最新更新日:2024/05/20
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銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも      (山上憶良 『万葉集』より)

文月の窓

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毎日、猛暑が続きます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
今月も、本校Webページをご覧くださり、ありがとうございます。

7月21日(金) 平和記念公園で 第35回「原爆の子の像」碑前祭を開催しました。
コロナ禍を経て、4年ぶりの現地で、しかも全校生徒が集っての式典となりました。
原爆の子の像は、モデルとなった佐々木禎子さんの遺志を継いで、幟町中へ進学した級友たちの運動に
よって建立されました。その平和への思いを受け継ぐことは、わたしたち幟町中学校の使命だと肝に銘じて、今後も、身近な平和から大切にしていきたいと思います。
当日発表した『平和アピール』は、一人ひとりが、世界で起きている争いや身近な平和について考えたことが出発点になっています。
みんなの願いや思いを持ち寄り、学級、学年、学校全体へとつないでまとめた『平和アピール』を紹介します。
  
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『平和アピール』

78年前の1945年8月6日午前8時15分、たった一発の原子爆弾によって多くの人が命を失い、街も一瞬で灰となりました。身のまわりのすべてのものが突然消えてなくなるなんて誰も想像していませんでした。

佐々木禎子さんはそのとき2歳でした。原爆による白血病により、彼女は12歳で亡くなりました。元気になると信じ、折り続けた「折り鶴」は平和の象徴として世界中に広がりました。ここにある「原爆の子の像」は禎子さんの同級生たちが中心となり、全国から集まった募金で建てられたものです。子どもたちの平和を願う思いが行動となり、実現したのです。今年4年ぶりにここで碑前祭を開くことができました。この先も平和への思いを受け継ぎ、発信していくことは私たちヒロシマの子どもたちの使命なのです。

みなさん、私たちの身近な平和は保たれているのでしょうか。けんか、暴言、いじめ、仲間はずれ。心地よい空間は作れているのでしょうか。

自分のことばかりではなく、一度相手の気持ちも考えてみましょう。おたがいの違いを認め合い、相手の立場に立ってみること。そこに平和への第一歩があるのです。

しかし、世界では争いごとが絶えることなく続いています。戦争は多くの人を巻き込み、多くの犠牲を生んでいます。「戦争」「核兵器」「ミサイル」これらはなんの幸せも生み出しません。たくさんの人の笑顔、命、幸せを奪っていく恐ろしい「凶器」なのです。

今年広島ではG7サミットが行われました。各国首脳がこの平和公園を訪れ、慰霊碑に献花と黙とうをささげました。メディアを通じて世界中が平和を考えるきっかけになりました。

それぞれの国、人には譲れないこともあるでしょう。しかし、私たちは地球というチームの一員です。ここ平和公園の平和の灯(ともしび)は世の中から核兵器がなくなるまで燃え続けているそうです。決してあきらめることなく、核兵器のない地球の実現にむけてまずはヒロシマの私たちから世界中に訴えていきましょう。みなさん立って後ろを向いてください。
「核保有国のリーダーにお願いします。核兵器発射ボタンを押さないでください。」
『これはぼくらの叫びです。』

「世界中の国やリーダーにお願いします。紛争を解決する手段として武力を使わないでください。」
『これは私たちの祈りです。』『世界に平和をきずくための。』

みなさん、前を向いてください。みなさんとともに力強いメッセージを発信できたことで、この平和アピールが完成しました。これからもヒロシマに生きる子どもとしての使命を果たしていきましょう。


2023年7月21日 広島市立幟町中学校平和委員会
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 次回は、葉月の窓を開きます。


            令和5年7月 学校長より

水無月の窓

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 6月23日(木) 第30回ノボリンピック(体育祭)を開催しました。
 感染症対策の緩和に伴い、ご来賓をはじめ、多くの保護者の皆さまに来校していただくことができました。子どもたちの一生懸命な姿に、たくさんの拍手と温かい声援をお送りくださり、本当にありがとうございました。心から感謝申しあげます。
 子どもたちが、NPで何を感じ、何を学んだか、生徒の声を紹介します。

