最新更新日:2024/06/07 | |
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図書贈呈
弘済会広島支部から図書を贈呈していただきました。
今年度は小学校で「似島タイム」として,教職員による読み聞かせ学習に取り組みました。子どもたちの興味・関心に応じて,校内のいろいろな場所に読み聞かせの場を設定し,穏やかに本に親しむ時間をつくろう,というねらいで計画しました。子どもたちの読書意欲を喚起し,生活に落ち着きをつくりたいという思いもありました。中学生による読み聞かせ活動も継続して行いました。内山臨時司書教諭の活躍で,図書室の蔵書の修繕や整理,図書管理と環境整備など,格段に改善しています。 子どもたちを取り囲む図書環境は日々充実したものになりつつあります。今回の図書贈呈に恵まれたことは,今後のより一層の図書活動につながると思います。 ありがとうございました。 お話し会週の初めであること,子どもたちの実態や今までの経験,季節も考慮した上で,子どもたちが物語の世界に浸りきれるような図書を選んで,キャリーケースにたくさん運んできてくださいました。まさに「お話のサンタクロース」でした。 長いお話もありましたが,子どもたちは興味津々で聞き入っていました。 先生の朗読を聞いていて学ぶべき点が多くありました。 ○声の大きさが適切である。 声が小さいと聞き取りにくいのは当然ですが,大きすぎても子どもにとっては邪魔な音になります。声が聞こえる安心感で,私語が始まったり,気もちが逸れたり,姿勢が崩れたりすることがあります。ちょうど聞こえる声で,子どもたちの前のめりの姿勢を引き出すことができます。 ○過度な抑揚をつけない。 声の高低は意識しつつ,過度な表現を抑えるようにされています。子どもたちの中でそれぞれの世界が生まれることを妨げない配慮だと感じました。必要な変化は,声の高低や読みの速さで表現されました。 ○ゆっくり聞き取りやすい速さを意識する。 子どもにとって聞き取りやすい速さは,比較的ゆっくりです。イメージを広げるゆとりを与えつつ読むことを意識されているようです。 これらは日頃の発問や指示に通じる,是非参考にしたい技能だと思います。子どもたちにとって聞きやすい話し方について,自分自身を見つめ直していきたいと思いました。 和敬清寂本校をOGである村上先生をはじめ,多くの先生方には,かなり早い時期から綿密な打ち合わせをしていただき,前日準備,当日は早朝より夕方まで,子どもたちのためにボランティアをしてくださいました。 子どもたちは,それぞれが作った花瓶に花を生け,作法を教わってお茶をいただきました。 花を生ける心,お茶をもてなし,いただく心についてのお話をうかがい,会が進むうちに,子どもたちの背筋が次第にピンと伸びて,閑かな落ち着いた雰囲気になっていきました。とてもうれしく,頼もしく感じた一日です。 心地よい緊張感と,互いの時間・空間を思いやる空気。未熟ながらも「和敬清寂」の入口が垣間見えたように思いました。たとえ小学校低学年であっても,やればできると思えた瞬間でした。 たくさんの時間を割いて,お花の心,お茶の心を教えてくださった先生方,本当にありがとうございました。 立春秋に人権擁護委員の方々からいただいた「人権の花」も,この陽気に誘われてつぼみが大きく育ち,早いものはもう綺麗な花をつけています。一つひとつは小さいですが,凜とした形のはっきりとした花たちです。 雨水,余寒,春一番,啓蟄,水温む……。 日一日過ごすうちに,きっとたくさんの凜とした花々を咲かせてくれることでしょう。 子どもたちの心にも人権の花,友情の花がはっきりした輪郭でたくさん咲くよう育てていきたいと思います。 |
広島市立似島学園小・中学校
住所:広島県広島市南区似島町長谷1487 TEL:082-259-2311 |