最新更新日:2024/06/07 | |
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学校朝会で表彰
広島市水泳記録会に出場し、大変優秀な成績をおさめた児童の表彰と、よい歯の健康大賞の表彰をしました。水泳記録会には18名の児童が参加し、日頃の練習の成果を発揮してがんばりました。
また、よい歯の健康大賞は虫歯がない・歯茎にも病気がないなどの条件をクリアした6年生児童に贈られる賞です。今年はなんと75名もおりました。学校代表として表彰式に出席してくれた男子を代表として表彰しました。6年生で虫歯が1本もないよう歯の健康に心がけましょう。 学校朝会「命について考える」
土砂災害でお亡くなりなられた方のご冥福を祈って黙祷をしました。
その後、校長先生からお話がありました。 (内容) みなさん、おはようございます。 ただいま土砂災害で命をなくされた方に黙祷をささげました。 8月20日、真夜中のことです。広島ではこれまでなかったぐらいの大雨が降りました。その雨のためで、土砂災害が起きました。 今日の新聞では、72名の方が亡くなられ、行方不明の方も未だに4名おられます。 自然はすばらしいけれど、こわい面もあります。 72名のお亡くなりになった方の中に、小学生がいたことを知っていますか。安佐南区の山本小学校の5年生でした。名前は平野遥大くんといいます。新聞に書いてあった遙大くんのことを読みますので、遙大くんのことを思いながら聞いてください。 ―中国新聞の記事8/27― 山本小学校5年生、平野遙大くんについての中国新聞の記事を読みました。 遙大くんにもみなさんのように、やりたいことがたくさんあったはずです。土砂災害にあわなければ、学校で当たり前のように、夏休みが終われば学校で友だちと会えて、運動場で遊んだり、サッカーをしたりしていたでしょう。 今日の学校朝会では、命についてお話をしたいと思います。 少し低学年のみなさんには、むずかしいかもしれませんが、耳をすませて聞いてください。 今、自分がこうして、当たり前のようにこの場にいることすごく大切なことです。奇跡のようなことかもしれません。 交通事故にもあわないで、けがや病気をすることもあるけれど、でも、こうして学校に来ることができて、先生や友だちに会えている。 聖路加国際病院の理事長 日野原重明さんは、こうおっしゃいます。その方は現在102才です。現役の医師として活躍されています。 戦争を体験している日野原さんは、 「命は、自分でどうにでも使える自分がもっている時間のことです。」 と、言われています。もう一度言います。 「命は、自分でどうにでも使える自分がもっている時間のことです。」 命は自分がいつも持っている。 今ももっていて、それを自分のために使っているのではないかと。 たとえば、自分のために顔を洗い、自分のために朝ごはんを食べ、自分のために洋服を着替え、自分のために学校に来る。自分のために遊び、勉強する。それも大切なことだと思います。自分でできることを増やすことはとてもいいことですから。 しかし、さらに、日野原さんは言われます。 「命をどう自分以外のために使うか、考えてみませんか」と。 友だちのために、周りの人のためにできる何かを。 命がある者は、ちょっと背伸びしてがんばらなくてはいけない責任があるように私は思います。 それは、人のために役に立つ自分になることかもしれません。 家族が喜ぶように、自分が笑顔で生活することかもしれません。 友だちのために、心がほっとするような言葉をおくことかもしれません。 己斐小学校の校区では、何カ所か土砂崩れになったところがあります。今でも通行止めのところがあります。しかし、金曜日から学校が始まるからと、地域の人が出て、皆さんで道路のがれきを取り除いてくださいました。そんな地域の方に感謝しましょう。 感謝は挨拶と笑顔で表すのです。 また、己斐小では学校の被害はありませんでしたか?というお電話やお手紙をいただきました。4年生に平和のカンナのお話をしてくださった橘りほさん。5年生に原爆のお話をしてくださった茶本ゆりさん。東日本大震災の時に、お見舞いの手紙を送った仙台市の鶴巻小学校の校長先生・教頭先生などです。 皆さんのお家でも親戚やお友達から、心配した連絡があったのではないでしょうか。 自分のことを思ってくれている人が周りにはたくさんいます。 お話が長くなりましたが、 「命は自分でどうにでも使える自分がもっている時間のこと」 その時間を、自分が伸びていけるためにつかいましょう。 さらには、その時間を周りの人のために使える自分になれるようになりましょう。 今日はこんなお話をしました。 今日から学校が始まりました。 己斐小の学校目標は「自ら伸びる」です。がんばっていきましょう。 みんなで伸びる己斐小学校をみんなの力でつくりましょう。 こんな長いお話をしました。 長い夏休みの後とは思えない立派な態度でお話を聞くことができる己斐小の児童は大変立派です。感動しました。 平和のカンナ〜たくさん咲いています原爆が落ちて70年は草木も生えないであろうといわれたヒロシマの町に咲いたカンナの花。原爆投下1か月で咲きました。己斐小は平和のカンナと名付けて、育てています。 ピースメモリアルセレモニー
平和アピール 己斐小2年生と4年生。そして、己斐小6年生の代表。
卒業生代表のお話もありました。 たくさんのお話が続きましたが、会場は子どもも大人も3世代の者がしっかり落ち着いて聞き浸り、平和への感謝、平和を希求する気持ちで、参加した皆の心はいっぱいになりました。 学校保健委員会学校、家庭、地域の関係機関などの連携による効果的な学校保健活動を展開することで、児童の心身の健康を守り、安全・安心を確保しようという目的です。 本日は、学校医である内科の大谷先生、耳鼻科の隅田先生、眼科の平野先生、歯科の石田先生、薬剤師の河田先生が出席してくださいました。 保護者の方も50名ほどの参加がありました。 歯科の石田栄作先生からは「健康作りは歯から」という講話をいただきました。 ピースメモリアルセレモニーそして、「青い空は」「ふるさと」の歌を会場の皆様も歌いました。 「蓮照寺エコー合唱団」「ハーモニーぶ〜け」の皆様と一緒に参加してくださいました。 ピースメモリアルセレモニー指揮者であり、お父さんである、デーブ・マーストン氏が公演旅行に日本に来られたおり、原爆を知り、「アメリカからヒロシマ」という歌を作られました。その後、お父さんは亡くなられています。その歌のテープは、原爆のモニュメントのタイムカプセル内に入れられたそうです。 ピースメモリアルセレモニー被爆証言を今年はお二人の方がしてくださいました。堀江壮様、尾上素子様です。お二人とも5・6才の頃に被爆され、その時の記憶をお話くださいました。 続いて、献花。己斐小で荼毘に伏した2000人の方々の慰霊をしました。 |
広島市立己斐小学校
住所:広島県広島市西区己斐上二丁目1-1 TEL:082-271-4208 |