最新更新日:2024/06/07 | |
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防犯教室分かりやすいVTRや広島県警警部補としてのご経験をもとにした具体的なお話で,子どもたちも熱心にメモを取ったり聞き入ったりしていました。 近年,AIを始めとした技術革新,情報網や端末等の著しい発達により,世の中はどんどん便利になっています。しかし,便利になることの裏には必ず想定外の危険があるものです。特に,ネットに関わる犯罪は,自分だけでなく周囲の多くの人を知らず知らずに巻き込んだり,迷惑をかけたり,裏切ったりする結果を招くことがあります。 これからの未来を生き抜く子どもたちには,自分の言動が社会とどのような関わりを生むのか,結果を招くのか,影響を及ぼすのかをイメージする力(想像する力)が必要になります。 教育課程の中でイメージする力をどう育てていくか,計画的・系統的な編成を工夫しなければならないと感じました。 ここから!ビー玉を転がすコースづくりを楽しむ図画工作科の単元です。 取り組み初めは, 「簡単簡単。すぐできるよ。」 「できたら遊ぶから見に来てよ。」 子どもたちは出来上がりをイメージし,口々に楽観的な言葉を並べていました。 確かに,思い思いにコースをつくるところまでは,ある程度すぐにできてしまいます。しかし悲しいかな,ビー玉は傾斜を思うように転がらない。仮に転がっても,傾斜のある坂道コースはあっという間で,その後の平面では完全にビー玉の動きはなくなってしまう。 彼らのイメージには,作ったコースをビー玉がとめどなく流れ,楽しく遊べる画があったはずです。実際は上手くいかないのが世の中の常です。 さあ,ここからが勝負。 課題や困難に当たったときどのように乗り越えるのか。ビー玉の動きが止まる原因を観察し分析して改善の工夫をする。辛抱強く取り組む姿勢・態度も大切です。本校の子どもたちにとっては苦手なところ。 最終的にどのような作品ができあがるのか,楽しみです。 つなぐ 4 -称える-前の走者が見えなくても,彼は最後まで一生懸命走り抜きました。たすきをつないできたチームのみんなのために。 全校児童・生徒・教職員,高等養護部の職員,参観者全員がひとつになって最終走者を迎え入れます。大きな歓声と温かい拍手の中に。 見学者も含め,その場にいた全員の心がつながった瞬間でした。 つなぐ 3 -切磋琢磨-友だち,同級生というのはそういうものだと思います。 つなぐ 2 -成長-駅伝大会を縦の時間軸につなぐ「成長」を感じることができます。 つなぐ 1 -思い-持久走は辛い競技です。自分との闘いです。しかし,駅伝は「つなぐ」競技です。 たすきをつなぐ。 競争をつなぐ。 自分の走りをつなぐ。 頑張りをつなぐ。 思いをつなぐ。 前回も書いたように「つなぐ」ことでひとつになることのできる競技です。 「頑張ったよ。」「任せたぞ。」「頑張って。」 「よくやった。」「任せてよ。」「頑張るよ。」 お互いが声をかけあい,認め合い,支え合う大会にしてほしい。 みんなの思いを乗せて大歓声の中スタートしました。 みんなでひとつの先月の学習成果発表会の頃から,子どもたちは練習に取り組んでいます。長い距離を走ることは苦しいことですし,面倒なことです。活動としては大変敷居が高い。 しかし,ひとつの襷をチームみんなで繋ぎ,ひとつの成果にするという共通の目標ができると取組への関心・意欲は大きく高まります。何より声援が力になる。自分ひとりではないんだ,みんなと支え合うんだ,私もチームのひとりとしてみんなを支えるんだ,そういう公的な気もちが高まるのが駅伝です。 水泳記録会や運動会の応援,学習成果発表会や各種表彰式,発表会での拍手,日頃の何気ない声かけ……。全てが繋がるひとつの襷だと思います。 今年度の学習活動もあと少し。 みんなで繋いで大きなひとつの○○になろう! それにしても今年度は天候に気を揉み続けています。 駅伝大会はいよいよ明後日。雨の予報が心配です。 修学旅行 in 大山 その2時間が短く,思ったように滑ったり身体を動かしたりすることができずにストレスが溜まった子もいましたが,それこそが大切な体験だったと思います。未知の活動を実際に体験することで,見るだけ,聞くだけより数百倍よく理解できます。 今回の修学旅行は,全てが思ったようにいかないこと,思い通りにならないときにどうなるか,どうするかを学ぶ大変に貴重な経験になったように思います。 お世話になった皆さん,本当にありがとうございました。 修学旅行 in 大山 その1大山到着後雪は多少積もっていましたが,スキー場は閉鎖。雪合戦をしたり,そり遊びをしたり,雪だるまやかまくらをつくったり。雪に親しむことはできました。 