最新更新日:2024/05/01
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平素から本校の教育活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。学校教育目標「『未来の創り手』となる児童の育成」の達成のため教職員一同、取組を推進していきますので、ご理解とご支援のほどをよろしくお願いいたします。

牛田の昆虫たち 〜アオスジアゲハ〜

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南校舎の裏のクスノキ(下の写真)です。この木は3階図工室と同じくらいの高さで、牛田小学校いちばんの巨木です。公園や街路樹など、牛田の町でもよく目にします。神社にも植えられていて、鎮守の森の代表的な存在です。

クスノキは、アオスジアゲハ幼虫の食樹です。この夏、何度かバラ園から見立山の間を歩きましたが、途中で必ず高いところを素早く飛ぶ数個体の成虫に出会いました。真ん中の写真が、アオスジアゲハの成虫(2015年採集個体)で、右が翅の表、左が裏です。両翅に透き通る青い筋模様があることがアオスジアゲハの名前の由来です。いちばん上の写真は、前蛹です。建物の壁で蛹になろうとしていました。幼虫の多くは、クスノキの葉の表で蛹になります。クスノキは秋ではなく、春になると一部紅葉して落葉します。越冬する蛹は、幼虫に備わった葉を選ぶ力により、春になっても落葉しない葉で蛹化するのです。

牛田小学校でも、南校舎裏付近の高いところを飛ぶアオスジアゲハを、何度も見かけたことがあります。つい先日の昼休憩、1年生の子供たちが、「何の幼虫ですか?」「どうやって育てるのですか?」と、アオスジアゲハの終齢幼虫を持ってきました。校舎回りを歩いていたそうで、「よく見つけたね。」と感心しました。蛹化場所を探していたのでしょう。現在は、飼育ケースに入れて、1年1組前の手洗い場の上に置いて子供たちが観察しています。牛田小学校のクスノキで育ったアオスジアゲハの幼虫、無事に蛹になれるといいですね。
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広島市立牛田小学校
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