最新更新日:2024/06/10
本日:count up92
昨日:79
総数:222438
「すなおに たくましく」活動する子ども達の様子や「仲間と共に」主体的に学ぶ 心豊かな子どもの育成を目指した様々な取組をご覧ください。

温品塾を行いました。

画像1
5月16日(木)15:00より,温品小学校5年3組教室にて温品塾を行いました。
 温品塾というのは,温品小学校の教職員による自主的な研修です。これまでも,「学級づくりを行う上で大切なポイント」「学習のきまりをどのように伝え指導していくのか。」「本校教職員による模擬授業」などを行ってきました。
 今回の研修は,本校児童の保護者の方に来校していただきお話を伺いました。
学校には様々な児童がいます。全教職員で児童理解に努め,配慮すべき事を共通理解しました。
 その後,教職員一同で特別支援教育の視点から温品小学校の現状を話し合い,今後の目指す方向を模索しました。
 誰に対しても優しい子が増えることで,学校教育目標にある「心豊かな子どもの育成」を目指していきたいと思っています。

運動会係活動の意義

画像1
5月23日(木)に運動会の全体練習を行いました。
入場行進,開会式,閉会式の行い方を指導しました。
各学年で運動会の練習など行っています。運動会という一つの行事を通して,体力の向上に努めるだけでなく,学級の絆をより深めて欲しいと思っています。
さらに,高学年は係の仕事を行うことを通して学校行事へ参画し,よりよい学校づくりへ力を尽くして欲しいと思っています。
 同日に第1回の運動会係活動が行われました。私は,記録係を担当しています。記録係の仕事について,仕事の内容が書かれている文書を配布し以下のような説明をしました。
・記録係は赤白の得点を集計する仕事であること。
・各クラスに分かれて担当を決め分担をすること。
・閉会式では得点発表を行うこと。
その後,児童に問いました。
 記録係で一番重要なことは何ですか。今の説明から,漢字2文字で答えなさい。
 児童はとまどっていました。数名指名しましたが,的を射た答えは返ってきませんでした。
1 まず,しっかりと聞く。
2 大切なことは何か考えながら聞く。
3 大切なことを要約して覚える。
 という3つの力が必要になります。これは,教師や親が問うことで力を伸ばすことが出来ます。
 引き続き指名していくと,答えが返ってきました。
「責任」です。
勝負を決定する重要な仕事です。忘れていたりすると,競技が始められないということになります。
さらに聞きました。
もう一つ重要なことをあげるとしたら何ですか。同じように漢字2文字で答えなさい。
 これも,悩んでいました。
 「正確」です。
 正確に計算しないといけません。間違いがあってはいけません。
 この2つに気をつけて,頑張っていきましょうと話しました。
 念のため,記録係の仕事において大切なことは何かと児童に確認しました。子ども達は,すぐに「責任」「正確」を答えました。これを共通理解しておいた上で,高学年ですから,
・責任を持って行うために気をつけることは何か,工夫できることはないか。
・正確に計算するために気をつけることは何か,工夫できることはないか。
と考えていくことが大切なのです。もちろん,児童は忘れますから,教師もこのことを機会あるごとに児童に問いかけ,児童同士でも確認し合う必要があります。
ただ言われた仕事を操り人形のようにこなすのではなく,自分で考え工夫する児童になって欲しいと思っています。このようにして,学校教育目標にある,
「お互いを大切にし、主体的に学習する 心豊かな子どもの育成」
の「主体的に学習する」児童の育成を努めています。

「家訓」はありますか?

 先日,勉強会に参加しました。
 土曜日や日曜日は学校はお休みですが,私たち教師は,勉強会に参加して他の学校の先生方と実践を交流しあったり,書籍を執筆し実践を発信されておられる先生の話を聞いたりして,研修をしています。
 勉強会にて,講師の先生が言われました。

 「家訓はありますか。」

 講師の先生は次のように言われました。

 昔はどの家庭にも家訓がありました。
 ・嘘をついてはいけません。
 ・正直に生きなさい。
 ・素直に人の話を聞きなさい。
 ・人にはやさしくしなさい。
 ・人の役に立つことをしなさい。
 ・あいさつをしっかりとしなさい。
 ・勉強は一生懸命やりなさい。
 ・きまりやルールは守りなさい。
 ・情けは人の為ならず。
 ・継続は力なり。
 などでしょうか。丁寧な字で書いて家族が集まる部屋に貼っておく家もありました。しかし最近,家庭に家訓がなくなってしまったと言われました。
 家訓がある事でどんな良さがあるのか。その先生はさらに言われました。
 家訓があることで,原理に基づいて親は子どもを叱ったりほめたりするようになる。
 つまり,大人のその場の感情や都合で子どもを叱ったりほめたりしないということなのです。
 学校生活で子ども達を見ていますと行動の判断基準が,
 ・先生に叱られるから
 ・先生が見ているから
行う(または,行わない)という場面が見られます。もっと具体的に言いますと「先生に叱られるから掃除をする。」「先生が見ていないから掃除をしない。」ということになります。そうなってきますと,厳しく注意する先生の前では掃除をするけれど,その他の先生やお客さんの前では掃除をしないということになってくるのです。
 本当にそれでよいのかと最近強く感じるのです。
 掃除は,自分たちが清潔な環境で快適に過ごすために行うものです。また,与えられた仕事を最後までやりきる力を養う場でもあります。そのような事を理解し,実践できる人間になってほしいと思っています。

