最新更新日:2024/04/25
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

技能を高めただけでは出し得ない美しさ

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 1月26日(木)、校内研修会の席上、広島市教育委員会の音楽科を担当する指導主事の方から、今年の文化の祭典(音楽の部)での本校5年生の発表について、次のようなあたたかいメッセージをいただきました。それは、「神崎の子供達の発表に感動しました。神崎の子供達の歌声や姿勢、態度を通して、歌唱技能を高めただけでは出し得ない美しさを感じ、言葉ではうまく表現できませんが、深く感動しました。」という内容のものでした。
 私としては、何よりも嬉しい評価でした。
 
 全教職員による取組の中心、要となって指導に当たってきた音楽専科の佐々木教諭から、文化の祭典(音楽の部)に向けた取組の様子と成果についてお知らせします。

<以下、佐々木教諭の報告書から>
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 文化の祭典が終わり、子供達が一生懸命に書いた感想文は、やり遂げたという満足感で溢れていました。

 トーンチャイムでは、「集中力がアップした」という記述がたくさんありました。トーンチャイムは一人1音、70本のチャイムで7パートに分かれて演奏します。他のことを考えたり、ぼーっとしたりしていると、直ぐに鳴らし損ねてしまいます。そこがトーンチャイムの面白さであり、スリリングなところです。子供達は、チャイムを鳴らすときには、一音一音心をこめて、きれいな音を出すように心がけていました。

 また、合唱をしている時も、子供達は頭も体もフル回転しています。全身を使って声を出しながら、自分の声を聴き、隣りの人の声を聴いて、声の響きと高さを揃え、さらに発音に気を付け、指揮を見て強弱を付けています。勿論、パート全体の声、他パートの声、ピアノも聴いています。と同時に、次のフレーズをどう歌うかを考えていますから、合唱は大変なのです。合唱もぼーっとしている暇はありません。みんなの集中が高まると、美しいハーモニーが生まれます。ですから、練習を積むと集中力も自然に高まるのです。
 合唱の最後、「『歌声はー。』と声をのばした時、みんなの声がよく出て張りがあったので、成功したと思った。」という感想がありました。「最後の音は自分でも心に響いて気持ちよくて楽しかった。」という感想もありました。その直後、大きな拍手が起こった時には、胸いっぱいの大きな喜びを感じることができたようです。(声を出しながら成功を感じたというのですから、演奏しながらも自分達の演奏を客観的にとらえているわけです。それだけ歌いこんでいる裏返しでもあります。)

 また、「自信がもてるようになった」という記述がたくさんあることに、驚きました。練習を積んだから、ステージ上で緊張しても自信をもって歌えた、という意味だけでなく、行事への取組を通して、自分に自信をもてるようになった、という子供達がいました。嬉しいことです。何かに一生懸命に取り組んで達成感を味わうと、自己肯定感も高まるのです。
 ふだん控えめな子や歌が苦手な子供達からも「こんなにがんばった。」「やってよかった。」「成功した。」「聞き手を感動させることができた。」といった文章がたくさん出てきました。自分なりに一生懸命に精一杯取り組んだということがよく分かり、嬉しくなりました。
 自分達の演奏を聞いてくださった先生方が涙される姿を見て、おうちの方からもほめられて、ますます自己肯定感も高まっていったことでしょう。

 文化の祭典で、本校の発表を聞いた音楽部会の先生方から「どうやったら、あんな演奏ができるのですか。」と聞かれました。
 その質問に対して答えることができるのは、1年生の時からの先生方の御協力と積み上げがあったからこそだ、ということです。歌だけでなく、学習態度、生活態度の全てにおいての積み上げです。
 その根底には「神崎っ子の誓い」「躾の三か条」「神崎っ子の朗唱24編」を柱とする本校の取組があります。年々子供達が素直になっているのを感じます。素直になれば、教えられたことをよく吸収でき、さらに伸びようとする力もわいてきます。全てが好循環を生んでいるのです。
 私は、音楽の授業で教えているだけで、学級での歌の練習も、全体練習前後の動機付けやフォローも、文化の祭典当日の出欠席の確認や引率、写真や動画の撮影などを、担任の先生方をはじめ他の教職員が全部してくださっています。それは、先生方が、全校合唱の取組に価値があると捉えてくださっているからだとも思います。ありがたいことです。先生方の日々の御指導と音楽科への御理解・御協力に深く感謝しています。
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神崎っ子の模範となる6年生

