最新更新日:2024/06/10
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校訓  よく考え やさしい心で 元気に がんばる

平和の登校日 8月6日を前に

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 今日2日は登校日でした。例年8月6日に登校日を設けておりましたが、今年度は市の制度にならい、8月6日は学校も休日扱いとなり、本日8月2日を登校日としました。なお、来年度以降のことについては、現在市で検討をしており、年内には方向性が示されるとのことでした。

 今日は8月6日の原爆の日を目前にして全校で平和への誓いを新たにしようと登校日にしております。そして本日、全員で被爆者の方のお話をうかがい改めて原子爆弾の恐ろしさ、平和の尊さを学び核兵器、戦争のない世の中になるよう、みんなで考え学ぶことができました。

 そのために今日は、本校の児童の関係者でもあられる大神八重子さまに当時の様子を語っていただくことになり、貴重な学びをさせていただきました。
 以下は、大神さまを子どもたちに紹介したときの案内です。

 もうすぐ8月6日がやってきます。みなさんご存知のように、今から74年前、日本は外国と戦争をしておりました。そして8月6日何時?、そう8時15分に、広島に原子爆弾が落とされました。そして多くの人が亡くなり街が焼かれ壊滅しました。今もなお、後遺症で苦しむ人たちが大勢おられます。

 先月も7月5日に被爆者の笠岡貞江さんに当時の様子を聞かせていただき、みんなで平和集会を持ちました。私たちは、広島に生まれまた育ったものとして、平和への願いや愛を人一倍強く持っていたいものです。今日は8月6日を前にして、広島だけでなく世界の平和への誓いをみんなで新たに行うために集まっています。

 今日は、みなさんのために、大上八重子さんに本校にお出でいただきました。大上さんは、今年87歳になられます。大上さんは現在広島市の東雲町にお住まいですが、その当時、まだ15歳で運送会社の日本通運広島支社にお勤めされていました。その会社は今も学校の正門前にありますね。おうちは荒神町の近くの愛宕踏切のそばで広島駅にも近かったです。ご家族は当時、お父さん、お母さん、16歳のお姉さん、13歳と10歳、それに6歳の弟の7人だったそうです。

 2年前に始めて、原爆が落ちた当時のことを記録に残そうと文章に書かれました。そして、今日始めてみなさんの前でお話をされます。お話をされるのはとても辛いことだし、語りたくないと思うのですが、大上さんは、それでもみんなに平和のことを願ってほしいし、核爆弾や原子爆弾の悲惨さを訴え、戦争のない社会への願いを届けたいという一心でお話をしていただきます。みなさん、心を込めて聞きましょう。私たちにもできることはあるはずです。それをこれからも考えていきましょう。
 それでは大上さま、よろしくお願いいたします。
 以上が紹介文です。

 子どもたちは熱心に大神さまのお話に耳を傾けていました。その後、全員であおぎりのうたを歌い、企画委員からの報告(8月4日の「教師と子どもの慰霊祭」の日にみんなが折った折り鶴を奉納すること)を聞きました。
 8月6日当日も子どもたちは自ら平和への祈りを捧げるものと思います。ぜひ、みんなで世界平和を祈願いたしましょう。
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広島市立荒神町小学校
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