最新更新日:2024/05/20
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

朝、教室を回って 〜私に過ぎたものが一つ〜

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 始業式の朝、校舎内を歩き、すべての教室を見て回りました。

 どの教室も、一つ残らず、机・椅子、児童用ロッカー、雑巾かけ、掃除ロッカーなどが見事に整頓され、子供達を迎えるべく美しく整えられていました。
 どの子も気持ちを新たにし、頑張るぞ!という気持ちになる新年度の朝。そんな子供達を迎えるために、昨晩まで先生方が一生懸命に準備をしてくださいました。素晴らしい先生方です。

 本年度、特に感動したことが二つありました。

 一つは、モニターテレビと教材提示装置の配置のことです。これらをいつも使って効果的に視覚支援ができるよう、この配置をこうしたらどうでしょうかと担当者から提案が行われていたのですが、見事にすべての教室においてそのように配置がされていました。

 本校では、これまでもこれらの情報機器の使用頻度はとっても高かったのですが、子供達の学びの一層の充実を図るため、更に視覚支援を充実したいと考えての提案でした。
 職員室では、「提案されたことは兎に角やってみよう。うまくいかなかったら、また考えればいいのだから。」「どのように配置したか、先生のところを見せてもらってもいいですか。」といった会話が聞こえてきたそうです。

 こういったところが本校の先生方のすごいところだと思います。

 二つ目は、北校舎、南校舎すべての手洗い場の蛇口と、液体石鹸の容器が、同じように美しく整えられていたことです。
 これは今までになかったことで、6年目で初めて目にした光景でした。誰がこのようなことを実現してくれたのか分かりませんが、心から感動しました。

 学校中を回り終え、校長室に戻っても、しばらくの間、涙が止まりませんでした。

 私に過ぎたものが一つ。この素晴らしい教師集団Team Kanzakiです。

新1年生を迎える上級生として

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 4月7日(金)の始業式では、新2年生から6年生まで、とっても立派な態度で式に臨むことができました。本年度も、神崎小学校は大丈夫だと感じました。
 挨拶、返事、姿勢など、この素晴らしさを神崎小にずっと続く伝統にしてほしいとの願いを込めて、子供達に次のような話をしました。
 目の前に座っていた新2年生の子供達が、とっても真剣な表情で、一生懸命に話を聞いている姿に感動しながら、話をすることができました。

<話の概要>
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 皆さんが元気に学校に戻ってきてくれて、また、新しい友達も増えて、とても嬉しく思っています。

 皆さんは、2年生が入学した頃の様子を覚えていますか。

 4月11日(月)、入学式の次の日、正門前に立っていると、重いランドセルを背負い、たくさんの荷物を持ち、よちよち(?)、よたよた(?)と歩きながら近付いてきます。そして、私の顔を見上げ、嬉しそうに「校長先生だ!」と言いながら、「おはよう。」「おはようございます。」と挨拶をしてくれました。たくさんの子が、かわいい笑顔で挨拶してくれて、とっても幸せな気分になりました。

 しかし、その頃、1年生は、誰一人、立ち止まらない。ほとんどの子が、会釈もせずに挨拶をしていました。入学したばかりなので、当然といえば当然のことなのですが・・・・。

 この1年生に、上級生のお兄さんやお姉さん達がどのように接していくのか。
 先生方がどのように指導を重ねていかれるのか。
 そして、この1年生がどのように変っていくのか。
 もう楽しみで、楽しみで、たまりませんでした。

 3日後の4月14日(木)、登校してくる1年生の中に、まだまだ少ないのですが、お辞儀をしながら挨拶をする子ども、立ち止まって挨拶をする子どもが見られました。
 その時、何より嬉しかったのは、一緒に登校しているお兄さん、お姉さんの中に、正門から10m、15m離れている頃に、1年生の耳元に口を寄せ、身振りから、お辞儀をするように話している様子が窺える姿が見えたことです。私の前に来て、自ら模範を示しながら、その通りやるように1年生に話している姿が見られたことです。
 なかなか神崎式で挨拶をしない1年生に、「これではいかん。」という気持ちになっている様子が窺えて、微笑ましく思いました。

