最新更新日:2024/05/30 | |
本日:9
昨日:22 総数:68765 |
修学旅行 in 大山 その1大山到着後雪は多少積もっていましたが,スキー場は閉鎖。雪合戦をしたり,そり遊びをしたり,雪だるまやかまくらをつくったり。雪に親しむことはできました。 アイスクリームづくり体験や水木しげる記念館,水木しげるロード付近の班別自由行動など,天候に応じて臨機応変な学習活動に取り組みました。子どもたちもそれぞれの活動に一生懸命参加しました。 頑張っている自分を知る目的は, ◯スキー体験を通して,学校生活では得がたい自然体験をするとともに,スキーの技能を高めることにより達成感を味わう。 ◯修学旅行の取組を通して,お互いに協力してやり遂げる態度を身に付ける。 ◯集団生活を通して,社会性・協調性・規範意識を高め,公共の場でのマナーを学ぶ。 ところが想定外の暖冬でスキー場に積雪がありません。ギリギリまで判断を待ちましたが,スキーを実施するのは難しい状況です。 直前の結団式では団長である教頭から,不測の事態に備え,臨機応変に対応することが大切,みなさんの日頃培った力が試されます,という話がありました。非常に大切な内容で,子どもたちも押し黙って真剣に聞いていたように思います。 しかし,人間にとって当たり前のことほど取り組むのは難しい。場合によっては苦痛や辛抱を伴うものです。結団式に限らず,入学式や卒業式,全校朝会や授業で長い話や約束事を我慢するのは,一部の子どもたちにとっては特に大変なエネルギーを必要とすることだと思います。ましてや予定していた活動ができないことへのストレスは大きいことでしょう。 裏返しに考えれば,その時こそ人間は「頑張って」「努力して」「辛抱して」いるのだということです。急に予定が変わって困る,話が長くて辛い,姿勢良くじっとしているのが苦しい,そう感じ,考えている自分は,頑張っている瞬間にいるのだと思ってほしい。自分自身をふりかえってほしい。 修学旅行で公共の場に交じり,天候次第の活動に取り組むのですから,思うに任せないことの方が多いでしょう。いつもの学校生活,いつもの学びの場と同じ。友人関係もまた同じ。人生そのものです。 頑張っている自分の姿を見つめる。頑張っている友だちの姿に気付く。 雪のことは天に任せます。 子どもたちのことは自身が自身を見つめる力に任せたい。 行ってらっしゃい。 天候にかかわらず素敵な3日間になることを期待しています。 一年の計
明けましておめでとうございます。
新しい年の初めに子どもたちにした話を紹介します。 あけましておめでとうございます。 どんなお正月を過ごしましたか。「お正月」の歌を知っていますか。「お正月には 凧上げて こまを回して 遊びましょう」「お正月には もちついて おいばねついて 遊びましょう」お正月の遊びや様子が歌われています。 この遊びを家族や友だちで楽しんだ人,おせち料理などのご馳走やお餅をたくさん食べた人,お年玉や年賀状をもらった人,おじいさんやおばあさんの家に行った人,除夜の鐘をついた人,神社に初詣に行った人,旅行をした人……。 そして,今年の目標や約束事を考えた人もたくさんいるでしょう。 「一年の計は元旦にあり」 と言います。一年の最初の日に計画を立て,見通しをもって生活しましょう,ということです。 日本に住む私たちにとって,お正月は特別な日なのです。 でもよく考えてみてください。初日の出のお日様と今日のお日様はどこが違うのでしょうか。1月1日の朝も,今朝も同じように寒い冬の朝です。3月3日だろうが,5月5日だろうが,12月31日だろうが,時間という意味では同じ1日,同じ時間です。ちっとも特別なことはありません。 その日が特別な日になるかどうか。実は,それはみなさん一人ひとりが,その心で決めるものです。みなさん一人ひとりが意味のある日,価値のある日にできるかどうかです。 元旦は日本に住むみんなが「特別な日」と感じ,考えてお祝いするから大特別(おおとくべつ)なのです。日本中のみんなが新しい年を迎えた新鮮な気もちで,これまでの自分に区切りを付け,前向きな姿勢になる。そのような特別な雰囲気のある日だからこそ,一人ひとりが目標や約束事を考え,それをやり遂げようと強く決心する「きっかけの日」にすることができるのです。 