最新更新日:2024/06/13 | |
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相手を思うギターづくり向江 良太 先生にお越しいただき,子どもたちに特別授業をしていただきました。 向江先生は似島出身で,高校在学中にギターづくりに関心をもち,日本の学校でギターづくりを学んだ後は単身カナダの名工に弟子入りして技術を磨き,故郷に帰って工房を開かれました。1つのギターをつくるのに2か月。現在は年間8本が限度というこだわりの仕事をなさっています。 授業では,ギターづくり工程の写真や実物の工具,型枠,材料など,沢山の資料をご用意くださり,子どもたちに分かりやすく教えてくださいました。 ギターづくりの材料となる木材は,パーツの特性によって世界各地のものを取り寄せて加工し,組み立てるそうです。できあがったギターはどれひとつ同じものはないと説明されました。というのは,お客様の好みや要望の音色や形態,ギターが使用される場や状況(仕事,趣味,音楽教室など)に応じて作成していくためです。加えて,お客様が住んでいる地域(楽器が使用される場所)によって,気温や湿度による膨張や収縮,音色の変化が生じることも配慮してつくりあげると仰いました。 ギターを受け取り,使う人のことを細かくイメージして満足していただける一本を創りだしていく。 言葉の使い方の理想と同じだなと思いました。 向江先生,ありがとうございました。 |
広島市立似島学園小・中学校
住所:広島県広島市南区似島町長谷1487 TEL:082-259-2311 |