 そして、更に1週間後の4月20日(水)には、1年生の半分を超える程の子ども達が、立ち止まってお辞儀をしながら挨拶をしてくれるようになりました。そして、6月になると、全員ができるようになりました。
 それから3月24日の終了式の日まで、とっても丁寧で、礼儀正しく、気持ちのよい挨拶を、全員がずっと続けることができました。
 皆さんは当たり前に思っているかもしれませんが、これは、とっても、とっても素晴らしいこと、すごいことなのです。

 校長先生が神崎小学校に来てから2年前まで、新入生の20人ぐらいは、最初から、立ち止まって挨拶をしていました。でも、5月、6月になると、誰もしなくなったんです。挨拶も余りできなくなりました。今と逆ですね。
 なぜだか分かりますか。それは、上のお兄さんやお姉さんが、余り上手に挨拶ができていなかったからなのです。
 でも、2、3年ぐらい前から変わってきて、去年は、2年生から6年生のすべての人が、礼儀正しい挨拶をするようになりました。そのお兄さん・お姉さん姿を見て、その姿に影響されて、1年生がちゃんとできるようになったのです。
 神崎式の挨拶を行う2年生から6年生までの上級生がいる限り、この挨拶の習慣は、毎年必ず、次から次へと1年生にも受け継がれていくと思います。そして、神崎式の挨拶が、いつか、決して崩れることのない神崎の伝統になることを、神崎学区の当たり前の風景になると信じています。

 地域の方や、保護者の方から、「神崎小学校の子供達がとてもよく挨拶をしてくれます。子供達のことを誇りに思います。」という声を聞くようになりました。明るく、元気で、礼儀正しい皆さんの姿が、多くの方々に感動を与えているからこそのことだと思いました。

 また、今朝、早く、教室を見て回りました。どの教室も、皆さんを迎えるために、机も椅子も、ロッカーも、雑巾掛けも、とってもきれいに整えられていました。皆さんが勉強しやすいように、モニターテレビも黒板の横に置かれていました。
 また、手洗い場は、どの手洗い場も全部、蛇口がおなじ方向を向き、手洗い用液体石鹸の容器が同じ間隔できれいに並んでいました。
 皆さんが、よい気持ちで、がんばるぞ!という気持ちで新年度を迎えることができるよう、先生方が一生懸命掃除をしたり整頓したりしてくださったのです。

 こんな素晴らしい先生方、そして、こんな素晴らしい神崎っ子の皆さんと一緒に過ごせることを、心から幸せに思い、感謝しています。

今年度1年も、みんなで頑張りましょうね。
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子供達が帰ってきました!

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 4月7日(金)、平成29年度前期始業式の日。私の大切な子供達が学校に帰ってきました。霧雨の降る中、いつもより早めに登校してくる子供達。明るい表情や弾む友達との会話の中に、新年度を迎える子供達のやる気が感じられました。
 昨年度と同じように、子供達の気持ちのよい挨拶と笑顔が、私の心を喜びでいっぱいにしてくれました。
 進級した子供達に励ましの言葉を掛けていきましたが、特に心に残ったのが新6年生の反応でした。「最高学年だね。宜しく頼みますよ。」「遂に6年生になったね。頑張ったね。」などと声を掛けると、益々大きく見えるようになった6年生が、とってもいい笑顔で「はい。」とか「頑張ります。」と応えてくれました。頼もしい限りでした。
 こんな子供達と一緒にまた1年間過ごせる喜びを思い、感謝した次第です。

 就任式、始業式には、新2年生から新6年生が参加しました。入学式までは椅子が並べられており、そこに座っている子供達の様子は、3月の卒業式の時のあの雰囲気と変わりませんでした。座る姿勢、話を聞く態度、挨拶や返事、礼をする態度、とっても立派でした。

 今年も、全児童の入場が終わり、開式を待っているところに、3名の転入生と保護者の方が入られました。保護者の方は、一歩、体育館に入られたその瞬間、落ち着いた静まり返った雰囲気に気おされたように足を止められ、「わっ、すごい。」と言われたそうです。全ての式が終わった時、子ども達の姿勢のよさ、話を真剣に聞く態度に感動したとお話しくださいました。
 私達にとっては当たり前と思っていることが、初めて学校においでくださった方にとってはそうではないこと、しかも、よいことでそれを御指摘いただけたことは、大変ありがたいことと感謝するとともに、子供達や先生方を誇りに思う気持ちが更に大きくなりました。