私は心が弱いので,約束を先に延ばしたり,今すぐしなければならないことでも,後でやろう,ちょっと後回し,と考えたりしてしまうなど,心をコントロールできないことがあります。お正月などの特別な雰囲気があるときは,そんな弱い心の私でも強い決心をするきっかけのときにすることができるのです。 今日は学校の元旦です。折角の新年最初の日です。みなさんも今までできなかったこと,苦手だったこと,後回しにしていたことに取り組み始める「特別な日」にしませんか。 後で担任の先生やホームの先生に,その決心を話せるといいですね。 引っ越しと年越しみんなで力を合わせ,教室移転を行いました。子どもたちもてきぱきと作業に取り組み,手際よく移転作業を終えることができました。教職員は冬期休業中ぎりぎりまで,子どもたちが気もちよく学習に臨むことができるように教室の環境整備に当たります。 玄関も質素ながら正月仕様に飾り付けました。 令和2年も健やかに,のびのび楽しく学べる場を創ることができますように。 色いろいろ似島は自然豊かなところです。海も山もあり,その移ろいを肌で感じながら生活できます。 既に季節は冬です。この季節に絵を描くとき私たち大人は,白や茶色,黄色や黒などの地味な重い色を選びがちですが,子どもたちはほんのわずかな色を見逃さずに素直に画用紙の上につくっていきます。ピンクやスカイブルー,ラズベリーなど実に様々です。 じっくり詳しく細かく観察ができる力は,基礎的・基本的な学力とつながっていると思います。見る力・気付く力は,私たち教職員にとっても非常に大切な力です。 子どもたちの姿に楽しみな色を見つけました。 学習成果発表会9幼児さんも含め,鑑賞の態度も参観者の感動を高めたひとつの要因だと思いますが,それをつくったのは係の中学生をはじめとした子どもたち全員の力です。 天晴れ! 学習成果発表会8両者とも,内容的・技術的に難しい曲でしたが,練習の成果を出し切った発表になりました。自分のパートを意識し,音を重ねようとすることは,周りの友だちや全体の音をよく聞いていないとできません。本校の子どもたちがそこに集中して取り組んだことが,まず意義深いと思います。今年初めて伴奏も子どもたちが行いました。チャレンジ精神の溢れた合唱になりましした。 学習成果発表会7一人ひとりの声が大きく響き,取組の積み重ねで鍛えられた力と成長を十分に感じることのできる発表でした。全員が自身の存在を精一杯主張しつつ,体育館の外にはみ出すくらいの「みんなでひとつの大きな魚」になることができました。発表に彩りを添えた小道具とその動きも秀逸でした。 学習成果発表会6高等養護部のみなさんの声の存在感が大きく,厚みのある合唱になりました。全員での練習は短い時間しかとれませんでしたが,この歌も一体感のある合唱になりました。 学習成果発表会5学習成果発表会4全員がしっかり前を向いて堂々と歌い上げました。声がよく届き,一体感のある歌になっていました。手話を取り入れ,歌う表情の穏やかな温かさを感じる歌に仕上げました。 学習成果発表会3アナウンスが大変しっかりして,聞き取りやすい速さと発語。声も素晴らしくよく出ていました。語りの内容は,自身の成長を見つめ,学園の生活への愛着を表現した素晴らしいものでした。もうすぐ社会に羽ばたくみなさんの発表として,小中学生も学ぶところが多かったと思います。 学習成果発表会2中学生や小学校高学年がリードして,全員の姿勢が抜群に良くなりました。それぞれの音がよく揃い,一体感のある演奏が磨かれました。 学習成果発表会1好天に恵まれ,大勢のご来賓やお客様に見ていただくことができました。 本校は小学校27名の完全複式,中学校も39名の非常に小さな学校です。内容も,和太鼓部,合唱,群読。高等養護部のみなさんの発表も合わせて2時間弱の短い発表会です。それでも,地域の方々,子どもたちのご家庭や関係者の皆様,前在籍校の学校関係者の皆様に少なからず感動していただけたようです。 最近はどの学校でも,自己表現が苦手,自分の思いを上手に伝えられない,表現のスキルが身に付いていないなどの課題が挙げられています。本校も例外ではありません。