初夏の雰囲気が漂っています。
　東京都が令和5年度に実施した改正育児介護休業への対応調査によると、都内に勤務する従業員の育児休業などの取得率が上昇し、過去最高となったことが分かりました。所得期間の長期化も進んでいます。積極的に育児や家事に参加する意識が高まっています。東京都は休業を取得しやすい職場環境づくりに取り組んだ企業には、奨励金を加算する制度を開始し、労働者の休業取得を後押しする方針です。「気兼ねなく休業を取得でいる環境にしたい」と担当者は語っています。働き方改革、休み方改革が進化しています。
　千葉県教育委員会は、不登校児童生徒の学習環境確保に向けた取り組みで、不登校の中学生を対象にした双方向型の授業配信申し込みを受け付けています。県教委によると、自宅にいても学習に遅れが出ないように、5教科で実施します。時間割を作成し、専任の教員がオンラインで質問したり、やりとりしたり、理解度を確認しながら授業を進める予定です。県教委では、配信への参加を出席扱いにすることを、市町村の教育委員会に求めています。「多様な学び方や学びの場を確保することが重要だ。学びたいと思う生徒にぜひ活用してもらいたい」と語っています。千葉県のホームページに説明動画を掲載しています。昨年4月に不登校児童生徒の教育機会確保を支援する条例を施行したことを受けて、不登校児童生徒への支援を強化しています。周知広報活動に努力しています。
　岡山県井原市では来年4月から市内公立中学校に新しい統一制服を導入します。性別に関係なくスラックスまたはスカートを自由に選択することができます。ジェンダーレス制服で性の多様性に配慮しています。５つの中学校でデザインを統一し、まとめて発注することでコスト削減を実現しました。負担軽減を図りました。学校の違いはエンブレムで表現します。新たなトレンドになっています。校則も新時代を迎えています。ひとりひとり個人個人の個性や人権、特徴、多様性を最大限に尊重しあう時代になっています。