりながら、教員の資質を高める園内研修を進めたり研究実践を発信したりしながら、広島市立幼稚園全体の教育の向上をめざしたいと考えています。

写真 上   山口大学教育学部教授 松岡 勝彦 先生です。

写真 中   優しく楽しくわかりやすく講演をしてくださいました。

写真 下   保育を終えてから駆けつけて熱心に参加している沢山の
      先生方です。


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住所:広島県広島市中区基町20-3
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