最新更新日:2024/06/13
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子どもに自己実現力を

色いろいろ

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 少し前の作品ですが,訳あって最近掲示ができました。
似島は自然豊かなところです。海も山もあり,その移ろいを肌で感じながら生活できます。
 既に季節は冬です。この季節に絵を描くとき私たち大人は,白や茶色,黄色や黒などの地味な重い色を選びがちですが,子どもたちはほんのわずかな色を見逃さずに素直に画用紙の上につくっていきます。ピンクやスカイブルー,ラズベリーなど実に様々です。
 じっくり詳しく細かく観察ができる力は,基礎的・基本的な学力とつながっていると思います。見る力・気付く力は,私たち教職員にとっても非常に大切な力です。

 子どもたちの姿に楽しみな色を見つけました。

学習成果発表会9

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 中学生は係の仕事も引き受けており,全てを落ち着いて鑑賞することはできなかったかもしれませんが,演目をめくる係の姿勢や態度,道具の出し入れの手際よさ,落ち着いたライティングや進行のアナウンス,司会や挨拶。それぞれの存在が発表会の雰囲気を引き締めたことも間違いありません。
 幼児さんも含め,鑑賞の態度も参観者の感動を高めたひとつの要因だと思いますが,それをつくったのは係の中学生をはじめとした子どもたち全員の力です。

 天晴れ!

学習成果発表会8

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 中学生の合唱。「手紙」と「Forever」
 両者とも,内容的・技術的に難しい曲でしたが,練習の成果を出し切った発表になりました。自分のパートを意識し,音を重ねようとすることは,周りの友だちや全体の音をよく聞いていないとできません。本校の子どもたちがそこに集中して取り組んだことが,まず意義深いと思います。今年初めて伴奏も子どもたちが行いました。チャレンジ精神の溢れた合唱になりましした。


学習成果発表会7

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 小学生の群読。「スイミー」
 一人ひとりの声が大きく響き,取組の積み重ねで鍛えられた力と成長を十分に感じることのできる発表でした。全員が自身の存在を精一杯主張しつつ,体育館の外にはみ出すくらいの「みんなでひとつの大きな魚」になることができました。発表に彩りを添えた小道具とその動きも秀逸でした。

学習成果発表会6

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 小中学生と高等養護部全員による全体合唱。「Smile Again」
 高等養護部のみなさんの声の存在感が大きく,厚みのある合唱になりました。全員での練習は短い時間しかとれませんでしたが,この歌も一体感のある合唱になりました。

学習成果発表会5

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 高等養護部のみなさんによる詩の朗読と歌。課題だったマイクとの距離感を見事に克服し,しっとりと落ち着いた朗読を聞かせてくれました。小学生には難しい内容でしたが,思いと雰囲気は十分に伝わっていました。


学習成果発表会4

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 小学生の歌。「世界がひとつになるまで」
 全員がしっかり前を向いて堂々と歌い上げました。声がよく届き,一体感のある歌になっていました。手話を取り入れ,歌う表情の穏やかな温かさを感じる歌に仕上げました。

学習成果発表会3

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 高等養護部のみなさんの語りと歌。
 アナウンスが大変しっかりして,聞き取りやすい速さと発語。声も素晴らしくよく出ていました。語りの内容は,自身の成長を見つめ,学園の生活への愛着を表現した素晴らしいものでした。もうすぐ社会に羽ばたくみなさんの発表として,小中学生も学ぶところが多かったと思います。

学習成果発表会2

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 最初は先日も活躍を紹介した和太鼓部の発表です。
 中学生や小学校高学年がリードして,全員の姿勢が抜群に良くなりました。それぞれの音がよく揃い,一体感のある演奏が磨かれました。

学習成果発表会1

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 学習成果発表会を行いました。
 好天に恵まれ,大勢のご来賓やお客様に見ていただくことができました。
本校は小学校27名の完全複式,中学校も39名の非常に小さな学校です。内容も,和太鼓部,合唱,群読。高等養護部のみなさんの発表も合わせて2時間弱の短い発表会です。それでも,地域の方々,子どもたちのご家庭や関係者の皆様,前在籍校の学校関係者の皆様に少なからず感動していただけたようです。
 最近はどの学校でも,自己表現が苦手,自分の思いを上手に伝えられない,表現のスキルが身に付いていないなどの課題が挙げられています。本校も例外ではありません。特にそれらの活動を苦手とする子どもが多くいます。しかし,今日の発表会では全ての子どもが前を向き,自分の声を懸命に前に出そうとする姿が見られました。こんなに伝える力があるのだと感心しました。
 子どもたちが自己表現できるかどうか,それはどのように表現の場やどのように活動内容を仕組むかにも大きなウエイトがかかります。少なくとも本校の子どもたちは成長している。つまり,本校の教職員の取組も成長している。子どもの成長と教職員の成長に一体感がもてる。そこに喜びを感じます。

