最新更新日:2024/06/07 | |
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平成29年度学力調査結果を受けて
広島県の全ての5年生を対象とする「基礎・基本」定着状況調査、国の全ての6年生を対象とする全国学力・学習状況調査の結果が発表されました。
学力調査の結果については、既に10月の学校便り(A B)でお知らせしていますように、本校の5年生、6年生は、国や広島県、広島市の平均に比べ、高い水準となっています。この5年間の推移をみると、右肩上がりの高い水準が続いています。 これは、知識・技能の習得について、御家庭の協力のもと、1年生から6年生までの全教職員により、確実な指導が1年1年積み重ねられた結果と感謝しています。 また、「自分にはよいところがあると思いますか。」「先生はあなたのよいところを認めてくれていると思いますか。」「学校のきまりを守っていますか。」など、児童の意識を尋ねる質問紙調査では、学力調査以上に、本校の取組の成果が顕著に現れています。 「そう思う、どちらかと言えばそう思う、どちらかと言えばそう思わない、そう思わない」の四択で、「そう思う」と言い切る児童の割合が、国や県、市の平均に比べ、大変高くなっています。 「笑顔輝け!神崎っ子運動」を中心に学校、家庭、地域が一つとなって進めてきた神崎版「まちぐるみの教育」の成果であると、心から感謝しています。これからもより一層の連携を図り、その充実に取り組んでまいります。 <参考> 全国的にも高い水準にある広島県平均との差が特に大きいものは、6年生を対象とする全国学力・学習状況調査では、次の通りです。なお、( )内は、(そう思うと回答した本校児童の割合 県平均との差)を示しています。 (1)自分にはよいところがあると思いますか。(66.7% +21.6ポイント) (2)先生はあなたのよい所を認めてくれていると思いますか。(69.7% +20.4ポイント) (3)学校のきまりを守っていますか。(72.7% +20.5ポイント) (4)難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか。(43.9% +14.3ポイント) (5)地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか。(45.5% +13.6ポイント) (6)地域や社会をよりよくするために何をすべきかを考えることがありますか。(28.8%+12.8ポイント) (7)地域社会などでボランティア活動に参加したことがありますか。(51.5% +10.5ポイント) (8)学校に行くのは楽しいと思いますか。(65.2% +10.6ポイント) (9)友達と話し合うとき、友達の考えを受け止めて、自分の考えを持つことができていますか。(62.1% +17.4ポイント) (10)授業で学んだことを他の学習や普段の生活に生かしていますか。(54.5% +17.4ポイント) (11)「総合的な学習の時間」では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいますか。(51.5% +23.3ポイント) (12)5年生までに受けた授業では、学級やグループの中で自分達で課題を立てて、その解決に向けて情報を集め、話し合いながら整理して、発表するなどの学習活動に取り組んでいたと思いますか。(51.5% +21.1ポイント) (13)5年生までに受けた授業では、学級の友達との間で話し合う活動をよくやっていたと思いますか。(69.7% +20.0ポイント) (14)5年生までに受けた授業で、学級の友達との間で話し合う活動では、話し合う内容をよく理解して、相手の考えを最後まで聞き、自分の考えをしっかり伝えていたと思いますか。(54.5% +18.3ポイント) (15)5年生までに受けた授業では、先生から示される課題や、学級やグループの中で、自分達で立てた課題に対して、自ら考え、自分から取り組んでいたと思いますか。