最新更新日:2024/05/23
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本校は、校訓「やさしく つよく まじめに」のもと、「心豊かでたくましく、平和を求める子どもの育成」を基調とする教育活動を推進しています。明治6年(1873年)に創立した歴史と伝統のある学校です。卒業生には、児童文学史に燦然と輝く鈴木三重吉氏がいます。

おかえりなさい

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 野外活動が終わりました。帰ってきた子どもたちからは,少し疲れた表情の中にも,充実した野外活動であったことをうかがうことができました。きっと,三瓶の自然が懐深く子どもたちを包み込んでくれ,一回りも二回りも成長させてくれたことと思います。

 出発式で,私は子どもたちに,「野外活動には,困難なことがたくさんある。そのとき,知恵を出し合って,優しい心を寄せ合って,みんなで乗り越えていってほしい。野外活動は,5年生が7か月後に本川小学校の最高学年になるための大切なステップだ。」と伝えました。

 解散式後,教頭をはじめとする引率の教員から,子どもたちの3日間の状況について,たくさんの報告を受けました。どの教員も笑顔で,子どもたちの頑張りを伝えてくれました。その報告の内容からも,5年生の学年としての子どもたちのよさを十分感じることができました。そして何より,出発式で子どもたちに伝えたことが実現できていることを嬉しく思いました。

 保護者の皆様,お迎えをありがとうございました。ご家庭でも,お子さんのお土産話をたくさん聞いてくださいね。

 ※写真は,学校帰着後の解散式の様子です。

 
 

授業の醍醐味

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 6年B組の算数の授業を見ました。授業づくりの面白さや醍醐味を感じ,ぞくぞくしました。

 まず,通常の発問により,子どもたちの意見を引き出しておき,一端収束させます。そのとき,「ここぞ!」とばかりに,担任が全く違う視点を投げ掛けます。子どもたちの思考に揺さぶりをかけるのです。担任が提示した視点に,最初は,「その視点は,あり得ない!」という反応の子どもたち。

 しかし,次の瞬間,「ん?」と考え直します。少しの間の沈黙がありました。その後,「あ,分かった。」「ああ,そうか。」と言わんばかりに,子どもたちの表情がぱっと明るくなります。

 担任は,ここで,「じゃあ,今,考えていることをグループで交流してみてごらん。」と指示します。グループの中に深い対話が生まれました。

 「教師は授業で勝負する。」とよく耳にします。そんな瞬間に立ち合え,嬉しく思いました。

神奈川新聞掲載

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 8月28日(水)の神奈川新聞に本川小学校の平和教育の一端が掲載されました。本校では,自分の言葉で平和の大切さを発信することができる子どもを育成するために,系統的な平和教育を展開しています。この度,神奈川県の新聞に掲載していただいたことで,他県にも爆心地に最も近い学校として本校が担ってきたものを知っていただくことになり,大変嬉しく思います。
 平和の意識の高まりに少しでも貢献できれば,それが私たちの一番の喜びです。
 

校内巡視(学校安全ガードボランティア)のお礼

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 保護者の皆様には,日頃から,校内巡視(学校安全ガードボランティア)にご協力いただき,感謝しております。
 この校内巡視は,校内への不審者の侵入を防ぎ,子どもたちの安全を確保するために,保護者の皆様に,校内をパトロールしていただいているものです。
 今日も3名の保護者の方が,校内を丁寧に巡視してくださっていました。ご多用の中,子どもたちのためにありがとうございました。 

趣のある校舎

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 私は,本川小学校の管理校舎の雰囲気が大好きです。昭和29年に建てられたこの校舎は,古き良き時代を思わせる板張りの床で,もの懐かしさに浸ることができます。
 この校舎で過ごすと,小学生の頃,国語の時間に学習した今西祐行さんの「太郎こおろぎ」という作品を思い出します。「太郎こおろぎ」は,しのちゃんの消しゴムが教室の床の穴に落ちてしまい,太郎が床下に取りに行く心が温まるお話でした。「太郎こおろぎ」の校舎もきっとこんな雰囲気だったのでしょう。今にも,しのちゃんや太郎が出てきそうです。