ととのえて

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 給食棟の出入り口に子どもたちの靴箱が設置されました。
 と言っても近々撤去される技術棟で廃品になる予定だったスチール棚を引っ張り出して,教職員が運んできたものです。書架用の簡易棚ですから「立派な靴箱」というわけにはいきませんが,コンクリートの犬走りの上に平置きして雨に濡れることもある子どもたちの上靴を思い,また子どもたちの片付けやすさに配慮した教職員の心配りが詰まった靴箱です。クリスマスプレゼントというには質素すぎるでしょうか。
 ネームタックで全員の名前も表示してあります。狭くても子どもたち一人ひとりの場所です。
 さあ,脱いだ靴を整えて,姿勢良く行儀良く,「いただきます」の心も調えて,給食の時間です。

見える変化 見えない変化

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 学校回りの鉄柵のほとんどが取り除かれ、久しぶりに校舎の全容が見えるようになりました。学校はこんなに広々としていたのかと思うほど、長い間隠れていたスペースに陽が当たっています。
 耐震用の柱が設置されたり、壁が補強されて塗り替えられていたり、一部教室が移転されたり、キュービクルが設置されて電線が地中に埋め込まれたり。しかし、目に見える様々な変化より、実は目に見えないところの変化が大きいのは、この1年を工事作業と共に校舎の中で過ごしたからわかることです。先日紹介した、子どもたちを迎え入れるための環境整備も含め、耐震工事を進めるためにどれだけの蔭の支えがあることか。目に見えない内部の補修があることか。そこに携わり、汗をかき、憂慮し、心配し、知恵を使い、工夫を重ね、時にはやり直し、もしくは補充を重ねてきた数多くの人の手間と存在があります。
 耐震工事の完成までもう少しです。教室の引っ越しや物の移動、処理を含めると、学校が大変なのはまだこれからですが、見えないところを意識しながら過ごすことができるように、そこに気が付く子どもたちを育てることができるようにしたいと思います。

似島小との交流会2

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 みかん狩りの後は体育館とグラウンドに分かれて,ドッジビー,カローリング,グラウンドゴルフを楽しみました。
 ドッジビーもカローリングも投げるのが難しくて,なかなか思った方向に円盤やストーンが行きませんでしたが,それだけに一投ごとに歓声が響き,盛り上がりました。
 学校も学年も混ざって,声も活動もひとつになったひとときです。

 たくさんの活動を準備してくださった似島小学校のみなさん,ありがとうございました。
 また会いましょう。


似島小との交流会1

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 楽しみにしていた似島小学校との交流会。
 好天に恵まれ,似島小学校の友だちと時間いっぱい活動しました。
 昨年度は土砂災害のためみかん狩りが出来ませんでしたが,今年はたっぷりみかんを頬張って心ゆくまで楽しみました。低学年では背の届かないみかんを採ってあげたり,枝を曲げて取りやすくしたり,1つのみかんを交換して味見したり。身軽な子は木の枝に登って友だちの分まで採っていました。
 短い時間ではとても採りきれませんでしたが,それぞれの学校のお土産にする箱がいっぱいになるほどの数をいただきました。
 残りは来年の楽しみです。

小春日和

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 先日紹介した花壇に子どもたちがチューリップを植えました。小さな手で1つずつ丁寧に並べ,土を被せていきました。
 「これ何色だっけ。」
 「もう少し離した方がいいよ。」
 お互いに声を掛け合いながら和やかな空気が花壇を覆いました。
 来年の春,入学してくる1年生をたくさんのチューリップがお迎えすることでしょう。

 小春日和。
 この言葉がぴったりの活動になりました。

引っ越し準備

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 長かった耐震工事がようやく完成を迎えます。
 冬休みには元の校舎に引っ越すことになっています。その前に,業務員2名が一生懸命校舎の修繕・環境整備に取り組んでいます。
 教室の地窓がほとんど壊れてしまっていたので,頑丈な合板を貼り付けています。清潔感のある明るく落ち着く色合いも考えてもらいました。取り付ける高さにもこだわって,非常にすっきりと整いました。
 壁や天井のあちこちに穴が空いていたり,汚れや破損があったり。昭和40年築の歴史と潮風にさらされた校舎は痛みも激しいのですが,子どもたちが新しい気もちでスタートを切ることができるように,教職員一同でできることをしたいと思っています。

