最新更新日:2024/05/14
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本校は、校訓「やさしく つよく まじめに」のもと、「心豊かでたくましく、平和を求める子どもの育成」を基調とする教育活動を推進しています。明治6年(1873年)に創立した歴史と伝統のある学校です。卒業生には、児童文学史に燦然と輝く鈴木三重吉氏がいます。

お礼

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 保護者の皆様,地域の皆様,学校施設ご利用の皆様,本日は,早朝より,校内清掃に参加してくださり,ありがとうございました。お陰様で,夏休み明けの学校生活を気持ちのよい環境でスタートすることができます。心より感謝申し上げます。
 今後も引き続き,本校教育活動に,ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

相生橋から

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 写真は,相生橋から撮影した本川小学校です。広島市の中心部に位置している学校ですが,ご覧のように緑豊かな環境にあります。手前に見える校舎は,東校舎です。

 原子爆弾の投下の際,本川小学校の校舎は大きな被害を受けました。その後,改修を繰り返しながら,昭和63年まで使っていましたが,この校舎に建て替えられました。

 古い校舎は,取り壊しも検討されましたが,原爆の被害を受けた状態をそのまま残し,被爆の実相を後世に伝えるためその一部を「本川小学校平和資料館」として保存することになったのです。「本川小学校平和資料館」は,写真に見える東校舎の奥に静かに佇んでいます。

 8月22日,夏休みも終わりに近づいてきましたが,相生橋辺りは,海外の方も含めて多くの観光客の姿が見られます。「本川小学校平和資料館」には,多くの人々の悲しみや願いが込められています。是非,お立ち寄りいただき,平和の大切さと命の尊さを学んでいただきたいと思います。
 

子どもたち

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 台風が過ぎた後の校舎です。校内を確認すると,変わった様子はなく,安心しています。保護者の皆様,地域の皆様,お変わりありませんでしたか。

 朝,学校周辺の清掃をしていると,何人かの子どもたちが通り過ぎて行きました。おつかいを頼まれた子ども,児童館に向かう子ども。お盆が過ぎて,日常生活に戻っている様子がうかがえました。
「校長先生,お掃除ありがとう。」
「校長先生,ジャンケンしよう。」
と,いつもの人懐こく可愛い子どもたちに,元気をもらいました。
 通りがかった中学生は,掃除をしている私に,
「お疲れ様です。」
と言いました。この間まで小学生だったのに,こんなに立派な挨拶ができるようになったことを嬉しく思いました。

 夏休みも残り少なくなりました。子どもたちにとって充実した日々であるよう願っています。

長崎原爆の日によせて

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 8月9日,長崎原爆の日によせて,原爆の犠牲となられた多くの皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。

 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の中継で,爆心地に最も近い長崎市立城山小学校の児童の皆さんによる合唱「子らのみ魂よ」を聴きました。平和への祈りを込めて歌う皆さんの姿は,同じく爆心地に最も近い学校として平和を発信する本校の児童の姿に重なるものがありました。

※写真は,先日長崎市の田上市長からいただいた長崎の被爆樹木2世のクスノキの苗です。

平和の取組み

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 本校で開催された本川地区社会福祉協議会主催の原爆死没者慰霊祭に長崎市長・田上富久様と広島市長・松井一實様がいらっしゃいました。
 慰霊祭が始まる前に,6年生の計画委員の子どもたちが,お二人を平和資料館にご案内する機会を与えていただきました。
 子どもたちは,地下のパノラマやニワウルシなどを紹介しました。また,平和の実現に向けて,考えていることをお伝えしました。この後,長崎の被爆樹木2世のクスノキの苗をいただき,大切に育てることをお約束しました。
 田上市長から,
「本川小学校の子どもたちが平和資料館を一生懸命に案内してくれました。これからも平和について,一緒に考え続けていきましょう。考え続けることが大切です。」
という旨のお話をいただきました。
 平和を希求し続ける本川小学校の子どもたちにも,私たち教職員にも胸に響く温かいお言葉でした。貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