あの日を思う

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 私は,本校に赴任して3年目になりますが,昭和20年8月6日に,この場所で多くの尊い命が奪われた悲しい事実を思わない日はありません。
 そして,本校の子どもたちの明るく屈託のない笑顔を見るとき,また,元気な澄んだ声を聞くとき,74年前に未来を永遠に閉ざされてしまった子どもたちが,今を生きる子どもたちと一緒に笑い,一緒に声を響かせてくれているような錯覚に陥ることがあります。 
 もしかすると,これは,「亡くなった子どもたちに,楽しい子ども時代を過ごしてほしかった。」という私の叶わない思いなのかもしれません。そして,この叶わない思いは,「もう二度とあの悲しみを繰り返さないために,本川小学校の平和教育を充実させたい。」という私の決意につながります。
 
※この記事は,校長室だより「エール9月号」に掲載したものです。

3年C組の教室で

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 各教室の様子を見ました。どの学級も大変落ち着いた様子で夏休み明けの生活をスタートしていました。

 3年C組の教室に入ると,子どもたちが笑顔と拍手で迎えてくれました。「あれ?」と思うと,担任が,学校朝会での私の話を話題にして,子どもたちに振り返りをさせている最中でした。

 今朝の学校朝会で海外の大学生が本川小学校で日本文化や平和を学んだ話をしました。それについて,子どもたちは,「本川小学校で日本文化や平和について学んでくれて嬉しい。」と感想をもったようです。私は,子どもたちがそのように思ってくれたことが嬉しかったです。

学校朝会

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 保護者の皆様,地域の皆様,今朝は子どもたちの見守りをありがとうございました。お陰様で,子どもたちは,無事に登校してきました。

 今日は,3名の転入生を迎えて,学校生活を再開しました。学校朝会では,毎回「誇り」をテーマとして話をしています。今日は,「平和」で長崎市や世界の国々とつながった8月の本川小学校について話しました。子どもたちは,とてもよい姿勢で,じっくりと聞いてくれました。

 その話の中で,「お迎えした外国の方の笑顔がとても素敵でした。笑顔は世界平和の第一歩。『私はあなたのことが大切です。』『あなたと仲良くなりたいです。』というメッセージです。校長先生は,本川小学校のみんなからも同じような笑顔のメッセージを受け取っていますよ。」と伝えました。

 夏休み明け,笑顔で子どもたちに向き合います。

お礼

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 保護者の皆様,地域の皆様,学校施設ご利用の皆様,本日は,早朝より,校内清掃に参加してくださり,ありがとうございました。お陰様で,夏休み明けの学校生活を気持ちのよい環境でスタートすることができます。心より感謝申し上げます。
 今後も引き続き,本校教育活動に,ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

相生橋から

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 写真は,相生橋から撮影した本川小学校です。広島市の中心部に位置している学校ですが,ご覧のように緑豊かな環境にあります。手前に見える校舎は,東校舎です。

 原子爆弾の投下の際,本川小学校の校舎は大きな被害を受けました。その後,改修を繰り返しながら,昭和63年まで使っていましたが,この校舎に建て替えられました。

 古い校舎は,取り壊しも検討されましたが,原爆の被害を受けた状態をそのまま残し,被爆の実相を後世に伝えるためその一部を「本川小学校平和資料館」として保存することになったのです。「本川小学校平和資料館」は,写真に見える東校舎の奥に静かに佇んでいます。

 8月22日,夏休みも終わりに近づいてきましたが,相生橋辺りは,海外の方も含めて多くの観光客の姿が見られます。「本川小学校平和資料館」には,多くの人々の悲しみや願いが込められています。是非,お立ち寄りいただき,平和の大切さと命の尊さを学んでいただきたいと思います。
 

子どもたち

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 台風が過ぎた後の校舎です。校内を確認すると,変わった様子はなく,安心しています。保護者の皆様,地域の皆様,お変わりありませんでしたか。

 朝,学校周辺の清掃をしていると,何人かの子どもたちが通り過ぎて行きました。おつかいを頼まれた子ども,児童館に向かう子ども。お盆が過ぎて,日常生活に戻っている様子がうかがえました。
「校長先生,お掃除ありがとう。」
「校長先生,ジャンケンしよう。」
と,いつもの人懐こく可愛い子どもたちに,元気をもらいました。
 通りがかった中学生は,掃除をしている私に,
「お疲れ様です。」
と言いました。この間まで小学生だったのに,こんなに立派な挨拶ができるようになったことを嬉しく思いました。

