最新更新日:2024/06/07
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子どもに自己実現力を

立冬

 昨日は立冬でした。
 ということは秋も終わりということですが,それにしては暖かい。昼間は暑いくらいです。
 二十四節気でいう暦は,今の暦とはズレがあります。昔は太陰暦,いまは太陽暦という差,二十四節気は中国の季節を表現した暦であること,要因はいろいろ考えられますが,そもそも立冬とは「そろそろ冬の気配がしてきたよ」という日です。つまり,秋たけなわの時期に来たるべき冬の備えを促す意味があるのでしょう。寒くなり,雪が降ったり凍ったりしてから慌てるのではなく,冬の気配を感じ取り,少しずつ備えておく。古人はそうやって豊かな生活を築いてきたのでしょう。
 暖房機器のスイッチを入れればたちまち暖かくなる昨今とは事情が違うかもしれませんが,私たちの生活の中には今でも科学技術だけでは何ともならないことが多くあります。教育活動はまさしくそうでしょう。学校行事も授業も,目的を明確に見通しをもち,計画を立てて見直しながら実践していくべきものです。
 何より,「気配を感じて備える」という姿勢・態度,習慣そのものを,豊かに生きる力として子どもたちの身につけたいと思います。
  

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