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 1月13日(金)に、6年生は、オタフクソース株式会社お好み焼き課から2名の講師をお招きし、広島風お好み焼きの作り方を伝授していただく「お好み焼き教室」を行いました。
 その中で、神崎っ子の最高学年である6年生の素晴らしさを、たくさん観ることができました。

○ お好み焼きの栄養バランスについての学習では、家庭科で学習してきた知識を生かし、具材を3つの栄養バランスに瞬時に分類して答える子供達に、講師の方から「すごいね〜。」という驚きの声が上がりました。
○ 講師の方が、鉄板にお好み焼きの皮をきれいに丸く薄く作られるのを見て、「お!!」〜と歓声を上げる素直な子供達。
○ 班毎に実習に入り、友達がうまくひっくり返せると、自然と拍手が起きるあたたかな人間関係の子供達。
○ みんながが焼きたてのお好み焼きを食べることができるよう、机を拭いたり、椅子を並べたり、お茶を配ったりと、進んで働く子供達。
○ 1時間の学習の感想を発表しようと、進んで挙手するたくさんの子供達。

 「聞く時はしっかり聞き、作る時は本当に意欲的に活動し、素直にたくさんの感想も言ってくれる。こんなに気持ちよく授業をさせていただけた6年生は初めてですっ!」
 講師の方から、お好み焼きセットとともに、こんな言葉もプレゼントしていただきました。

 素晴らしい神崎っ子の、そのまた模範となるとってもとっても素晴らしい6年生。神崎小の誇りです。

挨拶運動(ふれあい活動推進協議会)の中で

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 1月23日(月)、とっても寒い朝になりました。そのような中、早朝から、たくさんの保護者、地域の方々が学校においでくださり、登校してくる子供達を迎えてくださいました。

 多くの方々が迎えてくださる中、子供達は、いつも通り挨拶をすることができたのでしょうか。私は、飼育小屋の前で子供達を迎えたので、正門前での様子が分かりませんでした。
 しかし、挨拶運動が終わり、帰っていかれる保護者の方々の様子を見て、子供達が今朝も普段どおりに挨拶を頑張ったのではないかなと思いました。それは、保護者の方々が、創立記念碑の前に立っている私に、とっても素敵な表情で挨拶をされながら帰っていかれたからです。保護者の方々の挨拶は、私の心を安らかにし、元気をもたらしてくださるような、気持ちのよいものばかりでした。

 今朝の挨拶運動の機会に感謝しています。

背を向けて作業している私に

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 1月20日(金)、児童会の委員会委員長さんたちによる挨拶運動が終わりました。私は、温室に入り、南校舎に背を向ける形で、花にまく液肥の用意をしていました。
 ふと、人の気配を感じて振り返りますと、その私に向かって、一人の3年生が温室の入り口に立ち、「おはようございます。」と挨拶をしました。遅刻ではありませんが、少し遅れて登校してきた子でした。
 それからまた暫くして、南校舎の方を振り返りますと、渡り廊下の向こうに、一人の男の子が直立して、こちらを見ていました。目と目が合うと、彼も、「おはようございます。」とお辞儀をし、足早に靴箱の方へ歩いていきました。
 話としてはそれだけのことですが、このような形でも、挨拶の言葉をきちんとかけてくれる子供が育っていることを、大変嬉しく思いました。

「神崎の魂」を子供達に継承していくために 〜とんど祭りに思う〜

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 1月14日(土)、神崎学区とんど祭りの前日。竹採り、櫓の組み立て、食べ物の下ごしらえ・・・と、一日をかけて準備が進められました。
 竹採りは湯来まで行っての作業でしたが、この冬一番の寒気の影響で、15センチもの積雪と強風の吹く中での大変な辛い作業になりました。昼から運動場で行われた櫓の組み立ても、冷たい風が吹く中、中心に立てる竹が大きく揺れたり、縄に付けた書初めが舞ったりするなど、例年になく大変な作業になりったとのことでした。
 しかし、参加された地域の方々の強い思いが結集し、いつもと変わらないとっても立派な櫓が完成しました。今年初めてその様子を見させていただいた教職員は、その素晴らしさに心から感動していました。

 また、1月15日(日)、とんど祭りの当日は、中区で19センチの積雪を記録する33年ぶりの大雪になりました。運動場も櫓も、すべて雪に覆われて白一色でした。気温も上がりません。そんな中、多くの方々が、一生懸命に御自分の役割を果たされ、素晴らしいとんど祭りとなりました。