 夏休みも残り少なくなりました。子どもたちにとって充実した日々であるよう願っています。

長崎原爆の日によせて

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 8月9日,長崎原爆の日によせて,原爆の犠牲となられた多くの皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。

 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の中継で,爆心地に最も近い長崎市立城山小学校の児童の皆さんによる合唱「子らのみ魂よ」を聴きました。平和への祈りを込めて歌う皆さんの姿は,同じく爆心地に最も近い学校として平和を発信する本校の児童の姿に重なるものがありました。

※写真は,先日長崎市の田上市長からいただいた長崎の被爆樹木2世のクスノキの苗です。

平和の取組み

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 本校で開催された本川地区社会福祉協議会主催の原爆死没者慰霊祭に長崎市長・田上富久様と広島市長・松井一實様がいらっしゃいました。
 慰霊祭が始まる前に,6年生の計画委員の子どもたちが,お二人を平和資料館にご案内する機会を与えていただきました。
 子どもたちは,地下のパノラマやニワウルシなどを紹介しました。また,平和の実現に向けて,考えていることをお伝えしました。この後,長崎の被爆樹木2世のクスノキの苗をいただき,大切に育てることをお約束しました。
 田上市長から,
「本川小学校の子どもたちが平和資料館を一生懸命に案内してくれました。これからも平和について,一緒に考え続けていきましょう。考え続けることが大切です。」
という旨のお話をいただきました。
 平和を希求し続ける本川小学校の子どもたちにも,私たち教職員にも胸に響く温かいお言葉でした。貴重な機会をいただきました。ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

追悼の辞(原爆死没者慰霊祭)

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 新しい令和の時代を迎えました。今、本川小学校は、被爆樹木が生き生きと茂る緑豊かな環境の中、子どもたちの明るく澄んだ声が響き渡る場となりました。現在、408名の子どもたちが本校で学んでいます。私は校長として、この408名の子ども一人一人が、心から愛おしく、未来を築く無限の可能性を秘めた大切な存在に思えてなりません。

 この思いは、74年前、原爆が投下された日の本校での悲しい事実に思いをはせるとき、より一層強くなるものです。

 昭和20年8月6日、本川小学校は、原子爆弾の炸裂とともに、校舎は鉄筋の外郭だけを残し全焼、約400名の子どもたちの尊い命が一瞬のうちに奪われました。今、本校に在籍する子どもたちとほぼ同じ人数です。この多くの未来ある子どもたちが、地獄と化した状況の中で、全身に大けがや大やけどを負い、家族を恋しがり、泣き叫びながら、無残な最期を迎えた事実に、胸が張り裂ける思いがいたします。また、当時の川崎校長先生をはじめ、10名の先生方は、あの時、この本川小学校で、何を見、何を聞き、何を思い、その命をとじられたか、察するに余りあります。

 「ずっと笑顔でいるよ」「新しい家族ができたら平和の思いを伝えるよ」「困っている人がいたら助けます」「思いやりの心を大切にします」これは、原爆で犠牲となられた方々への慰霊の気持ちを込めてつくった灯籠に子どもたちが書き添えたメッセージです。本校の子どもたちは、自分の言葉で平和の大切さを発信することができるよう、1年生から系統的に被爆の実相を学んでいます。子どもたちのメッセージは、単なる「平和への願い」にとどまらず、平和な社会を実現するために自分は何をするのか具体的な行動を表しています。この後、日暮れを待って約400の灯籠に火を灯し、鎮魂の祈りを捧げます。

 本川小学校は、今後も、新しい時代を担っていく子どもたちに、平和な世界を築くための行動力を培い、周りの人々を大切にする心を育むことを教育活動の基盤としていきます。

 最後に、犠牲になられた方々の御霊に心から哀悼の意を捧げ、平和な世界の実現に向けて不断の努力を重ねることをお誓いし、追悼の辞とさせていただきます。

令和元年8月5日 
広島市立本川小学校長 岡田 由佳   
 


胸が熱くなる

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 「中近東大学プロジェクト」では,私からも本川小学校の紹介をさせていただきました。紹介の要旨は次のとおりです。

