最新更新日:2024/05/17 | |
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学校風景
夏の始まりにあたる「立夏」は2024年は5月5日となり、この日は春分と夏至のちょうど中間になります。「夏が立つ」という名前の通り、新緑がまぶしく気候も夏めいてくる頃です。立夏のひとつ前が「穀雨」で、立夏の次が万物が天地に満ちることを表す「小満」です。暦の上では夏がスタートしています。
子供の幸福度に影響するといわれる「アタッチメント」が注目されています。アタッチメントは発達心理学でよく知られた理論で日本では「愛着」と訳されています。不安や恐怖を感じた時に、安心感を得ようとする本能的な欲求や行動のことを意味します。このアタッチメントが世界の子育て支援政策の中で重要視され、欧米のZ世代では、自己理解と他者理解、相互理解、人間関係の改善に役立つと大ブームになっています。人間にとって、安心感は大切です。こどもが健やかに成長し、健全に自立していくために、大人もまた、心も身体も健康であるために、アタッチメントというキーワードで親子や人間関係を見つめなおし、安心安全、幸福を感じるためのヒントを学ぶことは重要です。教育改革が進化しています。 埼玉県日高市の中学校は、4月から中学生の服装自由化を実現しました。これまでの制服、体育ジャージ、私服のどれを着て登校してもよいという制度を採用しました。県内の公立中で初の試みです。現在制服があった昨年度と比べて、風紀の乱れもトラブルも発生していないということです。教育の当たり前を考え直し、「制服は本当に必要か」と疑問を持ち、見直しに取り組みました。保護者の費用負担も課題でした。6万から9万程度の価格で、登下校用のバッグを加えると、コストが心配でした。制服は動きにくく、洗濯しにくいという欠点もありました。アンケート調査では生徒の6割が「必要ない」と答えたそうです。保護者や教職員も過半数が「制服は必要ない」と答えました。学校教育改革や校則見直しが進化しています。ひとりひとり個人個人で考え、判断し、適切に選択して決定する新時代が到来しています。適切に判断し正しく行動できる常識ある人材育成が求められています。道徳教育、心の教育、公共の精神、公徳心の育成が重要です。 |
広島市立城山中学校
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