 原理に基づいて叱ったりほめられたりすることで,子どもの判断基準は親や教師の顔色ではなくて,物事の正しさになります。
 法を遵守し,目標をもって生活することが社会で生きる基本ですから,子どものうちから原理に基づいて指導し自分で判断できる子どもに育てていくことは理にかなっていると思います。

 家訓について,是非ご家庭で話題にあげていただけたらうれしいです。

全校朝会の取り組み

画像1
5月8日(月)には,今年度初めての全校朝会が行われました。
教頭先生は,「思いやり」をテーマにお話しされました。
教頭先生は,まず思いやりは一人では出来ないということを言われました。相手がいないと思いやり自体が成り立たない。自分が思いやりを人に伝え,その人がまた他の人に思いやりを伝える。そのつながりの連続だと言われました。
また,思いやりの気持ちをもって友達に行動を起こしても伝わらないことがあることを言われました。けんかをしていたり,怒られたりしたとき,思いやりを受けても素直に受け取れないこともあります。そういったときは,少し待って相手の様子をみて行動するといいですよと言われました。
さらに,伝わらなかったときは,よく覚えておいて,なぜ伝わらなかったのか考え,次はどうしたらよいか行動をしてみたらよいですねと確認されました。
思いやりの行動ですぐにできることは「あいさつ」です。朝から気持ちのよいあいさつをすると,心がおだやかになり優しい気持ちになります。「あいさつ」からがんばってみましょうと言われました。
教頭先生の方をしっかり見て,聞いている児童がたくさんいたのがよかったです。

その後,全校朝会の取り組みについて話しました。
今回と取り組みは,レベル1「体育館に入ったら整列して座り,黙って待とう。」でした。
レベル1はまだクリアできませんでしたが,ずいぶんがんばっている様子は伝わってきました。相手の話をしっかり聞いて学び,思いやりのある優しい子になってほしいと願っています。

道徳通信「よりよく生きる」第2号

画像1
 今年度初めての道徳授業
 今年度初めての道徳は,夢について考えました。
 概略のみ簡単に説明しますと,

1 地雷の写真を見て考える中で,世界には地雷が埋まっている地域があり,日々危険と隣あわせの子どもがいることを知る。
2 少年兵の写真を見て考える中で,世界には勉強することも出来ず,兵士としてかり出されている子どもがいることを知る。
3 難民の写真を見て考える中で,世界には健康に生きることさえも難しい子どもがいることを知る。
4 様々な国や地域に子どもがいるが,どの国の子どもも夢をもって生きている。「自分の夢は何か。」を考え,自分の夢を発表し,世界の子どもたちの夢と比較して考える。
5 「未来のために何ができるか。」自分の考えと,世界の子どもの考えを比較して考える。
6 「あなたの国(日本)を(世界の子どもたちに)紹介してください。」という質問に対し,自分の考えと,世界の子どもの考えを比較して考える。
7 授業で学んだことについてまとめる。
 という内容でした。7でまとめた児童の意見を紹介します。

・ぼくの夢は,自分のことだけしか考えていませんでした。明日から,いや今から周りの人のことも考えた夢を持ち,自分だけでなく周りの人の役に立つような大きな夢を持ちたいです。他の国の人と仲良くしたいです。(4年男子)
・世界には,私たちのように食べてくらし,安心・安全にくらせる国ばかりではないと知りびっくりしました。世の中で誰かのためにがんばりたい,守りたいという気持ちはすてきだと思いました。(4年女子)
・世界の子どもたちは,自分の事じゃなく世界のために働きたい,平和にしたい,自分の国を守りたいという気持ちでいっぱいだということが分かりました。(5年 女子)
・僕たちの夢は個人個人の夢だけど,世界の子どもたちは,自分の故郷や自分の国が平和になりますようにとか愛がいっぱいの国がいいと言っていたからびっくりしました。(5年男子)
・それぞれの国が平和になることを願っています。世界の子どもたちの意見を参考にして,もっと役に立つことをしたいです。(5年女子)
・世界の子どもたちは,みんなのことを考えて自分たちの国に誇りを持って生きていたので感心しました。自分もそういうふうになりたいと思いました。日本のことをもっと知って,良いところをたくさん言えるようになりたいです。(6年女子)
・私はいろんな国の人の夢などを聞いて,他の国の人は戦争などして大変でも,家族や国に誇れる人や,人のためになるようなことを言っていて,すごくえらいと思いました。私も,人のためになるような事ができるようになりたいです。(6年女子)
・他の国の人の夢は「国が平和であってほしい」とか「誇りに思えるように」など,自分のことよりも自分の国の事を考えているけれど,僕は自分のことしか考えていなかったので,その考えを変えていきたいです。(6年男子)