アイスクリームづくり体験や水木しげる記念館,水木しげるロード付近の班別自由行動など,天候に応じて臨機応変な学習活動に取り組みました。子どもたちもそれぞれの活動に一生懸命参加しました。 頑張っている自分を知る目的は, ◯スキー体験を通して,学校生活では得がたい自然体験をするとともに,スキーの技能を高めることにより達成感を味わう。 ◯修学旅行の取組を通して,お互いに協力してやり遂げる態度を身に付ける。 ◯集団生活を通して,社会性・協調性・規範意識を高め,公共の場でのマナーを学ぶ。 ところが想定外の暖冬でスキー場に積雪がありません。ギリギリまで判断を待ちましたが,スキーを実施するのは難しい状況です。 直前の結団式では団長である教頭から,不測の事態に備え,臨機応変に対応することが大切,みなさんの日頃培った力が試されます,という話がありました。非常に大切な内容で,子どもたちも押し黙って真剣に聞いていたように思います。 しかし,人間にとって当たり前のことほど取り組むのは難しい。場合によっては苦痛や辛抱を伴うものです。結団式に限らず,入学式や卒業式,全校朝会や授業で長い話や約束事を我慢するのは,一部の子どもたちにとっては特に大変なエネルギーを必要とすることだと思います。ましてや予定していた活動ができないことへのストレスは大きいことでしょう。 裏返しに考えれば,その時こそ人間は「頑張って」「努力して」「辛抱して」いるのだということです。急に予定が変わって困る,話が長くて辛い,姿勢良くじっとしているのが苦しい,そう感じ,考えている自分は,頑張っている瞬間にいるのだと思ってほしい。自分自身をふりかえってほしい。 修学旅行で公共の場に交じり,天候次第の活動に取り組むのですから,思うに任せないことの方が多いでしょう。いつもの学校生活,いつもの学びの場と同じ。友人関係もまた同じ。人生そのものです。 頑張っている自分の姿を見つめる。頑張っている友だちの姿に気付く。 雪のことは天に任せます。 子どもたちのことは自身が自身を見つめる力に任せたい。 行ってらっしゃい。 天候にかかわらず素敵な3日間になることを期待しています。 一年の計
明けましておめでとうございます。
新しい年の初めに子どもたちにした話を紹介します。 あけましておめでとうございます。 どんなお正月を過ごしましたか。「お正月」の歌を知っていますか。「お正月には 凧上げて こまを回して 遊びましょう」「お正月には もちついて おいばねついて 遊びましょう」お正月の遊びや様子が歌われています。 この遊びを家族や友だちで楽しんだ人,おせち料理などのご馳走やお餅をたくさん食べた人,お年玉や年賀状をもらった人,おじいさんやおばあさんの家に行った人,除夜の鐘をついた人,神社に初詣に行った人,旅行をした人……。 そして,今年の目標や約束事を考えた人もたくさんいるでしょう。 「一年の計は元旦にあり」 と言います。一年の最初の日に計画を立て,見通しをもって生活しましょう,ということです。 日本に住む私たちにとって,お正月は特別な日なのです。 でもよく考えてみてください。初日の出のお日様と今日のお日様はどこが違うのでしょうか。1月1日の朝も,今朝も同じように寒い冬の朝です。3月3日だろうが,5月5日だろうが,12月31日だろうが,時間という意味では同じ1日,同じ時間です。ちっとも特別なことはありません。 その日が特別な日になるかどうか。実は,それはみなさん一人ひとりが,その心で決めるものです。みなさん一人ひとりが意味のある日,価値のある日にできるかどうかです。 元旦は日本に住むみんなが「特別な日」と感じ,考えてお祝いするから大特別(おおとくべつ)なのです。日本中のみんなが新しい年を迎えた新鮮な気もちで,これまでの自分に区切りを付け,前向きな姿勢になる。そのような特別な雰囲気のある日だからこそ,一人ひとりが目標や約束事を考え,それをやり遂げようと強く決心する「きっかけの日」にすることができるのです。 私は心が弱いので,約束を先に延ばしたり,今すぐしなければならないことでも,後でやろう,ちょっと後回し,と考えたりしてしまうなど,心をコントロールできないことがあります。お正月などの特別な雰囲気があるときは,そんな弱い心の私でも強い決心をするきっかけのときにすることができるのです。 今日は学校の元旦です。折角の新年最初の日です。みなさんも今までできなかったこと,苦手だったこと,後回しにしていたことに取り組み始める「特別な日」にしませんか。 後で担任の先生やホームの先生に,その決心を話せるといいですね。 |
広島市立似島学園小・中学校
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