○朝早くから、通路となる部分の雪かきをされている姿。
○櫓の飾りやたて看板、子供達の書初めに積もった雪を丁寧に払っていかれる姿。
○会長さん達が、雪で頭をぐっしょりと濡らしながら神事、開会行事を進められる姿。それを見かねて、そっと側に行かれて傘をさされる方の姿。
○あったかい食事をもてなすために一生懸命調理し、満面の笑顔で飲み物や食べ物をふるまっておられる姿。
○おいしい物を食べながら、とっても楽しそうに話し、笑っておられる地域の方々の姿。
○雪が降る中、雪や水びたしの運動場の真ん中で、燃え終わった炭や灰を片付け、グランドを元に戻すためにスコップをふるい、土嚢を運ばれている姿。

 私は、そうした姿を忘れることができません。

 こんな方々によって行われるとんど祭りだからこそ、神崎学区青少年健全育成協議会中元会長は、その象徴である櫓を指して「これは神崎の魂です。」と言われるのです。
 神崎小学校では、こののような「神崎の魂」を、神崎の素晴らしい伝統と文化を継承し、神崎を愛し誇りに思う子供達を育てていきたいと考え、教職員が一丸となって本校の特色ある教育活動に邁進しています。神崎学区においてまちぐるみで進めていただいている「笑顔輝け!神崎っ子運動」に直結した学校教育を行ない、家庭・地域と一体となって子供達を育ててまいりたいと考えています。

 土曜日の準備では、櫓に巻く「はかま」づくりに、たくさんの子供達が参加しました。特に「ぼくたち、わたしたちのKanzaki未来プロジェクト」を行っている6年生は、人数が多かったこと、積極的に取り組んだことだけでなく、これまで1年、2年と経験してきた児童もいて、作り方を覚えている子が下級生を助けたり教えたりしている姿があちこちで見られました。そして、その周りには、たくさんの地域の方々がいてくださり、教えたり、助けたりしてくださっています。
 このようにして、少しずつですが、神崎の伝統と文化、「神崎の魂」が子供達に伝えられ、引き継がれていくことができれば、と願っています。

 中元会長が開会の挨拶の中でも言われましたように、この神崎版まちぐるみの教育「笑顔輝け!神崎っ子運動」の取組を、今後、いっそう深く、さらに広く浸透させていきたいと考えています。1月から、「笑顔輝け!運動」を支えるための募金活動も始まりました。御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。

この冬一番の寒気が流れ込み・・・

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 この冬一番の寒気が流れ込んだ影響で、昨日1月15日(日)、広島市は大雪に見舞われ、あちこちで交通機関の混乱などが生じました。
 今朝も、気温が上がらず、あちこちの道路が凍結していました。神崎学区も同様で、特に2号線沿いの歩道や陸橋は、残った雪がカチンカチンに凍り、危険な状況でした。

 こうした中、7時前には、交通渋滞を予測して、普段より早く出勤してきた先生方が何人もいらっしゃいましたので、先生方からも提案をいただき、中庭や正門前の歩道の除雪、陸橋や2号線沿いの歩道への融解剤の配付を行いました。
 厳しい寒さの中、子供達や地域のために、自分の仕事を少し脇に置いて、こうした作業を積極的に行ってくださる先生方がいてくださることを、大変頼もしく、また、ありがたく思っています。

 また、多くの地域ガードボランティアの方々、PTAの方々が、長時間にわたり、見守り活動を行ってくださいました。お陰で、転倒などによる怪我もなく登校することができました。ありがとうございました。

歩道の凍結注意!!

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 おはようございます。
 この冬一番の寒気の到来により、昨日から低温が続いています。また、昨日の大雪による雪が残っていて、歩道や陸橋の路面が凍結し、滑りやすくなっています。
 滑りにくい靴を履き、転倒しないように十分に注意して登校するようにさせてください。
 どうぞ宜しくお願い致します。

神崎の光になりましょう 〜学校朝会で〜

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 しーんとした体育館に入ると、寒気とともにその凛とした雰囲気に背筋の伸びる思いがしました。長い冬休みでしたが、どの学年の子供達も、12月最後の学校朝会の時と同じように、いえ、それ以上に立派な態度で開会を待っていました。また、「これから学校朝会を始めます。」の司会の言葉に続く全児童の「はい!!」という返事や、「朝の挨拶をしましょう。あけましておめでとうございます。」に続く挨拶の張りのある大きな声に、神崎の子供達の素晴らしさを感じ、安心すると同時に、今年もこの子供達と一緒に過ごすことができる喜びを感じました。