追悼の辞(原爆死没者慰霊祭)

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 新しい令和の時代を迎えました。今、本川小学校は、被爆樹木が生き生きと茂る緑豊かな環境の中、子どもたちの明るく澄んだ声が響き渡る場となりました。現在、408名の子どもたちが本校で学んでいます。私は校長として、この408名の子ども一人一人が、心から愛おしく、未来を築く無限の可能性を秘めた大切な存在に思えてなりません。

 この思いは、74年前、原爆が投下された日の本校での悲しい事実に思いをはせるとき、より一層強くなるものです。

 昭和20年8月6日、本川小学校は、原子爆弾の炸裂とともに、校舎は鉄筋の外郭だけを残し全焼、約400名の子どもたちの尊い命が一瞬のうちに奪われました。今、本校に在籍する子どもたちとほぼ同じ人数です。この多くの未来ある子どもたちが、地獄と化した状況の中で、全身に大けがや大やけどを負い、家族を恋しがり、泣き叫びながら、無残な最期を迎えた事実に、胸が張り裂ける思いがいたします。また、当時の川崎校長先生をはじめ、10名の先生方は、あの時、この本川小学校で、何を見、何を聞き、何を思い、その命をとじられたか、察するに余りあります。

 「ずっと笑顔でいるよ」「新しい家族ができたら平和の思いを伝えるよ」「困っている人がいたら助けます」「思いやりの心を大切にします」これは、原爆で犠牲となられた方々への慰霊の気持ちを込めてつくった灯籠に子どもたちが書き添えたメッセージです。本校の子どもたちは、自分の言葉で平和の大切さを発信することができるよう、1年生から系統的に被爆の実相を学んでいます。子どもたちのメッセージは、単なる「平和への願い」にとどまらず、平和な社会を実現するために自分は何をするのか具体的な行動を表しています。この後、日暮れを待って約400の灯籠に火を灯し、鎮魂の祈りを捧げます。

 本川小学校は、今後も、新しい時代を担っていく子どもたちに、平和な世界を築くための行動力を培い、周りの人々を大切にする心を育むことを教育活動の基盤としていきます。

 最後に、犠牲になられた方々の御霊に心から哀悼の意を捧げ、平和な世界の実現に向けて不断の努力を重ねることをお誓いし、追悼の辞とさせていただきます。

令和元年8月5日 
広島市立本川小学校長 岡田 由佳   
 


胸が熱くなる

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 「中近東大学プロジェクト」では,私からも本川小学校の紹介をさせていただきました。紹介の要旨は次のとおりです。

「子どもは,学校の宝,地域の宝,広島の宝,そして未来の希望であるとの思いで子どもたちを育てています。本川小学校は原爆投下の際,多くの尊い命を失った悲しい歴史をもっています。そこで,1年生の段階から6年間かけて,被爆の実相を学び,平和の尊さを実感し,自分の言葉で世界に発信することができる子どもたちを育てています。世界平和の実現に寄与する子どもたちを育てることが,爆心地に最も近い学校としての責任だと考えています。どうか,この学校で見たこと聞いたこと,感じたことをそれぞれの国で伝えてください。そのことが,少しでも世界平和につながるのであれば,それが私の一番の幸せです。」

 その後,代表の方から,
「ここで見たこと聞いたこと,感じたことをそれぞれの国で伝えることをお約束します。自分たちが伝えることで,何十万,何百万の人々が平和の大切さを知ることとなるでしょう。」
と言ってくださいました。胸が熱くなりました。すぐに,本校の教職員や子どもたちに伝えたいと思いました。明日,本川小学校は登校日です。早速,教職員や子どもたちに伝え,改めて本川小学校の平和教育の意義について考えていきたいと思います。

 本川小学校の平和教育を発信する場を,そして,世界の人々と平和教育をとおしてつながり合う機会を与えてくださる「本川おもてなし隊」の方々に心から感謝申し上げます。

祈り

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 夏休みに入り,平和資料館へのお客様が一層増えてきました。来られた方々が多くのメッセージを書いてくださっています。一部を紹介させていただきます。