「子どもは,学校の宝,地域の宝,広島の宝,そして未来の希望であるとの思いで子どもたちを育てています。本川小学校は原爆投下の際,多くの尊い命を失った悲しい歴史をもっています。そこで,1年生の段階から6年間かけて,被爆の実相を学び,平和の尊さを実感し,自分の言葉で世界に発信することができる子どもたちを育てています。世界平和の実現に寄与する子どもたちを育てることが,爆心地に最も近い学校としての責任だと考えています。どうか,この学校で見たこと聞いたこと,感じたことをそれぞれの国で伝えてください。そのことが,少しでも世界平和につながるのであれば,それが私の一番の幸せです。」

 その後,代表の方から,
「ここで見たこと聞いたこと,感じたことをそれぞれの国で伝えることをお約束します。自分たちが伝えることで,何十万,何百万の人々が平和の大切さを知ることとなるでしょう。」
と言ってくださいました。胸が熱くなりました。すぐに,本校の教職員や子どもたちに伝えたいと思いました。明日,本川小学校は登校日です。早速,教職員や子どもたちに伝え,改めて本川小学校の平和教育の意義について考えていきたいと思います。

 本川小学校の平和教育を発信する場を,そして,世界の人々と平和教育をとおしてつながり合う機会を与えてくださる「本川おもてなし隊」の方々に心から感謝申し上げます。

祈り

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 夏休みに入り,平和資料館へのお客様が一層増えてきました。来られた方々が多くのメッセージを書いてくださっています。一部を紹介させていただきます。

○未来ある子どもたちが安心して夢を追いかけていくことができるよう,永遠の平和を願っています。祈りとともに,被爆校舎を保存してくださりありがとうございます。

○今ある平和に感謝し,未来へつなげるために,子や孫たちに伝えていかなければなりません。本川小学校の皆様,平和資料館をこれからも守っていってください。

○私も小学校6年生です。平和について学習するために,広島に来ました。400人も児童が亡くなったと知って,驚きました。二度とこんなことにならないように平和を願っていきたいと思いました。

 ありがとうございます。本校の子どもたちは,心から平和を願い,そのために自分に何ができるか考えています。本校を訪れてくださった方々が資料館をご覧になり,この思いを共有してくださることで,平和が実現することと信じています。

第37回本川地区原爆死没者慰霊盆踊り大会に向けて

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 第37回本川地区原爆死没者慰霊盆踊り大会に向けて,地域の方々が着々と準備を進められています。昨日も夕刻より,やぐらを組み立てられました。
 
 8月の本川地区は,平和への祈りに包まれます。特に,慰霊祭と盆踊りが行われる8月5日の夜は,地域の方々の深い思いを感じます。
 
 汗を流しながらやぐらを組み立てられる様子を拝見しながら,この地域に育つ本校の子どもたちを,地域の歴史と思いを立派に受け継ぐ子どもに育てなくてはならないと改めて感じました。


 

いよいよ夏休み

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 明日から子どもたちが楽しみに待っていた夏休みが始まります。夏休みには,様々な体験をしてほしいと思います。今日配付したエール(校長室だより)に夏休みについての記事を書き,ホームページにも掲載していますので,お読みください。

 「校長先生,次は8月5日に会いましょう。」
と1年生から言われました。8月5日の登校日に会えることを楽しみにしています。

手本

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 後輩に,様々な面から,絶えず手本を示し続ける6年生。傘立てに注目してみました。1枚目の写真は昨日の様子です。2枚目の写真は今日の様子です。傘の向きが揃っています。目立たないことが当たり前のようにできる6年生。6年生は,私が大切にしてほしいと思うことをいつも行動で示してくれます。

 

先生の好奇心

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 校長室から見える「平和の森」での先週の一コマです。子どもと一緒になって一生懸命に昆虫を探す教員の姿を見付けました。子どもとこの教員の様子が何とも微笑ましく,そして嬉しくなりました。
 教員の好奇心に,子どもはぐいぐいと引っ張られていきます。教員の好奇心が子どもの好奇心につながる・・・。教員には,子どもに勝る好奇心をもってほしいなと思います。
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行事予定
9/6 5年野外活動 4年校外学習
9/8 本川フレンドシップフェスティバル
9/9 生活調べ・あいさつホップステップジャンプ(〜13日)
9/10 本川タイム たてわり遊び 3年PTC
9/11 絵本のくに(朝)
9/12 校内研究会

校長室だより

学校だより

平和資料館

広島市立本川小学校
住所:広島県広島市中区本川町一丁目5-39
TEL:082-232-3431