最新更新日:2024/05/15
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平素から本校の教育活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。学校教育目標「『未来の創り手』となる児童の育成」の達成のため教職員一同、取組を推進していきますので、ご理解とご支援のほどをよろしくお願いいたします。

牛田の昆虫たち 〜セスジスズメ〜

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いちばん上の写真は、セスジスズメの幼虫です。右側が頭で、おしりの方についているアンテナのような尾角をぴこぴこと振りながら動きます。脱皮すると、朱色の紋も出てきます。サトイモやサツマイモの葉を食べ大食漢のため、農家の人にとっては害虫となるのでしょう。しかし、幼虫好きには人気があり、私は、丸い紋と尾角の動きにたまらなくかわいらしさを感じています。セスジスズメは、アゲハチョウなどの幼虫とは違い土の中で蛹になります。飼育するときは、容器の中にシュレッタ−にかけたように切った新聞紙などを入れておくと、そこで蛹化します。観察しやすいし手軽なので、おすすめの方法です。

食草は、サツマイモの他にホウセンカなどもあります。牛田小学校では2年生がサツマイモを、3年生と6年生がホウセンカ(下の写真は6年生の学級園)を育てているため、セスジスズメは毎年発生しています。幼虫は、早朝の花壇で見かけることがあります。成虫(中の写真)は、体育館の明かりに集まってくるのか、体育館周辺で目にすることが多いです。

日本ではチョウとガを区別していますが、ドイツ生まれのマリア・ジビーラ・メーリアン(Maria Sibylla Merian 1647年-1717年)が描いた昆虫図譜ではチョウとガの区別はありません。そこでは、幼虫、蛹、成虫がどれも美しく描かれています。今回のセスジスズメは、幼虫も愛らしく、成虫もシュッとした翅をしていて、なかなかかっこいいです。近づいても逃げることなく、じっくり観察させてもらえますので、ガへの見方が変わるかもしれません。
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広島市立牛田小学校
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