 校長挨拶では、初めに、正門前で、やる気のある表情の子供達、笑顔いっぱいの子供達、丁寧な挨拶をする子供達を迎えた時の喜びや、新年の挨拶をきちんと行う子供達がたくさんいたことの驚きや感動を伝え、とってもとっても幸せな気持ちにしてもらえたことを話しました。
 そして、次のようなメッセージを子供達に伝えました。

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 5年前、私は、今の5年生と一緒に、神崎小学校に来ました。今、神崎小学校は、その時よりも、もっともっと明るくて、さわやかで、あたたかな雰囲気の学校になったと思います。それは、皆さんや先生方が、教室は勿論、廊下で出会った時も、気持ちのよい挨拶をすることができるようになったからです。
 たとえ一人でも、行動することができる人の力は大きいのです。だから、たった一人でも、素晴らしい挨拶を行えば、相手の人を幸せな気持ちにすることができます。
 この神崎小学校には、そんな素晴らしい挨拶をする子供が400人もいます。だから、400人の子供達と毎朝出会う私は、それは、それは大きな喜び、感動、幸せな気持ちになることができます。そして、校舎の中や敷地内、学校全体の空気、雰囲気が、とっても明るくて、あたたかくなったのです。

 そんな力のある皆さんにお願いがあります。
 朝、正門前で私に行っているような挨拶を、登下校中の皆さんを見守ってくださっている地域の方々に行ってください。そうすれば、その地域の方々が、私と同じような幸せな気持ちになります。それが次から次へとつながって、この神崎の町が、もっともっと明るく、あたたかい、素晴らしい町に変わっていくと思います。
 皆さんの大切なこの神崎の町を、皆さん一人一人の力で、もっともっと素敵な町にしていきましょう。一人一人が神崎の光になりましょう。
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 子供達は、1年生も、6年生も、返事をしながら、とってもよく話を聞いてくれました。本当に素晴らしい子供達です。

子供達が帰ってきました!

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 1月6日(金)、冬休みが終わり、子供達が学校に帰ってきました。

 新年の始まりに当たり、やる気が強く滲み出ている顔や、友達と会えて嬉しくてたまらないといったような笑顔と、見ているだけで幸せな気持ちになりました。

 また、「立ち止まり相手の目を見てお辞儀して」という礼儀正しい挨拶は勿論のことですが、「あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」という挨拶をする子が結構多くいたのには驚いたというか、感動しました。1年生から6年生まで、すべての学年にいたと思います。
 立ち止まって挨拶する習慣が付いてきたことにより、相手と対する間が生じ、こうした口上を述べる機会が生まれているのでしょうか。しかし、それ以上に、家の方々や先生方の御指導がきちんと行われている結果なのではないかと考えています。

 学校が始まって早々から、感動ととっても幸せな気持ちをいただくことができました。感謝です。

あけましておめでとうございます。

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 あけましておめでとうございます。
 旧年中は学校を、子供達、教職員を支えていただき、ありがとうございました。

 本年も、子供達や先生方の笑顔と笑い声で溢れる、もっとあたたかく、もっと明るい学校を目指し、教職員一同、努めてまいります。
 どうぞ宜しくおねがいいたします。

偉い人、立派な人になってね 〜冬休みを前に〜

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 12月22日(木)、明日から子供達は冬休みに入ります。4月から9ヶ月がたちました。その間に、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生は勿論のこと、今年入学してきた1年生も、それぞれがとても立派に成長しました。

 教室では、どの学級の子供達も、大変よい態度で前向きに学習に取り組んでいます。教員も、職員室に戻ると、子供達の頑張っている様子を楽しそうに語り合ったり、褒めたりする姿が多く見られるようになりました。
 また、朝の挨拶では、登校してくる子供達が、一人残らず、立ち止まり、お辞儀をしながら挨拶することができるようになりました。丁寧で、気持ちがこもっている挨拶がとても多くなりました。顔を見ると、笑顔や凛とした晴れやかな表情が多く、挨拶をする子供達の姿に接していると、とっても幸せな気持ちになります。

