最新更新日:2024/05/15 | |
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牛田の昆虫たち 〜ナミハンミョウ〜バラ公園から浄水場のほとりを通り、見立山へと続く道では、高い確率でナミハンミョウに会うことができます。上の2枚はその道の途中で見つけたときの写真です。このナミハンミョウは、人が歩く少し前を数メートル飛んでは止まり、近づくとまた飛んでは止まりを繰り返し、まるで道を教えてくれているかのような様子から、「ミチオシエ(道教え)」「ミチシルベ(道標)」などと呼ばれています。私の父は、「ミチアンナイ(道案内)」と呼んでいました。 非常に美しい体の色は、タマムシと同じように、光の当たり方によって輝いて見える色彩が変わる「構造色」です。このナミハンミョウは、食肉性昆虫で非常に鋭い大顎をしています。雌雄は、この大顎の色で見分けることができます。真ん中の写真は大顎のほとんどが白いので雄、下の写真は大顎の半分が白いので雌です。上の写真では、雄の左前翅が痛み後翅が見えているのが分かります。昆虫はどんな姿になっても、自ら食べ物を探し、子孫を残すために命をつなげようと懸命に生きています。前翅の一部が欠損している雄も、力強く飛び、たくましさを感じました。 ハンミョウは、生息場所を大きく離れることはないので、牛田小学校で発生している可能性もあります。とてもうれしい発見でした。 |
広島市立牛田小学校
住所:広島県広島市東区牛田旭一丁目14-45 TEL:082-228-2592 |