朝、教室に行ってみると、子どもたちが自主的に夏休みの宿題等の提出物を出していました。黒板には先生からのメッセージや今日の日程、提出の指示等が書かれていました。当たり前のことですが、このような手立て（工夫）によって、子どもの自主性が育っていくのだと感じました。

原爆の日の今日、平和集会を行いました。子どもたちは体育館に集まり、平和記念式典の様子を視聴し、８時１５分、全員で黙とうしました。その後、４年生が、平和記念公園の慰霊碑や平和記念資料館の被爆資料等について、また計画委員の児童が、教師と子どもの碑慰霊祭に出席した時のことについて、どの児童も、見たことや分かったこと、感じたことなど、伝えたいことを分かりやすくまとめ、発表できました。最後に、校長先生から、次のようなお話がありました。

今から７０年前の今日、一発の原子爆弾により、多くの大切な命が奪われ、広島の街を焼き尽くしてしまいました。私たちの当たり前の一日が、いつもの一日が一瞬にして失われたのです。あの日から７０年の歳月が過ぎました。広島の街は、フラワーフェスティバルで象徴されるように、きれいな花々が咲き誇っていて、緑豊かになりました。本通りを行き通う人々には笑顔があります。今、私たちが当たり前に生きていることがどれほど尊くて、今私たちが笑顔でいられることがどんなに幸せなことなのでしょう。今、私たちには平和な日常があるのです。私たちが感じているこの平和を守るために、私たちに何ができるのでしょう。「平和への誓い」の中に、「私たちにできる小さな平和」という言葉がありました。「私たちにできる小さな平和」とは、どんなことなのでしょう。自分に何ができるのか、しっかりと考える一日にしてほしいと思います。

原爆死没者慰霊祭に引き続き、本校グラウンドで、慰霊夏祭りが盛大に行われました。

写真は、追悼のことばを述べる（左）、千羽鶴を奉納する（右）学区子ども会児童の様子です。
原爆の犠牲になられた多くの方々の御霊に、心から哀悼の誠を捧げます。

職員が、実際の警報音や校舎内防災設備の動きを知り、実際の火災という緊急時において速やかに対応し、児童の安全が確保できることをねらいに研修を行いました。内容は、職員避難訓練や防火扉の確認、煙体験、消化訓練です。いざという時に備えて、職員は真剣に研修に臨みました。