最新更新日:2024/05/02
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厳寒の中、梅の蕾が膨らんでいます!

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 立春を過ぎたというのに、1月の下旬から今日まで、日本列島は「超一級の寒波」、「数年に一度の寒波」と呼ばれる程の寒気の影響で、広島も厳しい寒さに襲われています。庭では、花木は葉を落とし、小さな芽は花開く春を夢見ながら風雪にじっと耐えています。

 この姿に私がいつも思いを馳せるのは、雛祭りに華やかな彩りを添える桃の花でも、春の喜びを全身で伝える満開の桜の花でもありません。それは、二月の凛として澄み渡った寒気の中、仄かな香りを漂わせながら、美しい花を咲かせる梅の木の姿です。
その傍らに立つ時、にっこりと微笑んでいる梅の木に語りかけられているかのような錯覚に陥る時があります。
 「人生には、身も心も凍えてしまう程に辛く苦しい時もありますよ。しかし、どのような逆境にあっても、耐えるべき時にはじっと耐え、誰よりも先に春の訪れを告げ、ふくよかな香りで人々を包み込める人になってくださいね。」
 苦難、逆境は誰にでも訪れます。それに正しく処する時、私たちは志をより確かなものにすることができます。「私」という美しい花を咲かせる力を蓄えることができます。そして、梅の花のように、誰よりも先に春の訪れを告げ、ふくよかな香りで人々を包み込むことができる「私」になれるのです。

 同志社英学校(後の同志社大学)を興した新島襄先生は、このような梅の姿を一つの詩に詠われました。

 寒梅
庭上(ていじょう)の一寒梅
笑って風雪を侵(おか)して開く
争わず 又 力(つと)めず
自(おの)ずから百花の魁(さきがけ)を占(し)む

(【大意】暦の上では既に春というのに、未だ寒さの厳しい中、庭先の一本の梅の木が、凍えるような風や雪に耐えながら、にっこりと微笑むように花を咲かせた。一番に咲こうと、ほかの草木と競い、争っている様子もなく、また、独り力んでいる風もなく、あらゆる花の魁となって咲いているよ。)

 5年生の朗唱の一つに選んでいるこの詩を、より実感的に理解し、深く味わい、身に付けて欲しいと願い、昨年、中庭に紅梅と白梅を植えました。この寒さの中でも、蕾が膨らみ、小さくて茶色一色だった外皮に、赤や白の色を付けています。花が開くのも、もう間もなくです。
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