 道徳の時間では,読み物を読んだり,先生の話を聞いたりして得た知識を基に自分で考え,交流し,さらに自分の生き方に生かし,実践していくことが大切です。しかしながら,全てが全て即実践できる訳ではありません。今は出来なくても,将来出来るときが来るでしょう。そのための準備をしておく時間だと考えたらよいと思っています。
一年間での児童の成長が楽しみです。

追伸
 子どもたちに,「道徳の授業どうだった?」とか「何を学んだ?」とか聞いてみてください。学んだことがすぐに言えるようになってくれたらと思っています。
子どもたちが書いたワークシートには,出来るだけ大切なことを書いている記述にアンダーラインを入れたり,コメントを入れたりしようと思います。しかしながら,250人分ありますので難しいこともあるかと思います。その際はご了承下さい。

児童が聞く力をつける取り組みを始めました。

 児童の聞く力が落ちているように感じます。学習において聞くという活動が多くを占め,上手に聞くことが出来ることが学力の向上につながると考えます。
 さらに,調べてみると,ある書籍に次のような事が書いてありました。
 相手の話を丁寧に聴くことは、相手に注目し、大切にしているということを示すことになるのです。それは、「私はあなたを認めます。そしてあなたの話に集中していますよ」と相手に伝えていることを意味するのです。聞く人が相手に集中してじっくりと話を聴く姿勢を示すと、相手は安心して話をすることが出来ます。逆に、話を聴いてくれていない態度が相手に伝わると、相手の人はとてもいやな気持ちになります。
 相手を思いやるという点で考えても,上手に聞くことが出来る児童になってほしいという願いがあります。
 そこで,全校朝会等において,「聞く力をつける取り組み」を始めることにしました。
 目標は,
 ・一生懸命人の話を聞き賢い子になろう。
 ・思いやりのある優しい子になろう。
 の二つを掲げました。しかし,すぐに出来るようにはなりません。そこで,8つのステップを示して取り組むことにしました。(下の画像)
 一つ一つみんなで協力して達成してほしいと思います。
 ステップ8をクリアしたときには,子どもたちが校長先生のお話を聞いても,地域の方のお話を聞いても上手に聞けるようになっていることと思っています。
画像1

第1学年,第6学年での遠足のひとこま

画像1
 写真をごらんになってどのように思われましたでしょうか。
 第1学年と第6学年は,一緒に石井城公園へ行きました。公園には様々な植物がありました。カラスノエンドウもありました。校長先生は理科の先生なので,カラスノエンドウを使ってピーピー豆を作られました。校長先生から発せられるピーピー音に第6学年の児童が反応しました。初めて聞く音に驚いている様子でした。私たちが子どもの頃は,誰かに教えられるともなくこのような事をして遊んでいましたが,今の子どもは意外に体験していないのだと感じました。校長先生は優しく笛を作ったり,笛の作り方を教えたりされていました。そんな様子をみて,第1学年の児童も集まってきて,写真のような状態になったのです。
 先ほど発信させていただいた,「入学おめでとう集会・遠足」で,遠足の目的を書きましたが,まさに「自然にしたしませる」という目的そのものだと感じました。
 おうちでも,公園などに出かけられることもあると思います。是非,このような身近な物をつかって工夫して遊ぶことを教えてあげてください。

入学おめでとう集会・遠足

画像1
 5月1日(水)は,入学おめでとう集会と遠足を行いました。写真は,入学おめでとう集会の様子です。
 これらの学校行事も,教育活動の一環として行われますので,もちろん目的があります。学校に来る目的は,「勉強すること」と「仲良くすること」ですが,例えば遠足にこのことを当てはめるとどのように考えられるのでしょうか。
 目的は4つあります。
 ・学校生活の楽しさを味わわせお互いの和をはかる。
 ・心身の鍛練と健康増進をはかる。
 ・自然に親しませるとともに,郷土社会の地理的理解を深める。
 ・集団における規律を守り,交通及び公衆道徳などのよい習慣や態度を養う。
 この遠足を通して,学級の児童がより仲良くなればよいと思っています。
 各学年から,遠足の様子が学校ホームページにアップロードされますが,おうちでもただ楽しかったかどうか聞くのではなく,遠足で何を学んだか聞いてみてください。

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
広島市立温品小学校
住所:広島県広島市東区温品七丁目8-8
TEL:082-289-0255