最新更新日:2024/04/26
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子どもに自己実現力を

マリーゴールド

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 チューリップがその役割を終え,しばらく寂しかった花壇にマリーゴールドを植えました。
 穴の間隔を整え,深さを揃えて植えていきました。子どもたちの手がシャボン玉をつかもうとするかのように,苗を優しく柔らかく包み込んでいます。ああ,子どもたちはこんな優しい手ができるんだ,と感心しました。まだ弱々しく儚いマリーゴールドの苗が,彼等の思いやりを引き出したのだろうと思います。
 命にせよ,物にせよ,対象と向き合い,よく見つめて接する経験をすることが大切だと改めて感じました。今はまだポツポツと置かれているように見えるマリーゴールドが,子どもたちの温かい世話によって,たくましく賑やかに花壇をいっぱいに埋める様子が目に浮かびます。


低学年「まちたんけん」3

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 似島少年自然の家では,所長の桑田先生※に案内をしていただきました。室内でもキャンプファイヤーができる設備に感心しました。天井に大きな穴を開け,煙や熱を逃がすようにできている構造に興味津々でした。
 常設バンガローの中は広々としていて,床もしっかり。そろそろ疲れてきた1年生は,「毛布で寝てみたい。」と呟いていました。
 ライフジャケットとヘルメットを借りて,海水プールの見学もしました。流れる水が気もちよくて,「水着来ればよかった!」といつまでも眺めていました。
 近くに暮らしていても,あまり見えていない,気づいていないことがたくさんありました。きっと,子どもたちの成長や発達に応じて,見えるもの,気づくものが変わることでしょう。次の「まちたんけん」がまた楽しみです。

※このページでは正しい「くわた」のフォントが表示できませんでした。申し訳ありません。正しくは「卉」の下に「木」です。

低学年「まちたんけん」2

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 似島学園高等養護部では,宮本園長先生に年間の行事を詳しく説明していただきました。しいたけ,さつまいも,にんじん,ブルーベリーなど,たくさんの野菜や果物を育てていることにびっくり。質問もたくさんできました。
 畑や温室の見学もさせていただきました。しいたけの菌を植えるのに,ドリルで穴を開けることを知り,またびっくり。お兄さんたちが軽々と大きな丸太を2つも抱えて運ぶ姿にもっとびっくり。かっこよかったです。さつまいもの苗の植え方も教えてもらいました。大きく育つといいな。

低学年「まちたんけん」1

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 絶好の晴天に恵まれ,2年生が1年生の手を引いて仲良く出発!多少暑すぎるくらいでしたが,水筒を持たせてもらってのんびり探検しました。虫を見つけては止まり,草花を見つけては止まり,楽しい道中です。

水をまわす

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 前回は上水道,今回広島市の下水道の仕組みについてゲストティーチャーを招いて教えていただきました。
 上水道はある程度目に見える部分の水の流れですが,下水道の水の流れはほとんど私たちの目には見えません。いつも私たちが洗面台や風呂,トイレ,洗濯,調理場から出している水を,様々な技術と工夫で浄化して川や海に戻していることを学びました。目に見えないところはなかなかイメージもしにくいのですが,それだけに興味深い内容でした。正に,「誰も知らないところでこの都市環境と取り組んでいる」と感じました。
 広島市の下水道処理施設は「水資源再生センター」と名付けられています。先日の「すいどう教室」の稿で「水道水は地域社会全員でつくるもの」と書きましたが,水を「再生」している下水道事業も含め,水は地域社会全員の手で回すものなのだとも思いました。限りあるものだからこそ,できる限り再利用して循環させる必要がある。子どもたちもよく理解できたと思います。

努力の価値

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 「驚異の小宇宙 人体」
 言わずと知れたNHK制作のヒット番組です。見ていらっしゃる方は多いと思います。最初の放送は平成元年の6回シリーズで,VHSビデオテープに録画して何度も見たことを思い出します。シリーズ化され,先日新シリーズが放映されました。「遺伝子」についての最新科学について,鮮やかな顕微鏡画像やCG画像を駆使し,山中伸弥教授が大変分かりやすく解説されました。
 これまで,DNAのうち,いわゆる「遺伝子」と呼ばれる2%以外の部分は「ごみ」だと考えられていたのですが,実は「遺伝子」の能力・情報を発動させるスイッチが,その「ごみ」と考えられていた98%の中にある,言わば「宝の山」だった,ということに感慨を深くしました。
 定説や常識を疑い,98%の「ごみ」の中から新たな発見を導き出した科学者には敬服するばかりです。加えて,私たちが感覚的・経験的に子どもたちに指導している「努力」の大切さが,科学的に裏付けられたのだと思いました。

 私たち人類が両親から受け継いだ「遺伝子」には,必ず70カ所程度の突然変異が起きるそうです。つまり,誰にでも両親や祖先から受け継いだわけではない,思いがけない資質や能力,特徴が備わっているわけです。勿論,両親や祖先から引き継いだ力もあります。いずれの力もそれが発動するかどうかは,98%の「ごみ」の中にある,DNAの「起動スイッチ」をONにすることができるかどうかにかかっているというのです。
 つまり,「起動スイッチ」をONにするための刺激が「努力」ということなのです。肉体的・精神的鍛錬や訓練,生活リズム,食事。どういう「努力」の要素がどの「起動スイッチ」に関係しているのか,まだ一部しか分かっていないそうですが,私たちが感覚的・経験的に取り組んでいる内容の中にも,必ずその答えはあるのでしょう。
 イチロー選手(私の中では現役)の「天才」は,自身の感覚や経験の中から,自分の起動スイッチの入れ方をつかんでいて,ONにするための「努力」を妥協することなく継続できることだと考えます。
 「努力」には価値がある。そして,経験的・観念的に言われていたことを裏付ける科学的な根拠が見つかった。とても嬉しい瞬間でした。

 科学も努力も万能ではないかもしれません。しかし大変素敵なものです。

すいどう教室

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 広島市水道局の方々のお出でいただき,「すいどう教室」を実施しました。
 様々な実験用具をご持参くださり,子どもたちが「わあっ」と目を輝かせて覗き込むような実験や講話に,興味津々のひとときがあっという間に過ぎていきました。
 市民が日々安全に,安心して飲むことのできる水道水をつくるための水道局の皆さんの大変な努力と真摯な仕事ぶりがよくわかるお話でした。
 水道をひねると出てくる水も,その一滴一滴が正に「磨きあげられた」と言ってよい製品なのだと思いました。また,その一滴一滴を守ること,水を磨くことは,私たちもできる事業なのだということもよく理解できました。
 水道水は,地域社会全員でつくるものなのですね。


手をかける

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 長い連休の間,あまり世話ができなかったにもかかわらず,畑の野菜たちは確かに伸びて小さながら鮮やかな花や実をつけはじめました。久しぶりの水滴が瑞々しさを際立たせます。抜けるような青空の下,野菜たちがうれしそうに水浴びをしているようです。
 トマトなどは乾燥した高地が原産の植物ですので,そもそもあまり水や肥料などやりすぎないように育てる方がよい,トマト本来の味や色が引き出される,という話を聞いたことがあります。
 多種多様な課題がある教育の場において,子どもたち一人ひとりに寄り添った合理的配慮はとても大切なもので,私たちは日々どのように指導・支援を行うのか,研鑽し工夫し続けなければなりません。
 一方,それが子どもたち本来の生きる力,伸びるはずの力を損なうような過度の助力にならないように,充分留意しなければなりません。彼等の実態と付けたい力の連関を見極め,適切な指導・支援が行われるようにしていきたいものです。

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広島市立似島学園小・中学校
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