最新更新日:2024/05/17 | |
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修了式
児童の皆さん、おはようございます。きのうはあゆみを受け取り、がんばっていたことやこんなところに気をつければ、もっと良くなるなどの話をしてもらったと思います。そして今日は、修了式、庚午小学校の一年間の終わりの日です。みなさん一人一人が、一年間よく努力し、終わらせたということを証明するものです。
4月からは一つ学年が上がり、新しい一年生が入って来ます。ですから皆さん全員が、お兄さんやお姉さんになります。庚午小学校の先輩として、一人一人がお手本となる行動を心がけていきましょう。 さて、今日は「努力のつぼ」というお話をします。 皆さんが、何かを始めようとか、今まで出来なかったことをやろうと思った時に誰もが、神様から「努力のつぼ」をもらうのだそうです。 そのつぼの中に一生懸命「努力」を入れていくと、それが少しずつたまって、いつか「努力」があふれる時がきます。努力があふれる瞬間が、できなかったことができるようになるときです。 また、つぼには、いろいろな大きさがあります。例えば、「明日は、忘れ物をしないようにしよう」というときは、ほとんどの人が簡単にできるでしょうから、きっと小さなつぼですむでしょう。でも、「大会で優勝したい」「試合に勝ちたい」などというときには、たくさんの努力をしなければならないので大きなつぼが必要になることでしょう。少しのがんばりでできることは小さなつぼ、たくさんがんばらないとできないことは大きなつぼです。 みなさんは、こんな経験をしたことはないでしょうか。逆上がりができるようにとか、なわとびができるようにがんばっているとき、友達は出来たのに、自分はまだ出来ない・・・・。同じようにがんばっているのに、どうして自分はできないんだろうということがあります。こうなるのは、同じ事を頑張っていても、つぼの大きさが、人によってそれぞれ違うからです。小さなつぼで済む人もいれば、大きなつぼが必要な人もいるんですね。 そして、「努力のつぼ」には、もう一つ特徴があります。それは、つぼの大きさは自分では分からないのでどれだけ頑張ればいいか、知ることができないということです。 あと1日、努力すればできるようになる。あと1回、努力すればできるようになる。 そんなふうに分かればいいのですが、それは誰も分かりません。ですから、あきらめないことです。あきらめたら終わりになります。 努力をしているときは、本当にしんどくて辛いものです。努力をしても、努力をしてもできないと嫌になってしまうこともあるでしょう。 でも、「努力のつぼ」というのは、決して消えたり、無くなったりしません。 あと1日で出来るようになるかもしれないのにあきらめたら、もったいないと思います。これまで苦労して頑張ってきた努力は、間違いなく、そのつぼにたまっています。少しずつですが、水がたまっていくのように確実にたまっているのです。 ですから、あきらめずに、休まずにつぼの中に努力を入れていけば、いつか必ず、あふれる瞬間がきます。何かを始めようとか、今まで出来なかったことをやろうというときには、このことを信じて、あきらめずに挑戦し続けてください。 |
広島市立庚午小学校
住所:広島県広島市西区庚午中一丁目15-1 TEL:082-271-7000 |