 ですから、このような子供達に、これから2週間も会うことができないのかと思うと、とても淋しい気持ちになりました。登校してくる子供達を迎えている時、この子達といつかお別れしなければならないという思いがふと心をよぎり、思わず目頭が熱くなってしまいました。

 私は、登校してくる子供達に、私自身が祖母からよく言われていたように、「しっかり勉強して、偉い人になってね。」「立派な人になれるよう、頑張って勉強するんだよ。」といった声を掛けています。

 立派な人、偉い人って、どんな人のことを言うのでしょうか。
 勉強ができるようになる。課長、部長、社長とポジションが上がる。博士、大臣になる。色々な考え方があると思います。
 私は、子供達に、「立派な人、偉い人というのは、困っている人や助けを求めている人を見たら、自分のことをそっと脇に置いて、その人のために自分の時間や力を使える人のことだよ。」と話しています。
 また、礼儀正しい神崎式の挨拶を例に、「いつでも、どこでも、誰に対しても、このような挨拶をして、相手を幸せな気持ちにできる人、そして、それを、中学生、高校、社会人になっても、ずっと続けることができる人、やりぬくことができる人のことだよ。」と話しています。

 子供達は、冬休みの間、2週間ほど、家庭や地域でしっかりと時間を過ごします。お家の方に対して、出会う多くの方々に対して、私を幸せにしてくれるあの挨拶を続けて行ってくれることを期待しています。

 また、休み中に怪我や病気をすることなく、来年1月6日に、全員が元気な明るい笑顔を見せてくれることを心から願っています。

神崎小の伝統をつくる

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 正門から入り、飼育舎の前で渡り廊下の屋根を見上げると、横断幕が見えます。そこには、「学は人たる所以を学ぶなり」と記されています。学問とは、人はいかにあるべきか、いかに生きるべきかを学ぶことだ、という意味です。萩の松下村塾の柱に掛けてあった吉田松陰先生の言葉です。
 子供達は、毎朝、校訓「志高く美しく」を目にし、続いて「学は人たる所以を学ぶなり」の下をくぐって、校舎へと入っていきます。

 この横断幕が張られた少し後、4年生の教室で行われた授業の中の一こまを紹介します。

 授業では、この言葉の意味するところを考えていきました。そして、途中で、先生が「神崎小学校の伝統ってどんなことがあると思いますか?」と問い掛けると、子供達から「礼儀正しい挨拶をすること。」「靴を丁寧に揃えること」「躾の三か条。」「神崎っ子の誓い。」「朗唱。」といった言葉が次々に返ってきました。
 これらのことが子供達の意識の中に浸透し、定着してきたことが窺えました。

 その時、一人の子が「でも、まだ2、3年しか経ってないから、伝統ではないんじゃないかな。」とつぶやきました。これを見逃さなかった教師の授業力が素晴らしかったと思います。自分達がよいと感じていることを伝統にしていくためにはどうしたらよいのか、子供達の学びが深まっていきました。

 授業の終わりに子供達が記した「学習感想」を少しだけ紹介します。

○ わたしは、はじめてこの意味を知ってみて、とってもいい意味で、わたしは将来どういうふうになるかが気になりました。けど、まずは勉強です。どんな道をあゆむのかは、自分しだいと思いました。なので、これから勉強がんばって、休まないように、どんな道に行くのか、自分であらためて決めようと思いました。なのでこれからもがんばろうと思いました。

○ 自分のしょう来のために、ちゃんと小学校や中学校、高校でいいことを学んで大人になるのは、すごく大切なことなんだなと思いました。なので、わたしは、小さい時にいっぱい勉強して、しょう来、いい大人になりたいです。

○ 学校は、勉強する所で、みんなの生きていくための大事な場所だと思いました。人生の道標や校訓や神崎っ子の誓いが、神崎小学校の伝とうになってほしいなと思いました。

○ 日本の伝とうや神崎小の伝とうは、とてもすばらしいものばかりだと思いました。すばらしくなければ、と中でなくなってしまうので、神崎っ子のちかいやろうしょうは、とてもすばらしいものなので、伝とうになると思います。100年たっても、300年たっても、未来の神崎っ子として受けついでほしいです。 

3年生も立派です!! 〜PTC活動から〜

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 平成28年12月14日(水)、3年生のPTC活動が行われました。会が終わり、3人の講師の方を校長室にお招きした時のことです。