特にそれらの活動を苦手とする子どもが多くいます。しかし,今日の発表会では全ての子どもが前を向き,自分の声を懸命に前に出そうとする姿が見られました。こんなに伝える力があるのだと感心しました。 子どもたちが自己表現できるかどうか,それはどのように表現の場やどのように活動内容を仕組むかにも大きなウエイトがかかります。少なくとも本校の子どもたちは成長している。つまり,本校の教職員の取組も成長している。子どもの成長と教職員の成長に一体感がもてる。そこに喜びを感じます。 ととのえてと言っても近々撤去される技術棟で廃品になる予定だったスチール棚を引っ張り出して,教職員が運んできたものです。書架用の簡易棚ですから「立派な靴箱」というわけにはいきませんが,コンクリートの犬走りの上に平置きして雨に濡れることもある子どもたちの上靴を思い,また子どもたちの片付けやすさに配慮した教職員の心配りが詰まった靴箱です。クリスマスプレゼントというには質素すぎるでしょうか。 ネームタックで全員の名前も表示してあります。狭くても子どもたち一人ひとりの場所です。 さあ,脱いだ靴を整えて,姿勢良く行儀良く,「いただきます」の心も調えて,給食の時間です。 見える変化 見えない変化耐震用の柱が設置されたり、壁が補強されて塗り替えられていたり、一部教室が移転されたり、キュービクルが設置されて電線が地中に埋め込まれたり。しかし、目に見える様々な変化より、実は目に見えないところの変化が大きいのは、この1年を工事作業と共に校舎の中で過ごしたからわかることです。先日紹介した、子どもたちを迎え入れるための環境整備も含め、耐震工事を進めるためにどれだけの蔭の支えがあることか。目に見えない内部の補修があることか。そこに携わり、汗をかき、憂慮し、心配し、知恵を使い、工夫を重ね、時にはやり直し、もしくは補充を重ねてきた数多くの人の手間と存在があります。 耐震工事の完成までもう少しです。教室の引っ越しや物の移動、処理を含めると、学校が大変なのはまだこれからですが、見えないところを意識しながら過ごすことができるように、そこに気が付く子どもたちを育てることができるようにしたいと思います。 似島小との交流会2ドッジビーもカローリングも投げるのが難しくて,なかなか思った方向に円盤やストーンが行きませんでしたが,それだけに一投ごとに歓声が響き,盛り上がりました。 学校も学年も混ざって,声も活動もひとつになったひとときです。 たくさんの活動を準備してくださった似島小学校のみなさん,ありがとうございました。 また会いましょう。 似島小との交流会1好天に恵まれ,似島小学校の友だちと時間いっぱい活動しました。 昨年度は土砂災害のためみかん狩りが出来ませんでしたが,今年はたっぷりみかんを頬張って心ゆくまで楽しみました。低学年では背の届かないみかんを採ってあげたり,枝を曲げて取りやすくしたり,1つのみかんを交換して味見したり。身軽な子は木の枝に登って友だちの分まで採っていました。 短い時間ではとても採りきれませんでしたが,それぞれの学校のお土産にする箱がいっぱいになるほどの数をいただきました。 残りは来年の楽しみです。 小春日和「これ何色だっけ。」 「もう少し離した方がいいよ。」 お互いに声を掛け合いながら和やかな空気が花壇を覆いました。 来年の春,入学してくる1年生をたくさんのチューリップがお迎えすることでしょう。 小春日和。 この言葉がぴったりの活動になりました。 引っ越し準備冬休みには元の校舎に引っ越すことになっています。その前に,業務員2名が一生懸命校舎の修繕・環境整備に取り組んでいます。 教室の地窓がほとんど壊れてしまっていたので,頑丈な合板を貼り付けています。清潔感のある明るく落ち着く色合いも考えてもらいました。取り付ける高さにもこだわって,非常にすっきりと整いました。 壁や天井のあちこちに穴が空いていたり,汚れや破損があったり。昭和40年築の歴史と潮風にさらされた校舎は痛みも激しいのですが,子どもたちが新しい気もちでスタートを切ることができるように,教職員一同でできることをしたいと思っています。 |
広島市立似島学園小・中学校
住所:広島県広島市南区似島町長谷1487 TEL:082-259-2311 |