最新更新日:2024/04/26
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子どもに自己実現力を

子走(しはす)

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 「師走」
 語源には諸説ありますが,年の暮れの忙しさに僧侶・神職・教員などの「師」が「馳す(はす)」,つまり走るという意味です。
 本校も明日の三連休から実質的な冬季休業となります。子どもたちは集会で生徒指導主事の諸注意を姿勢良く聞いていました。このあたりにも先日の学習成果発表会までに身に付いた力が垣間見えました。

 先日も紹介したように,子どもたちの駅伝大会への練習が熱を帯びてきています。正に「子走」です。昨今は指導者主導のスパルタ式指導法に批判が集まり,子どもたちの主体性を大切にした指導のあり方が模索されています。体育的な技能だけでなく,学校教育で行われる学びのあらゆる面で,子どもの力の引き出し方には意欲付けや達成感を生み出す指導・支援の仕組みが必要とされています。とは言え,自分の限界から一歩踏み出すには,強制力や切迫感が大きな役割を果たすことは明らかです。それを自分の中から生み出すことができるようにするのか,外的圧力に頼る人間として育てるのか,それが問われているのでしょう。
 子どもたちの発達段階や実態に応じ,それぞれの主体性を引き出す指導・支援は容易に設定できるものではありません。しかし,科学技術,医療技術,各種運動競技のタイムや成績,技能など,人間は様々な面で進歩・進化を続けています。教育技術においても一層の進歩が求められるのは当然のことです。
 子どもたちが自分の足で主体的に走る「子走」を目指して,来年度も教職員一同ますます研鑽・努力を重ねていきたいと思います。

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