○未来ある子どもたちが安心して夢を追いかけていくことができるよう,永遠の平和を願っています。祈りとともに,被爆校舎を保存してくださりありがとうございます。

○今ある平和に感謝し,未来へつなげるために,子や孫たちに伝えていかなければなりません。本川小学校の皆様,平和資料館をこれからも守っていってください。

○私も小学校6年生です。平和について学習するために,広島に来ました。400人も児童が亡くなったと知って,驚きました。二度とこんなことにならないように平和を願っていきたいと思いました。

 ありがとうございます。本校の子どもたちは,心から平和を願い,そのために自分に何ができるか考えています。本校を訪れてくださった方々が資料館をご覧になり,この思いを共有してくださることで,平和が実現することと信じています。

第37回本川地区原爆死没者慰霊盆踊り大会に向けて

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 第37回本川地区原爆死没者慰霊盆踊り大会に向けて,地域の方々が着々と準備を進められています。昨日も夕刻より,やぐらを組み立てられました。
 
 8月の本川地区は,平和への祈りに包まれます。特に,慰霊祭と盆踊りが行われる8月5日の夜は,地域の方々の深い思いを感じます。
 
 汗を流しながらやぐらを組み立てられる様子を拝見しながら,この地域に育つ本校の子どもたちを,地域の歴史と思いを立派に受け継ぐ子どもに育てなくてはならないと改めて感じました。


 

いよいよ夏休み

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 明日から子どもたちが楽しみに待っていた夏休みが始まります。夏休みには,様々な体験をしてほしいと思います。今日配付したエール(校長室だより)に夏休みについての記事を書き,ホームページにも掲載していますので,お読みください。

 「校長先生,次は8月5日に会いましょう。」
と1年生から言われました。8月5日の登校日に会えることを楽しみにしています。

手本

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 後輩に,様々な面から,絶えず手本を示し続ける6年生。傘立てに注目してみました。1枚目の写真は昨日の様子です。2枚目の写真は今日の様子です。傘の向きが揃っています。目立たないことが当たり前のようにできる6年生。6年生は,私が大切にしてほしいと思うことをいつも行動で示してくれます。

 

先生の好奇心

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 校長室から見える「平和の森」での先週の一コマです。子どもと一緒になって一生懸命に昆虫を探す教員の姿を見付けました。子どもとこの教員の様子が何とも微笑ましく,そして嬉しくなりました。
 教員の好奇心に,子どもはぐいぐいと引っ張られていきます。教員の好奇心が子どもの好奇心につながる・・・。教員には,子どもに勝る好奇心をもってほしいなと思います。

響く歌声〜原爆ドームまで〜

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 子どもの歌声は,どうしてこんなにも心に響いてくるのでしょうか。この日も聴いていて,涙腺が緩んでしまいました。
 6年生の歌う「折り鶴」を聴いていたときのことです。歌に込められた想いを大切にして,これまでの平和学習の内容を歌詞に重ねながら,一生懸命に表現していました。
 窓の外に見える原爆ドームまで,子どもたちの澄んだ,そして,しっとりとした歌声が響いているように思いました。

ありがとうございました

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 今日は夕刻より,体育館にて,本川地区原爆死没者慰霊盆踊り大会の練習が行われ,4年生の子どもたちが参加させていただきました。
 これまで,本川音頭保存会の方から,本川音頭の歴史や地域の方々の思いを教えていただき,練習を重ねてきた子どもたちです。今晩,皆様と一緒に練習したことは,子どもたちのよい思い出になったことと思います。8月5日にも自信をもって参加することができます。子どもたちには,地域を大切にし,地域の担い手として育ってほしいと思います。
 地域の皆様,保護者の皆様,子どもたちによい学習の場をありがとうございました。