入学説明会でのお話

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 入学説明会では、新1年生の児童、保護者の方々へ、次のようなお話をいたしました。
 保護者の方々と学校が、強い信頼関係のもとに、緊密に連携をとって子供達の教育に当たることができたらと願っています。

<以下、話の概要>
 皆さんは、小学校に何をしにくるのですか? そう勉強をして、立派な人になるために来るのです。
 小学校には、皆さんが勉強がよくできるようになるための、魔法の言葉があります。それは、「足ペタ、ピン、トン、シー」です。人のお話を聴く時は、足をペタッと床につけ、背筋をピンと伸ばし、手を膝の上にトンと置き、口を閉じてシー、という意味です。
これを覚えて、きちんと行うと、勉強がとってもよくできるようになります。校長先生が約束します。
 校長先生の後について言ってみてください。「足ペタ、ピン、トン、シー。」
 よく言えました。これは、是非、覚えておいてくださいね。
 次は、自分でやってみましょう。
 「足ペタ。両足ペタッと床につけて。ピン。背中を伸ばして。トン。両手を膝の上に置いて。シー。口を閉じて、おしゃべりをしません。」
 上手です。とってもよく出来ています。すごいですね。
 では、これからお家の方にお話をしますから、そのままでいてくださいね。

 一昨年の4月10日(金)、正門前で、お父さんと一緒に登校してきた一人の1年生と知り合いになりました。彼は、お父さん、お母さんが大好きで、二人と別れて学校に行くのがとてもつらかったのです。お父さんの手を離さず、涙を流していました。
 お父さんもつらかったと思います。お父さんは、それは、それは優しい眼差しで彼を見つめながら、励まし続けていました。そして、最後に、しゃがみこむと、同じ高さになった彼の目を見つめ、「お父さんがぎゅーっとしたら、行けるかな。」と言いました。そして、彼を抱きしめました。とってもすてきなお父さんでした。

 お父さんのパワーをもらった彼は、お父さんの手を離し、一人正門を入っていこうとするのですが、どうしてもお父さんのそばに引き戻されてしまいます。
 そばで見ていた私は、思わず、「じゃ、校長先生もぎゅーっとしてあげよう。」としゃがみ、彼を抱きしめました。そばにおられた何人かのお母さん達が、「うゎー、いいね。」「校長先生のぎゅーなんて、特別よ。」と励ましの声を掛けてくださいました。
 その後、彼は、涙を流しながらも、私と手をつないで、振り返り振り返りしながら、靴箱の方へ行くことができました。

 そして、土、日を挟んで、4月13日(月)、正門前でお父さんに連れられた彼に出会いました。今日も、お父さんと別れるのがつらい様子です。
 しかし、今日の彼は違っていました。お父さんの言葉に励まされると、自分から手を離し、涙を流しながらも、振り返り振り返りしながらも、友達と一緒に靴箱の方へ行くことができました。一段、成長した彼の姿がありました。

 4月14日(火)には、お父さんではなく、1年生の友達と手をつなぎ、正門を通ることができました。ちょっと涙目で私を見上げながらも、そのまま靴箱の方へ歩いていきました。少し離れてついて来ておられたお父さんは、門柱の側に立ち、黙って見送っていらっしゃいました。
 「1年生は、日毎に成長の様子が分かりますね。」と言うと、「そうですね。」と、にっこりされました。

 15日(水)には、お父さんの付き添いはなく、1年生の友達と手をつないで、登校してきました。私を見上げた目は、まだ涙目のように感じましたが、ちゃんと登校出来ました。

 そして、16日(木)、1年生の友達と手をつないで登校してきました。私のそばを通る時、今までと同じように私の顔を見上げました。しかし、その目は、今までと違って、「もう泣いてないぞ。」と言っているようでした。凛々しく感じました。この日から、毎朝、「よく頑張ったね。」「えらいぞ。」と声を掛け、頭を撫でてあげるのが私の日課になりました。