 部屋にお入りになるなり、心から感心したという様子で、「本当に素晴らしい子供達ですね。3年生でも、あんなにできるようになるのですね。こんな言い方は失礼かと思いますが、子ども達の質が違います。」と言われました。
 挨拶の様子は勿論のことですが、何よりも感心されたのは、本来活動的な3年生の子供達が、話を聞くべき時には、きちんと話を聞く態度に切り替えることができることでした。また、質問やクイズが出された時には、発表しようという強い意欲と、「・・・だと思います。」といった文末まできちんと話し切る力が身に付いていることでした。そして、「こうした態度や力は、付け焼刃でできることではありません。日頃から授業の中できちんと育てられていないとできないことだと思います。」と言われました。
 そのようにしたらこのような子供達を育てることができるのかとの質問をいただきましたので、学校だけの力ではないことをお話したくて、家庭・地域と共にまちぐるみで進めている「笑顔輝け!神崎っ子運動」について、資料やカード、神崎読本などをお見せしたり、朗唱を発表する様子を動画で見ていただいたりしながら、紹介させていただきました。お三方とも「鳥肌が立ってきました。」と共感的に聴いてくださり、学校にとって励ましとなる感想、御意見をたくさんいただきました。

 立派に成長している3年生に感謝です。指導していただいている先生方に感謝です。

 後日、このことを教務主任に話し、「先生方が本当によくやってくださっています。1年、2年、3年と、しっかりと指導を重ねてくださっています。」と言うと、彼女は言下に「そうです。先生方はよく頑張っています。」と応えました。
 本校の教師集団の素晴らしさをまた感じることができた一日になりました。

嬉しかったことを三つ

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<その1>
 先日行われた文化の祭典(音楽の部)でのことです。
 すべての学校の発表が終わり、文化の祭典を運営されている音楽部会の先生方により合唱の発表がありました。1階席は子供達で埋まっていました。
 保護者席となっていた2階から見ていると、1階席の中に、子供達の頭があっちを向いたりこっちを向いたりと動いていない区画が一箇所、目に付いたそうです。そこは、神崎小学校5年生が座っていた区画でした。
 「素晴らしいね。あれこそが神崎の子供達の強味よね。」と保護者の方が言われていました。

<その2>
 12月12日(月)、文化の祭典が終わった最初の月曜日。登校してくる子供達の挨拶する姿が、益々気持ちよくなったように思いました。
 先ず、多くの5年生が、土曜日と同じように、とってもいい表情で登校してきました。しかし、それだけではありません。他の学年の子供達も、とってもすてきな表情、そして、益々落ち着いた、堂に入ったお辞儀になってきました。挨拶をされていて、とっても幸せな気持ちになりました。
 それを感じているのは、私だけではないのです。挨拶してくれる子供達も、挨拶をして、「本当によかったよ。」「嬉しかったよ。」と感じているようです。それを表情や態度で表している子供が多くなっていることを、とても嬉しく思っています。

<その3>
 12月13日(火)、学校朝会で、科学賞、読書感想文、中区子ども会文化祭、そして、校内ドッジボール大会の表彰を行いました。
 読書感想文では、1年生から6年生まで入選した子供達が、名前を呼ばれ、返事をして、ステージの前に並びました。ステージの端から橋まで並ぶほどでした。中でも、1年生や2年生、ひまわり学級の子供達がたくさん入選していました。
 そして、一人の6年生が、入選した人を代表して、感想文を発表しました。素晴らしい感想文でした。
 その間、前に出ていた子供達は、一人も動くことなく、よい姿勢で立っていました。その他の座っている子供達は、よい姿勢で、真剣に聞きいっていました。
 1年生から6年生まで、それぞれに立派に育っているなと、とっても嬉しく思いました。

   → こちらからその様子を御覧になれます。   

文化の祭典を通して 3

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 この日、引率者も含め、20名を超える教職員が会場に来ていました。佐々木先生を中心に、各学年、各学級において、みんなで指導してきた子ども達です。その頑張っている姿を是非とも見てみたいと、応援したいと、来てくれました。

 そして、発表が終わると、子ども達の成長した素晴らしい姿に直接触れた感動を、ホールのロビーで、学校に帰る道すがら、そして、職員室で、喜びいっぱいに表現し、語り続ける姿がありました。