名句

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 3年生が俳句を作っていました。

 ○ 風鈴の 音が暑さを 連れていく
 
 ○ 夏空に ぐんぐん伸びる ひまわりよ

 ○ 盆踊り 太鼓に合わせて 踊れや踊れ
 
 「風鈴」,「ひまわり」,「盆踊り」に,作者である子どもの気持ちや心が託されていて,いいなと思います。ただ単に,その様子を表現しただけでなく,「風鈴」,「ひまわり」,「盆踊り」がもつイメージと作者である子どもの思いが重なっているところが素晴らしいです。
 
 

小学校生活

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 6年生が水泳の記録を測定していました。6年生の水泳指導は,着衣泳を残すのみとなっていますから,このときが,小学校生活最後の水泳とも言えました。

 泳ぎ始める前に,担任が,「小学校生活の集大成!」と励ましました。そして,手や足の動きに呼吸を合わせて長く泳ぐことを目標に,一人一人がスタートします。

 プールサイドに立っている私のそばを,子どもたちがぐんぐんと力強い泳ぎで通り過ぎていきます。いつものあどけない表情が真剣な表情に変わっています。ゴールを目指す背中は,いつの間にか頼もしく成長しています。その様子が嬉しくもあり,「卒業」を感じ,寂しくもあった瞬間でした。
 
 子どもたちは,いつしか,大海に出ていきます。そのとき,しっかりと目標を見据えて長く泳いだり,周りの様子を楽しみながら泳いだり,自分の身を守りながら泳いだりすることができるよう,残された小学校生活でも基礎的・基本的な力の育成を図っていきます。
 
 
 

鎮魂

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 本川小学校では,例年,7月に,「全校灯籠」に取り組みます。本年度も,原爆投下により亡くなられた方々を慰霊するとともに,平和の実現への願いを込めて,一人一人が和紙を使って灯籠を作っています。

 この灯籠は,本川地区原爆死没者慰霊祭と慰霊盆踊り大会が行われる8月5日に,正門付近から平和資料館までのスペースに並べ,日暮れを待って火を灯します。
 
 写真は,昨年の様子です。儚い光が何とも幻想的で,辺り一帯が静かで厳かな雰囲気に包まれました。

 今年も,灯籠に火を灯し,鎮魂の祈りを捧げます。

未来の希望,元気の源

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 5月7日のホームページに「子どもの存在」という記事を公開しました。そこに,「私は,資料館にあるこのセピア色の写真の前に立つたび,胸が熱くなります。」と記しています。昭和22年,原爆ドームの見える運動場での子どもたちを撮影したものです。(1枚目の写真)

 昨日,同じく原爆ドームの見える運動場での子どもたちを撮影しました。(2枚目の写真)1枚目の写真は,昭和22年,2枚目の写真は令和元年です。

 2枚の写真を見て,5月7日の記事と同じように,子どもの存在は,いつの時代にあっても,未来の希望であり,人々の元気の源であることを感じずにはいられませんでした。



 

絵本のくに

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 今日は,PTAクラブ「絵本のくに」による読み聞かせで,1日をスタートしました。

 「絵本のくに」の方は,毎回,季節や子どもたちの発達段階など様々なことを考慮し,本を選んできてくださいます。そして,子どもたちを前に優しく読み聞かせてくださいます。この姿や思いが子どもたちに伝わり,子どもたちは,心穏やかな満ち足りた時間を過ごすことができています。こんな時間を子どもたちにプレゼントしてくださり,心から感謝します。

 読み聞かせには,絵本の世界を楽しむことだけでなく,人の温かさ,優しさを感じ,心を豊かにする大切な役割があると実感しています。
 

たてわり遊び

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 今日は,「たてわり遊び」の日でした。たてわり班ごとに,外遊びを楽しみます。「たてわり遊び」の日は,掃除時間のない長い昼休憩となります。

 黄色い帽子をかぶっている子が1年生です。1年生の手がそっと6年生の腕をつかんでいる様子を微笑ましく思います。こうした様子を見ると,改めて,たてわり班活動の意義を感じます。
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行事予定
10/11 前期終業式

校長室だより

学校だより

平和資料館

広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39
TEL:082-232-3431