本日（１１日）の昼休憩に　きこえの子どもたちによる　劇「おもしろ　ももたろう」の発表が音楽室で開かれました。

　この発表は毎年、難聴学級の子どもたちが校内の友達に見てもらおうとこの時期、全員の合同授業で取り組んでいるものです。今年は２年生から５年生までの児童５名が、担任の先生の考えられたオリジナル脚本のもと１５分近くの劇を張り切って演じました。

　鑑賞する他の子どもたちは、自由参加でしたが、全学年のほとんどが観劇しました。きこえの子どもたちの名演技で、教室は何度も爆笑、爆笑のうずに包まれていました。子どもたちの願いである、「自分たちの表現を見てもらいたい！」そして「みんなに楽しんでもらいたい！」という思いは、十分に全校の子どもたちに伝わりました。必ず自信になったのではないかと思いました。

　以前、発表の時に緊張して終わった後に号泣していた女の子も、今年は堂々たる演技で拍手喝采をあびていました。ここ数年の発表を見させてもらうなかで、子どもたちの成長が目に見えてわかり大変うれしかったです。何事も継続は力なりですね。先生方の愛のこもった日々の指導の成果だとも感じ入りました。なんとも幸せな気持ちになりました。

　夏季休業中ではありますが、ことばの教室では、通級している子どもたちのニーズに応じて学習をしています。

　耐震工事中ではありますが、指導者の先生方のスケジュールと合わせ、合間を縫って指導の場を設けています。本日は６名の子どもたちと保護者の方が本校にお見えになっている予定です。

　夏季休業も後２週間を切っていますが、ことばの教室のお楽しみ会が計画されているなど、子どもたちにはまだまだ楽しみな「夏のことばの教室」です。

　他校から通級してこられる児童の担任の先生方、工事中ではありますが、よろしければ、子どもたちの様子を見学に来られてくだだい。お待ちしています。

　本校ことばときこえの教室だより「たれゆえそう」の本年度第１号です。
　次回はいよいよ１００号になります。こうご期待！

　本校第３２代校長、古澤正憲校長先生の時代から同名で出され、関係校にも送られ続けています。
　昨日は本校へ通級している児童の在籍校の校長先生からも御礼のメールが送られてきました。毎回、子どもたちの様子や思いがしっとりと伝わってきます。