 「本当に素晴らしかった! 心臓が感動で破裂しそうでした。」
 「もうすごいです。第一声を聞いた瞬間から震えがきたよね。」
 「最初から最後まで、綺麗だった。本当に集中していた。」
 「演奏が終わるや否や、佐々木先生が振り返る前に、もう拍手が起きてたよね。」
 「お世話してくださっていた先生が、NHKコンクール並みだと言われていました。」
 「子どもって、あんなに楽しそうに歌うことができるんですね。」
 「本当にいい顔をしてたよね。」

 先生方の話は尽きません。

 こんな素晴らしい教職員集団が本校にはあります。私は、この先生方のお蔭で、素晴らしい夢を見続けることができています。これ以上幸せなことはありません。先生方に感謝です。

   → こちらから演奏の様子を御覧いただけます。

文化の祭典を通して 2

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 文化の祭典のすべてのプログラムが終わり、建物から出てきた子ども達は、これまでの練習の結果、自分達が目指していた発表をやり遂げたという喜びに、感情を爆発させているように見えました。演奏の直後に、あんなに心のこもった、大きな拍手に包まれ、今までに経験したことのない満足感、達成感を感じているようでした。みんな、とってもいい顔をしていました。そして、楽しそうに、わいわいと話をしながら、学校まで歩いて帰りました。

 学校に到着すると、中庭に4列に座って、佐々木先生、森川先生、清水先生、そして、再び佐々木先生と、お話を聞きました。それは、100%、「頑張ったね。」「よかったね。」という賞賛の言葉でした。途中、大きな拍手が何度も起きました。

 そして、最後に、私が子ども達の前に立った時、70の顔が身動きもせず、140の瞳がじっと私を見つめていました。どの子も、それは、それはいい顔をしていました。ぴしっと背筋の伸びた姿勢で、喜びに溢れた、あんなに美しい瞳に見つめられ、私は言葉が出なくなりました。
 こんな子ども達と一緒に過ごせることの幸せを感じ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。素晴らしい子ども達に。ここまで指導してくれる先生達に。学校を信頼し、協力してくださる保護者・地域の方々に。

文化の祭典を通して 1

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 佐々木敦子先生の指揮をする手が静止し、子ども達の歌声がぴたっと止まりました。その一瞬の静寂の後、会場から自然に拍手が沸き起こりました。子ども達が一斉にお辞儀をすると、拍手は更に大きくなっていきました。

   → こちらから発表の様子を御覧いただけます。

 12月10日(土)、文化の祭典(音楽の部)が神崎の川向こうの広島文化学園HBGホールで開催されました。今年も、5年生全員が、本校の代表として参加しました。
 その最初の第一声を聞いた瞬間、その柔らかく、透き通った声に、そして、美しいハーモニーに、鳥肌の立つ思いがしました。一瞬のうちに子ども達の歌う世界に引き込まれていきました。あの広いホールの空間が、子ども達の奏でるハーモニーに満たされ、強弱のしっかりきいた歌声に共鳴し続けました。その中にどっぷりと浸っていることができる幸せ・・・。

 とっても緊張している様子が窺えた子ども達も、トーンチャイムの演奏「パッヘルベルのカノン」が始まると、普段の様子に返ったように思いました。三部合唱「歌声はどこにいくの」が始まると、この5年間で最も難しい曲だったにも関わらず、みんなとってもよい表情で、楽しそうに歌うことができました。伴奏を担当してくれた鈴木君も、誰よりも緊張していたはずですが、素晴らしい伴奏をすることができました。

 練習の時からずっと子ども達を見てきた担任の森川先生は、「今までの中で最高のできでした。」と、私に話してくれました。子ども達が集中して演奏に取り組み、彼らのもっている力を発揮し、彼らの素晴らしさを多くの人に見ていただくことができたことを、森川先生は心から喜んでいるように思いました。

神崎っ子の強み 〜上級生に学ぶ〜

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 神崎小学校では、上級生に学ぶ機会を多く設けています。それが下級生の日常生活の礼儀正しい態度を育て、学びに向かう姿勢を育て、学びを豊かで深いものとする素地となり、学校生活を明るく伸びやかなものとする力になっています。

 1年生は、既に入学前に、小学校で授業体験を行い、今の2年生から、小学生としての学習態度を模範を通して教えてもらい、入学の準備をすることができました。入学してからも、学校探検や運動会の表現、合同音楽などで、2年生から多くのことを学びました。また、2年生、3年生,4年生、5年生、6年生の挨拶する姿を見て、同じように礼儀正しく挨拶をすることができるようになりました。

