最新更新日:2024/05/16
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子どもに自己実現力を

4月11日(日) 似島学園高等養護部 入園式

似島学園高等養護部の入園式が,午前10:30から,高等養護部ホールでありました。本中学校から卒業した生徒の顔もあり,緊張感の中,明るいムードがありました。

似島学園の理事長先生,高等養護部の園長先生の挨拶の後,似島学園小学校・中学校の井上校長先生の祝辞がありました。

以下,祝辞より

  祝 辞

 春の彩りが似島のあちこちを飾り、爽やかな躍動が感じられるこの佳き日に、令和三年度似島学園高等養護部の入園式が挙行されるにあたり、一言お祝いの言葉を申し上げます。

 新入生の皆さん、ご入園おめでとうございます。保護者の皆様、本日はお子様のご入園、誠におめでとうございます。

 さて、新入生の皆さん、高等養護部では、「社会的自立」に向けて、これから多くのことを学び、経験していくことになると思います。
 高等養護部では、様々な作業学習や行事があり、楽しい時や達成感を味わうことも、たくさんあると思います。しかし、常に全てがうまくいくわけではありません。様々な活動をする中で、時にはうまくいかない事もあるものです。でも、そんな時が、成長のチャンスです。皆さんには、そんな時こそ、どうしたらうまくいくのか、課題解決する力を身に付けてほしいと思います。そのことが、社会的自立の力となるはずです。

 また、高等養護部の生徒の皆さんは、似島学園の小学校・中学校の児童生徒とともに一緒に学ぶ機会が多くあります。特に、十月の大運動会と十二月の学習成果発表会は、全員が力を合わせて活動する行事の一つです。この行事の大きな目標は、まさに、社会的自立で大切な「協調性」を学ぶ機会になります。人とどのようにかかわるのか、力をどのように合わせるのかを学び取ってほしいと思います。

 皆さんにとって、「力を合わせること」、「協調すること」と言ったことが、なかなか難しいと感じている人もいるのではないかと思います。人と一緒に物事を取り組んだ時に、ちょっとしたことで口論になったり、腹が立ったり、イライラしたり、悲しくなったりすることを経験したこともあるのではないかと思います。それは、皆さんそれぞれが違う人間、違う「ひとり」であるという証拠です。それはとても大切なことであり、尊重されるべきことです。それぞれが違う人間だからこそ、折り合い、譲り合う中で「力を合わせること」を、是非、身に付けてほしいと思います。

 そのためには、友だちの話をよく聞き、友だちのことを知ることが肝心です。そして、自分の気もちや考えを、ゆっくり丁寧に伝えるとよいと思います。きっと、うまくいく手掛かりになると思います。

 入園される皆さん、さまざまな学びや活動を精一杯頑張ってください。そして、自分のよさや得意なものを伸ばし、社会に羽ばたく力が身につく 充実した時期となることを願い、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

令和三年四月十一日

広島市立似島学園小学校 中学校
校長 井上 浩和



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広島市立似島学園小・中学校
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