(47.0% +14.8ポイント) こうした傾向は、5年生を対象とする「基礎・基本」定着状況調査の質問紙調査でも見られます。 (1)将来の夢や目標を持っています。(98.4% +16.2ポイント) (2)自分には、よいところがあります。(67.2% +18.1ポイント) (3)自分のよさは、まわりの人から認められていると思います。(45.3% +13.8ポイント) (4)努力すれば、自分もたいていのことはできると思います。(79.7% +14.4ポイント) (5)学校や社会のルールを守っています。(81.3% +17.4) (6)自分がすべき仕事や作業は、責任を持ってやります。(78.1% +15.1ポイント) 純粋な美しい気持ちを味わいました
広島市内に在住の方から、大変嬉しいお便りをいただきましたので、御紹介します。
********************************* 拝啓 見ず知らずの者からの突然のお便り、失礼します。私は宇品在住で、訪問介護の仕事をしています。 先日(24日)、舟入第一公園に立ち寄った時に、カラスに荒らされたゴミを女の子が片付けていました。はじめは、散らばったゴミの中から探し物をしているのかと思い、声を掛けたのですが、そうではありませんでした。私はベンチで休んでいましたが、彼女が「ずっと気になっていた。」と発言したものですから、うっかり休んでいる場合ではないと、一緒に手伝いました。 名前は分かりませんが、2年生と聴きました。きっと家庭での行き届いた教育と学校での先生方のご指導、もともと持っている彼女の美しい心を垣間見ました。 一緒にいる時にほめてあげたのですが、ぜひ先生方からもお声掛けをお願いします。 ほんのひとときでしたけれど、彼女のおかげで、純粋な美しい気持ちを味わいました。 ありがとうございました。 何かとご多忙と思いますが、貴校の発展を心よりお祈り申し上げます。 かしこ 2017.9.24 ********************************* 早速、2年生の学級担任にコピーを渡し、紹介するように話しました。 各学級で手紙を読上げ、紹介したところ、当該児童が分かりました。 このような子供達を心から誇りに思います。 また、このように子供達と一緒にゴミを片付けてくださり、その美しい行為を見出し、褒めてくださった地域の方に、心から感謝したいと思います。ありがとうございました。 公開授業での様子から
9月21日(木)、江波中学校区の4小中学校で、教科チーム毎に授業づくりについて研究が行われました。神崎小学校では、5年英語科と特別支援学級の授業を公開し、研究協議を行いました。
英語科の授業を観られた指導主事は、まさに模範となる英語の授業だったことを評価された上で、「こんなに気持ちのよい授業を観させていただいたのは初めてです。感動しました。」と、凛とした挨拶、ピンと伸びた挙手、はっきりとした返事などの学習規律の素晴らしさ、子供達の学びに向かう姿勢の素晴らしさに言及されました。そして、授業がテンポよく進み児童がしっかり活動していたこと、児童が文末まではっきりと話ができていたこと、児童が笑顔で生き生きと学習に取り組んでいたことなどを話されました。 私には、特別なことはなく普段通りに授業をしているように見えましたが、それをこのように評価いただいたことを、大変嬉しく思いました。 特別支援学級の授業では、お店を出すための配置を考える場面を公開しました。学年も実態も異なる11人の子供達による対話的な学びを追究する授業でした。授業を観られた指導主事は、先ず自分の考えをもち、話し合い、それを通してよりよい考えを生み出していけるよう、スキルを学び、実践していく過程が、丁寧に進められていたこと、5人の先生方が思いを一つにしてチームワークよく授業を進めていたことを評価いただきました。 これからの授業に求められる主体的・対話的な学びを追究していこうとする教師集団の思いの高さが感じられ、大変嬉しく思いました。 研究協議会では、学習規律や学びに向かう力の素晴らしさに賞賛の声が寄せられました。その中で、今までにない大変嬉しい指摘がありました。それは、なぜあんなに素晴らしい返事や話し方ができるのか、学ぶ姿勢ができるのか、ということに協議が進んだ時に、他校の何人かの先生方から、本校の特色ある朗唱の取組の効果が指摘されたことです。また、この質問に対し、本校の先生方から、具体的な方策に加えて、全教職員が同じ方向を向き、1年、1年指導と学びを確実に積み重ねてきたことが回答されたことを、大変嬉しく思いました。 これからも、チーム神崎として、全教職員が一つとなって本校教育の更なる充実に取り組んでまいりたいと思います。 褒めてもらって得られる力
