最新更新日:2024/05/20 | |
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入学受付、入学説明会で
4月1日(金)、平成28年度の入学受付を行いました。入学予定の子ども達と保護者の方が、体育館に集まってくださいました。
ステージの前に設置された低学年用の椅子に座った子ども達。 話を聞く時のきまり「足ペタ、ピン、トン、シー」(足をペタッと床につけ、背筋をピンと伸ばし、手を膝の上にトンと置き、口を閉じてシー。)を教えると、みんなきちんとできました。素晴らしい子ども達でした。褒めてあげると、さらに素晴らしい態度になりました。 そして、保護者の方々に、少し長くなりましたが、子ども達は一歩一歩階段を登るように成長していくこと、それを学校と保護者が信頼し合い、連携して見守り、導いていくことが大切であることを話しました。 子ども達は、その間も、とっても立派な態度で待っていました。 入学式の日がとっても楽しみになりました。 <校長挨拶の概要> ********************************* 昨年の4月10日(金)、正門前で、お父さんと一緒に登校してきた一人の1年生と知り合いになりました。彼は、お父さん、お母さんが大好きで、二人と別れて学校に行くのがとてもつらかったのです。お父さんの手を離さず、涙を流していました。 お父さんもつらかったと思います。お父さんは、それはそれは優しい眼差しで彼を見つめながら、励まし続けていました。そして、最後に、しゃがみこむと、同じ高さになった彼の目を見つめ、「お父さんがぎゅーっとしたら、行けるかな。」と言いました。そして、彼を抱きしめました。とってもすてきなお父さんでした。 お父さんのパワーをもらった彼は、お父さんの手を離し、一人正門を入っていこうとするのですが、どうしてもお父さんの側に引き戻されてしまいます。 そばで見ていた私は、思わず、「じゃ、校長先生もぎゅーっとしてあげよう。」としゃがみ、彼を抱きしめました。そばにおられた何人かのお母さん達が、「うゎー、いいね。」「校長先生のぎゅーなんて、特別よ。」と励ましの声を掛けてくださいました。 その後、彼は、涙を流しながらも、私と手をつないで、振り返り振り返りしながら、靴箱の方へ行くことができました。 そして、4月13日(月)、正門前でお父さんに連れられた彼に出会いました。今日も、お父さんと別れるのがつらい様子です。 しかし、今日の彼は違っていました。お父さんの言葉に励まされると、自分から手を離し、涙を流しながらも、振り返り振り返りしながらも、友達と一緒に靴箱の方へ行くことができました。一段、成長した彼の姿がありました。 4月14日(火)には、お父さんではなく、1年生の友達と手をつなぎ、正門を通ることができました。ちょっと涙目で私を見上げながらも、そのまま靴箱の方へ歩いていきました。少し離れてついて来ておられたお父さんは、門柱の側に立ち、黙って見送っていらっしゃいました。 「1年生は、日毎に成長の様子が分かりますね。」と言うと、「そうですね。」と、にっこりされました。 15日(水)には、お父さんの付き添いはなく、1年生の友達と手をつないで、登校してきました。私を見上げた目は、まだ涙目のように感じましたが、ちゃんと登校出来ました。 そして、16日(木)、1年生の友達と手をつないで登校してきました。私のそばを通る時、今までと同じように私の顔を見上げました。しかし、その目は、今までと違って、「もう泣いてないぞ。」と言っているようでした。凛々しく感じました。 このように、1日、1日と成長していく1年生の姿を、毎日、各教室で見ることができます。教員であることの特権でしょうか。とても幸せなことです。 親の愛情をたっぷり受けて育った子どもも、いつか必ず親元を離れ自立しなければならない時がきます。子どもも辛いですが、親も辛いものです。しかし、子ども達は、その成長のステップを、一段ずつ確実に上がっていきます。私達は、親も、教員も、それを信じて、励まし、見守り続けることが大切です。 そして、この3月16日、卒業式のリハーサルでのことです。私は、ちょうど目の前に座っていた1年生の頑張っている姿に、心を奪われていました。 「大好きな6年生のお兄さん、お姉さんのために頑張るぞ!」という気持ちが、背筋をぴんと伸ばして座っている姿に、最前列の子供達のきれいに揃った足のシルエットに、6年生の顔を見つめる眼差しに、溢れ出るように現れていました。 1年前の入学式での、まだ幼稚園の雰囲気が残っている子供達の様子を覚えています。しかし、わずか1ヶ月ほどで、その園児らしさが消え、すっかり小学生らしくなりました。そして、今、卒業式リハーサルの1時間半もの間に、「神崎っ子」として立派に成長した姿を見せてくれました。 感動しました。 卒業式では、それ以上に素晴らしい1年生を見ることができました。来賓としておいでくださった地域の多くの方々も、その姿に感動しておられました。 本年度入学してくるこの子ども達も、必ずや、一歩一歩成長の階段を登り、立派な神崎っ子になっていきます。なぜなら、素晴らしい模範を示してくれる2年生〜6年生の子ども達が側にいるからです。子ども達をしっかりと受け止め、「子ども達のために」を合言葉に、一生懸命指導を行う素晴らしい教職員がいるからです。どうぞ安心してお子様をお任せください。 また、もし何かありましたら、遠慮なく、担任に、教頭、校長に御相談ください。私達は、いつでも耳を傾け、保護者の方と共に対応してまいります。 ********************************* |
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36 TEL:082-293-1925 |