最新更新日:2024/05/31
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学校教育目標「ひとりひとりがたからもの」日々宝物の子どもたちの成長のため,子ども達自身も教職員も皆様のお力を借りながらがんばっています!!

後期始業式 学校長の話

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 今日から,後期が始まります。気持ちも新たに,後期はこんなことをがんばりたい,と考えている人も多いと思います。そんな人のために,今日は「目標の立て方」についてお話をしたいと思います。
 突然ですが,校長先生が高校生だった時のお話をしたいと思います。私は,高校生の時,クラブ活動で柔道部に入っていました。みなさんは,柔道というスポーツを知っていますか。
 柔道は,1対1で戦う格闘技です。相手を投げたり,押さえこんだりして,勝ち負けを決めます。柔道では,技の上手さだけでなく,力も必要です。そのため,筋肉をつけるトレーニング,筋トレという練習もありました。筋トレでは,いろいろな道具を使うのですが,その1つにバーベルというものがあります。みなさんは,バーベルを知っていますか。
 鉄の棒の両はしに,鉄のおもりをつけたものです。おもりは換えることができて,重さを自由に変えられるようになっています。このバーベルをこんなふうに上げたり下ろしたりして,腕の筋肉を鍛えます。
 さて,ここでみなさんに質問です。次の3つのうち,私は,どの重さをのバーベルで練習をしていたでしょう。
1 10kgのバーベル ちなみにこれは簡単に持ち上げることができていました。
2 20kgのバーベル これはちょっと重たいと感じたけれど持ち上げることができました
3 30kgのバーベル これはかなり重くて必死にがんばれば何とか上げることができました
 さて,答えはどれだと思いますか。正解は,2の20kgのバーベルです。なぜ,10kgでも30kgでもなく,20kgを選んだのでしょう。実は,柔道部の先生からこんなことを教えてもらったのです。
「10kgのバーベルは,自分にとっては軽いので,筋肉があまり鍛えられない。だから,何回繰り返してもあまり効果は上がらない。ただし,今ある筋肉をそのまま保つためには有効だけどね。」
「30kgのバーベルは,自分にとって重過ぎて,筋肉やその他の部分を痛める恐れがある。自分に一体どれぐらいの力があるのか知るために,試しにやってみる程度ならいいけれど,繰り返しやっていると体を壊してしまうよ。」
「20kgのバーベルならば,自分にとって少しだけ重いので,ちょうど良い感じで筋肉が鍛えられるし,体を痛める恐れもない。だから,トレーニングを続けることができ,その繰り返しによって筋肉もついていく。やがて,筋肉がついてくると,20kgのバーベルでは軽いと感じるようになる。そうなったら,今度はちょっとだけ重いと感じる30kgのバーベルに変え,さらにトレーニングを続けていけばいい。
 さて,話を「目標の立て方」に戻します。目標を立てるときのキーワードは,「ちょっとだけ…」です。バーベルの話のように,自分にとって「ちょっとだけ大変なこと」「ちょっとだけしんどいこと」「ちょっとだけ面倒くさいこと」を,自分の目標にするのです。いきなり大きな目標を立ててしまうと,始めのうちはがんばれるかもしれませんが,やがてしんどくなって続かなくなってしまいます。しかし,自分にとって,ちょっとだけがんばればできることであれば,続けることができやすいのです。そして,がんばり続けていると,やがてそれが大変なことではなくなってきます。その時が,その力が身に付いた時です。
 「継続は力なり」,この言葉を聞いたことがありますか。「継続」とは「続けること」ですから何かをがんばり続けることで,「力」が身に付いていくということです。「継続は力なり」「ちょっとだけ…」を頭に置いて,後期の自分の目標を考えてみてください。
 今日から後期が始まります。気持ちを新たにし,このことをがんばるぞ,と自分の目標を持って,またがんばっていって欲しいと思います。

前期終業式 学校長の話

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 今日で,前期が終わります。それぞれの学年のちょうど半分が終わるわけです。大きな節目ですから,これまでの自分の歩みを振り返ることはとても大切なことです。そのために終業式があります。湯来南小学校だけでなく,日本中の小学校でこのような終業式が行われています。
 ところで,去年も,一昨年も,その前も,ずっとずっと湯来南小学校では,ちょうどこの時期に終業式が行われてきました。いつも10月です。なぜでしょう。もっと言えば,始業式や入学式は4月にあるし,修了式や卒業式は3月にあります。
「校長先生は,変なことを言うなあ。毎年4月に新しい学年が始まって,次の年の3月で1年間が終わるのだから,当たり前のことでしょ。」
 そんな風に思ったかもしれませんね。けれど私は,こんなふうに考えたのです。
みなさんも先生たちも,同じ時間を過ごしています。小学生であるみなさんは,その時間の中で,毎日成長し続けています。「時間」というのは,よくこんな風に(直線矢印)で表されますよね。けれど,こんな風にも(らせん状の矢印)表せるのではないかな,と思ったのです。
 みなさんは,地球が太陽の周りを回っていることを知っていますか。1年間かけて,また同じところに戻ってきます。だから,日本のような国には,四季があります。春は暖かくて桜が咲き,夏は暑くて,秋は涼しくなって木の葉っぱが茶色くなり,冬は寒く雪が降ったりもします。地球や太陽は,毎年,1年かけて,同じ景色を私達に見せてくれます。そして,私たちはこんな風に感じます。
「今年も秋になったなあ。」「もう1年がたったのだなあ。」
そう考えると,まるで地球や太陽が,私たち人間に,
「自分のこれまでを振り返ることは大切だよ」
と,教えてくれているような気持ちになったのです。
 さて,これまでの自分の成長をふり返ってみましょう。みなさんはどんなことが心に残っていますか。どんなことをがんばりましたか。
 昨日と今日の2日間で,担任の先生からお家の方に,みなさんの「あゆみ」が手渡されます。この「あゆみ」も,みなさんが自分の成長を振り返るためのひとつの手掛かりです。学習したことがしっかり身に付いているか,友達と協力して楽しく学校生活を送ることができたか,何が良かったか,これからどんなことをがんばっていってほしいか,そういったことについて,先生からお家の人に伝えています。
あゆみを見ながら,しっかり前期を振り返ってみてください。そして,来週から始まる後期に向け,新たな気持ちでスタートを切れるよう,心の準備をしてほしいと思っています。
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