 3年生は、運動会で、4年生からソーランのあのダイナミックな動きを教えてもらいました。また、4年生が、総合的な学習の時間「温暖化から地球を守ろう」で、グループ毎に調べ、まとめたことを、プレゼンしてもらい、温暖化について、学び方について、発表の仕方について、多くのことを学びました。

 5年生は、運動会で、6年生から組体操の基本を教えてもらい、支えてもらいました。また、6年生の授業を見学させてもらったり、総合的な学習の時間「ぼくたち、私達のKanzaki未来プロジェクト」のプレゼンを見せてもらったりして、授業に向かう姿勢を学び、自分達の学びのゴールについて見通しをもたせてもらいました。

 昨日の学校朝会で、5年生が文化の祭典で発表するトーンチャイムや合唱を聞きました。5年生の姿を一心に見つめながら聴いていた下級生達。終了後、1年生に「皆さんも、5年生になったら、あんな立派なお兄さんやお姉さんになって、あんな立派な演奏や合唱ができるようになるんだよ。」と話すと、みんな見開いた目でじっと私を見つめていました。その顔が驚きと希望で輝いていたように思いました。

 今日はドッジボール大会です。低学年、中学年、高学年毎に、異学年混合のチームで試合をします。その中で、どんな学びが生まれるのか、楽しみにしています。

三つの挨拶に送られて

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 12月6日(火)、昼から出張に出かけました。自転車での出張です。

 駐輪場から北門に向かう途中、渡り廊下で作業をしていた5年生3、4人が、私を見かけると、手を休め、笑顔で「いってらっしゃいませ。」と、普段、聞いたこともないような丁寧な挨拶で送り出してくれました。

 北門に着くと、ちょうど北校舎1階廊下の手洗い場で手を洗っていた1年生の一団が、私を見付け、「あ、校長先生だ!」「いってらっしゃーい!!」と、窓越しに満面の笑顔で手を振り続けてくれました。

 仕事が終わり、学校に向かって河原町公園横を自転車で走っていると、下校中の3年生が、いつもの通り、立ち止まり、丁寧にお辞儀をしながら、「校長先生、さようなら。」と挨拶をしてくれました。とっても素敵な笑顔でした。

 お陰で、元気いっぱいで出張に出かけ、気持ちよく学校に帰ることができました。

 神崎小学校の子供達、大好きです!!

素敵な子供達にたくさん出会いました! 〜修学旅行を通して〜

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 6年生の素敵な姿にたくさん出会うことができました。

 行きのバスの中で、バスレクの罰ゲームをした時です。その時のお題は「校長先生に感謝を伝えてください。」一か月少し前に転校してきた彼は、登校して中庭で、校長先生と挨拶をする時に、いつも元気をもらって、頑張ろうという気持ちになることができていることを、結構長い時間をかけて、語ってくれました。とつとつと語り続ける彼を見ていて、私は、とっても幸せな気持ちになりました。

 1号車、2号車ともに、私の似顔絵を描くレクが行われました。どのグループも、私が気にしているだろうなと思われる部分を、ことさら美化して描いていました。そして、「志高く美しく」といった私が大事にしているキャッチコピーを書いたり、「イケメン」とか「かっこいい」とか、心にもない(?)言葉を添えたりしていました。本当に優しい子供達です。

 東大寺で、名物「大仏の鼻の穴」のくぐり抜けを行った時、一人一人が通り抜けていくたびに、その子の笑顔と、それを応援していたたくさんの子供達のはちきれるような笑顔がありました。

 ホテルで夕食をとっている時、テーブル毎に、本当に楽しそうにおしゃべりしながら食事している子供達。その幸せな気持ちに満たされている子供達の姿を見て歩いていると、私も喜びで胸がいっぱいになりました。

 帰りのバスの中で、DVDを見ていると、音楽に合わせて突然手拍子や歌声が沸き上がりました。驚いて振り返ってみると、はち切れるような笑顔で、体を音楽に合わせて動かしている子供達がいました。何度も何度も・・・。

 バスから降りる直前まで、こんな状態でした。しかし、運動場で解散式が始まると、一瞬にしてきちっとした態度に変わり、迎えに来ていただいた保護者の方々も含めて、しーんとしてしっかりと話を聞く雰囲気を作ってしまう子供達。
 盛り上がる時はみんなでわぁーっと盛り上がり、きちっとする時はきちっとする。一緒にいて、本当に楽しく、安心して見ていられる6年生。私の誇りです。
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