最新更新日:2024/04/25
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校訓「志高く 美しく」のもと、できる喜びや、花と本と歌声の溢れる学校を目指す、神崎小学校のホームページへようこそ!! 「笑顔輝け! 神崎っ子運動」 躾の三か条、神崎っ子の誓いにみんなで取り組みましょう!

「神崎の魂」を子供達に継承していくために 〜とんど祭りに思う〜

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 1月14日(土)、神崎学区とんど祭りの前日。竹採り、櫓の組み立て、食べ物の下ごしらえ・・・と、一日をかけて準備が進められました。
 竹採りは湯来まで行っての作業でしたが、この冬一番の寒気の影響で、15センチもの積雪と強風の吹く中での大変な辛い作業になりました。昼から運動場で行われた櫓の組み立ても、冷たい風が吹く中、中心に立てる竹が大きく揺れたり、縄に付けた書初めが舞ったりするなど、例年になく大変な作業になりったとのことでした。
 しかし、参加された地域の方々の強い思いが結集し、いつもと変わらないとっても立派な櫓が完成しました。今年初めてその様子を見させていただいた教職員は、その素晴らしさに心から感動していました。

 また、1月15日(日)、とんど祭りの当日は、中区で19センチの積雪を記録する33年ぶりの大雪になりました。運動場も櫓も、すべて雪に覆われて白一色でした。気温も上がりません。そんな中、多くの方々が、一生懸命に御自分の役割を果たされ、素晴らしいとんど祭りとなりました。

○朝早くから、通路となる部分の雪かきをされている姿。
○櫓の飾りやたて看板、子供達の書初めに積もった雪を丁寧に払っていかれる姿。
○会長さん達が、雪で頭をぐっしょりと濡らしながら神事、開会行事を進められる姿。それを見かねて、そっと側に行かれて傘をさされる方の姿。
○あったかい食事をもてなすために一生懸命調理し、満面の笑顔で飲み物や食べ物をふるまっておられる姿。
○おいしい物を食べながら、とっても楽しそうに話し、笑っておられる地域の方々の姿。
○雪が降る中、雪や水びたしの運動場の真ん中で、燃え終わった炭や灰を片付け、グランドを元に戻すためにスコップをふるい、土嚢を運ばれている姿。

 私は、そうした姿を忘れることができません。

 こんな方々によって行われるとんど祭りだからこそ、神崎学区青少年健全育成協議会中元会長は、その象徴である櫓を指して「これは神崎の魂です。」と言われるのです。
 神崎小学校では、こののような「神崎の魂」を、神崎の素晴らしい伝統と文化を継承し、神崎を愛し誇りに思う子供達を育てていきたいと考え、教職員が一丸となって本校の特色ある教育活動に邁進しています。神崎学区においてまちぐるみで進めていただいている「笑顔輝け!神崎っ子運動」に直結した学校教育を行ない、家庭・地域と一体となって子供達を育ててまいりたいと考えています。

 土曜日の準備では、櫓に巻く「はかま」づくりに、たくさんの子供達が参加しました。特に「ぼくたち、わたしたちのKanzaki未来プロジェクト」を行っている6年生は、人数が多かったこと、積極的に取り組んだことだけでなく、これまで1年、2年と経験してきた児童もいて、作り方を覚えている子が下級生を助けたり教えたりしている姿があちこちで見られました。そして、その周りには、たくさんの地域の方々がいてくださり、教えたり、助けたりしてくださっています。
 このようにして、少しずつですが、神崎の伝統と文化、「神崎の魂」が子供達に伝えられ、引き継がれていくことができれば、と願っています。

 中元会長が開会の挨拶の中でも言われましたように、この神崎版まちぐるみの教育「笑顔輝け!神崎っ子運動」の取組を、今後、いっそう深く、さらに広く浸透させていきたいと考えています。1月から、「笑顔輝け!運動」を支えるための募金活動も始まりました。御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。
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広島市立神崎小学校
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