【初めての体育祭・・・1年生】
○ 私たちの組は大差で負けたけど、すごく思い出の残るNPでした。なぜなら、クラスのみんなが頑張っていて、どの組にも負けないくらい協力や団結ができたからです。来年は、係の仕事や手伝いをして、1年生があこがれるような先輩になりたいです。
○ 先輩からたくさんのことを学んだ。特に、応援の声が大きくて順位関係なく後輩に拍手をしてくれてうれしかった。バトンパスのミスがあっても、責めずにやさしい声をかけていて、いいなと思った。応援が大事だとわかったので、もっと全力で応援したい。今年支えられたから、来年は支える側になりたい。
○ 3位だったけど、みんなが盛り上がっていたので、本当に楽しかったです。すごく疲れた一日だったけど、がんばった証拠だと思い、それも、うれしかったです。ほぼ3位だったけど、先輩たちが全力で競技をするのを見て、体育祭はいいなと思いました。来年は、1位になれるように頑張りたいです。だけど、みんなで、力を合わせることが重要です!
○ 家に帰ったら家族にほめられてすごくうれしかった。3年生は、短期間にダンスを創って、覚えて、踊って、しかも、1,2年生のリーダーとしてみんなをまとめ、リレーも全力で走っていて、すごくかっこよかった。

【先輩に続け!・・・2年生】
○ カウボーイやリレーで失敗したらどうしようと思っていたとき、「がんばれー」「ナイス!」という声が聞こえて勇気をもらいました。NPの前に風邪をひいて心配だったのですが、熱が下がって出場することができたし、何より、学校へ行ったとき、みんながやさしく話しかけてくれたのがうれしかったです。
○ 走順を決めるとき、みんなの意見がぶつかり合って、1時間ではなかなか決まらなかった。でも、そのあと、放課後に何名かで考え、いい走順になった!と思ったら、また変わって、最終的にはクラスのたくさんの人が集まって、たくさん話し合って決まりました。本番では、こけたり、バトンパスをミスしてしまったりと、ハプニングがいろいろあったけど、「やる気」と「仲の良さ」は、どのクラスにも負けない1位だったと思う。NP最高!楽しかったー!!
○ カウボーイで負けたのはすごく悔しいけど、この悔しい気持ちは、練習も本番も精いっぱいやったからこその気持ちだと思いました。今年のNPで、クラスが団結できる、みんな本気で走ることができる、ということがわかったので、これから、クラスがどんなふうに変わっていくか楽しみです。
○ 3年生が大きな声で応援をしたり、黄、赤、青の旗を振ったりして、さすがだなと思いました。楽しむときは楽しんで、真剣なときは真剣で、静と動ができていてすごかったです。ダンスも上手で感動しました。来年は、自分たちがダンスをする番です。先輩方に負けないようにがんばりたいです。

【NPは何のためにするのか・・・3年生】
○ みんなで協力することの大切さや、全力を出すことで本当の楽しさを知るため。
○ 勝ち負けを決めるためではなく、勝った人と負けた人とがいっしょに、感情を分かち合ったり、たたえあったりして、学校全体の仲を深めるため。
○ 練習をする中で、一人一人のことが理解できる。いろいろな人と協力して友情を深めるため。
○ 自分たちの成長やクラスの絆を幟の行事として発表できるのがNP。
○ NPがあるからクラスの絆ができる。楽しい思い出もできる。そのために、自分の役割を果たす責任感と人と協力する大切さを学ぶ場である。
○ クラスで話し合い、協力し合い、助け合い、応援して、仲を深めることができるため。
○ 一つの行事を創り上げていく楽しさを知るため。
○ クラスは負けたけれど、みんなが笑顔でいられる居場所になった。一緒に過ごして、どれだけ絆が深まったかのほうが大事だと思います。
○ 練習して、一人一人がやる気と、全力と、あきらめないという気持ちが出てきて、だんだんその気持ちが大きくなって一つになっていって、チームで全力を出すことができた。幟は生徒が創る学校であり、NPがそういう体験をさせてくれた。
○ 綱引きもリレーもダンスも一人ではできなかった。みんながいたからできた。それをわかるため。
○ とても疲れた。でも、疲れた分全力で楽しめた。リレーの時、1年生はかわいくて、2年生は成長していて、3年生はさすが3年!という感じで、どの学年も最高でした!!もう、最後のNPだと思うと、少しさびしい気持ちになりました。NPを続けていってほしいです。
○ わたしたちは応援をがんばりました。学年もハチマキの色も関係なく全員が一生懸命声を出していて、全力で応援するのってすごくかっこいい。次の31回目のNPでも、そのような姿勢であってほしいです。


 次回は、文月の窓を開きます。




            令和5年6月 学校長より
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