 このように、1日、1日と成長していく1年生の姿を、毎日、各教室で見ることができます。教員であることの特権でしょうか。とても幸せなことです。

 親の愛情をたっぷり受けて育った子どもも、いつか必ず親元を離れ自立しなければならない時がきます。子どもも辛いですが、親も辛いものです。しかし、子ども達は、その成長のステップを、一段ずつ確実に上がっていきます。私達は、親も、教員も、それを信じて、励まし、見守り続けることが大切です。

 そして、その年度の卒業式のリハーサルでのことです。私は、ちょうど目の前に座っていた1年生の頑張っている姿に、心を奪われてしまいました。

 「大好きな6年生のお兄さん、お姉さんのために頑張るぞ!」という気持ちが、背筋をぴんと伸ばして座っている姿に、最前列の子供達のきれいに揃った足のシルエットに、6年生の顔を見つめる眼差しに、溢れ出るように現れていました。

 1年前の入学式での、まだ幼稚園の雰囲気が残っている子供達の様子を覚えています。しかし、わずか1ヶ月ほどで、その園児らしさが消え、すっかり小学生らしくなりました。そして、今、卒業式リハーサルの1時間半もの間に、「神崎っ子」として立派に成長した姿を見せてくれました。
 感動しました。

 昨年度、2年生になったこの子は、毎日元気に登校しました。5月頃までは、毎朝、私のそばに寄ってきて、私に「頭をなでて。」「褒めて。」と視線を送っていました。しかし、6月に入ると、そんなこともなくなりました。丁寧に挨拶はしてくれますが、1年間続いた、「がんばったね。」「えらいぞ。」という声かけ、そして、頭をなでるという、私の役割は終わったようです。

 本年度入学してくるこの子ども達も、必ずや、一歩一歩成長の階段を登り、立派な神崎っ子になっていくと確信しています。なぜなら、素晴らしい模範を示してくれる2年生から6年生の子ども達が側にいるからです。子ども達をしっかりと受け止め、「子ども達のために」「我が子ならば」を合言葉に、一生懸命指導を行う素晴らしい教職員がいるからです。私は、広島一の子供達、広島一の教職員集団だと思っています。どうぞ安心してお子様をお任せください。

 また、もし何かありましたら、遠慮なく、担任に、教頭、校長に御相談ください。私達は、いつでも耳を傾け、保護者の方と共に対応してまいります。

入学受付、入学説明会で

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 4月3日(月)、平成29年度の入学受付を行いました。男子54名、女子40名、計94名の新1年生の入学受付を受理しました。新1年生は3学級になります。

 ステージの前に設置された低学年用の椅子に座った子ども達。
 「卒園式の時の座り方をしましょう。」というと、少し前に座り直し、足を床に付け、背もたれから背中を離して背筋をピンと伸ばし、手を膝に置いて、とってもよい姿勢がさっとできました。
 勉強がよくできるようになる魔法の言葉「足ペタ、ピン、トン、シー」(足をペタッと床につけ、背筋をピンと伸ばし、手を膝の上にトンと置き、口を閉じてシー。)を教えると、更にみんなきちんとできました。
 返事も,挨拶も、元気よくはっきりとできました。
 褒めてもらうと、さらに素晴らしい態度になりました。
 素晴らしい子供達だと感じました。

 そこで、保護者の方々に話をする間、その姿勢のままで頑張るように言い、子ども達の間を抜けて保護者の前に立って話し始めました。
 子ども達は一歩一歩階段を登るように成長していくこと、時には親の元を離れていこうとする子供の背中を押してやる勇気が必要であること、そうした子供達を学校と保護者が信頼し合い、連携して見守り、導いていくことが大切であることを話しました。

 少し長くなりましたが、その間、後ろの方から話し声はまったく聞こえず、ざわつく感じもなく、話に集中することができました。子ども達は、とっても立派な態度で待っていてくれたのです。

 また、学校探検での見学する時の態度、話を聞いたり、歌ったりする時の態度も、とってもよかったようです。

 とっても素晴らしい94名の新1年生。入学式の日がとっても楽しみです。
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