最新更新日:2024/04/26
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地震・津波想定避難訓練 校長の話

4年前の3月11日。同じ職場の人に「大変。見て」と言われて、パソコンのネットで見た仙台空港の映像が忘れられません。大量の水が、速い速度で滑走路を滑るように押し寄せ、飛行機や車を飲み込んでいきました。まるでつくりものの映画のようでした。高学年の人たちもテレビから流れてきたあの恐ろしい津波の映像を覚えていることと思います。東日本大震災です。場所によっては 10m以上の高さの津波が襲ってきました。人間などひとたまりもありません。

津波の被害の大きかった岩手県釜石市の港近くにある釜石小学校では、学期末で午前中だけの授業だったため、地震発生の瞬間はほとんどの児童が学校ではないところにいました。でも、児童全員が津波から生き残ることができたそうです。「釜石の奇跡」と言われますが、これはもちろん日頃からの訓練の成果です。
ある6年生の男の子は、2年生の弟と2人で自宅にいました。大きな音で高台に避難するように町内のサイレンや放送が鳴り続ける中、「逃げようよ」と涙ぐみ怖がる弟をなだめ、自宅の3階まで上ったそうです。それは、外を見たときに既に自宅周辺は数十センチの水量で、大人でも歩くことが難しく、自分たちで安全に避難するのはとても無理だと判断したからです。そして、無事、命を落とすことはありませんでした。自分たちの身を自分たちで守ったのです。

津波が来た時、避難するところは、とにかく高いところです。まずは3階より高いところへ逃げます。南観音なら学校、マンション、ビル、ホテル、陸橋など高い建物に避難します。そして、水が引くまで待つ。釜石の子どもたちのように、家に一人でいるときに津波が来るということがあります。まずは3階より高い所ですよ。自分で正しく判断して命の守り方を覚えておきましょう。

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