にのしま愛らんどフェスタ 和太鼓部演奏しました。

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 昨日17日は好天に恵まれ,穏やかな陽射しの中で「にのしま愛らんどフェスタ 2019」が行われました。
 今年もオープニングセレモニーに本校の和太鼓部が出演しました。今年度は小学生の部員が増えて大変可愛らしい演奏になることも予想していました。
 ところがどうして,中学生をリーダーとしたキリッと引き締まった格好いい演奏を披露してくれました。子どもたち一人ひとりの身体がとても大きく見えるくらい,堂々としていました。似島学園の協力で新調した黒いユニフォームも演奏に映えていました。地域の皆さんから温かい拍手をいただき,たくさんのお褒めの言葉も頂戴しました。
 部活動指導員 三満先生の御指導の下,4月から一生懸命積み上げてきた成果を,太鼓の音にも演奏の姿勢にも充分に出し切ることができました。いつもこの場で繰り返していますが,改めて「積み重ね」の大切さを感じます。
 23日には,高等養護部の秋祭りで発表する機会があります。中学校3年生にとっては最後の晴れ舞台。自分の力を出し切ることができるよう念ずるのみです。

私だけの絵本!

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 特別支援学級の子どもたちがオリジナル絵本をつくりました。
 それぞれの心に残った運動会の場面を取り出し,自分の思いを想起して言葉で表し,吟味して文章にしました。大きな写真でページを飾り,できあがった文章を貼り付けて魅力的な写真絵本ができあがりました。
 色鉛筆で描いた可愛い表紙も取り付け,大満足です。友だちに嬉しそうに見せて歩いて回っています。勿論,校長室にも来てくれました。
 恥ずかしそうに記念写真をぱち〜り。
 「えみふる」 です。

言葉を育む

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 広島県国語教育研究大会 芸北・北部大会に参加しました。
 「きつつきの商売」「おばあさんのすーぷ」などで有名な児童文学作家 林原 玉枝 先生の講演を拝聴しました。先生のお話しになる言葉は一つひとつがとても温かく,お人柄が伝わります。勉強になるのは勿論ですが,講演後に優しく大らかな気もちになりました。私たちは林原先生のように言葉を使うことのできる「言語主体」を育成しなければならない,という理想を得ることができました。

 では,温かな言葉,相手に気もちよく伝えることができる言葉とは何か。講演の中で先生から少し手がかりをいただいています。

「言葉を育むことは心と体を育むこと。」
 子どもの生活環境やかかわり合う大人のもたらす言語環境によって,子どもは美しい日本語を獲得していくものです。「大人に愛されていた記憶」が子どもにとって最も大切なものなのです。
 このように仰いました。

「大人に愛されていた記憶」
 学校において,それは授業づくりそのものではないか。学級づくりを言うのでないか。そう考えました。子どもたちの向上心・知的好奇心を満足させる授業,子どもたち一人ひとりの居場所のある学級づくり。それが「学校で愛されていた記憶」でしょう。

 優しい言葉の中にも奥の深いお話でした。


相手を思うギターづくり

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 似島にギター工房を構え,オリジナルのギター製作をなさっている 
向江 良太 先生にお越しいただき,子どもたちに特別授業をしていただきました。
 向江先生は似島出身で,高校在学中にギターづくりに関心をもち,日本の学校でギターづくりを学んだ後は単身カナダの名工に弟子入りして技術を磨き,故郷に帰って工房を開かれました。1つのギターをつくるのに2か月。現在は年間8本が限度というこだわりの仕事をなさっています。
 授業では,ギターづくり工程の写真や実物の工具,型枠,材料など,沢山の資料をご用意くださり,子どもたちに分かりやすく教えてくださいました。
 ギターづくりの材料となる木材は,パーツの特性によって世界各地のものを取り寄せて加工し,組み立てるそうです。できあがったギターはどれひとつ同じものはないと説明されました。というのは,お客様の好みや要望の音色や形態,ギターが使用される場や状況(仕事,趣味,音楽教室など)に応じて作成していくためです。加えて,お客様が住んでいる地域(楽器が使用される場所)によって,気温や湿度による膨張や収縮,音色の変化が生じることも配慮してつくりあげると仰いました。
 ギターを受け取り,使う人のことを細かくイメージして満足していただける一本を創りだしていく。
 言葉の使い方の理想と同じだなと思いました。

 向江先生,ありがとうございました。

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広島市立似島学園小・中学校
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