平成9年度に、私が最初で最後の1年生を担任した時のことです。
6月16日。 掃除時間が終わり、5校時が始まる前の休憩時間に、おしゃべりをしている子供の声が聞こえてきました。 「ぞうきんで廊下を拭くんよ。ちゃんとしぼれているか、6年生の人が見てくれてね。俺、6年生の人にね、『お前、しぼるの上手だなー。』って言ってもらったんよ。俺、掃除の時間、大好き。」 褒めてもらうって、すごいことなんですね。しかも、上級生にしてもらうっていうのはすごい力があるんですね。 本校では、異学年間の交流、学び合いの場を、意図的に組んでいます。上級生にとっても、下級生にとっても、こんな価値ある交流がたくさん生まれるといいなと考えています。 子供達の素晴らしい力を
平成9年度に、私が最初で最後の1年生を担任した時のことです。
6月25日。 「先生、Y君が泣いてるよ!」 子供達が血相を変えて、私を呼びにきました。行ってみますと、Y君を心配そうに取り囲んでいた子供達が「先生、Y君、勝手に転んで、尻もちをついたんよ。」と教えてくれました。 「そう、転んだの?」 私が尋ねると、彼は泣きながらうなずきました。 「痛いのはお尻かい?」 「うん。」 「他は打ってない?」 「うん。」 「じゃぁ、大丈夫。みんなでさすっておやり。」 周りにいた子供達は、Y君を助け起こしながら、体中をさすり始めました。くすぐったかったのでしょうね。Y君は、目に涙をいっぱいためたまま、顔はかわいい笑顔に変わりました。 「あ、Y君、笑ってるよ。」 「あ、本当だ。泣きながら笑ってる。」 すると、Y君の頭を撫でていた一人の男の子が、Y君の頬を両手で挟み、こぼれるような笑顔で「えらい、えらい。僕がチューしてあげよう。」と言い、みんなで大笑いしました。 子供達の力って、すごいですね。友達の優しさに元気をもらえたという経験、本校でもたくさん起きています。素晴らしい子供達です。 その力をもっともっと発揮することができるよう努めていきたいと思います。 みんなが安心して登校できる学校を
平成9年度に、私が最初で最後の1年生を担任した時のことです。
6月13日。 Tさんは、朝休憩に友達と喧嘩をして、授業が始まっても涙が止まりませんでした。1校時は子供達の大好きな粘土細工をする図工の時間でしたが、Tさんはなかなか学習に入ることができません。 他の子供達は大喜びで、早速粘土を取り出すと、夢中で作り始めました。その間、私は、泣いているTさんが粘土細工を始めることができるよう、Tさんに話しかけていました。 そうしていると、粘土細工に熱中しているはずの子供達が何人かやってきて、いつの間にかTさんを取り囲みました。そして、頭を撫でたり、優しく声掛けをしたりして、一緒に粘土細工をしようと誘ってくれたのです。 そこに最後にやってきたのは、M君でした。M君は、人なつっこい微笑の浮かんだ顔をTさんの顔のそばに近づけ、優しい声で話しかけました。 「Tさん、大丈夫だよ。僕もね、よう泣いとったんよ。お母さんと別れたくなくて。でもね、もう元気になったよ。Tさんも大丈夫だよ。」 4月から6月の初めにかけて、朝、お母さんと別れるのが辛くて正門前でよく泣いていたM君。そのM君の言葉に感動しました。 程なく、Tさんは粘土に向かい始め、やがて涙も乾いて、一生懸命粘土細工をするようになりました。 こんなあたたかな言葉や行いが学校中に溢れ、いつもみんなが安心して登校できる学校をみんなの力でつくっていきましょうねと、8月29日(火)の学校朝会で紹介しました。 いつでもできるということ その2
8月31日(金)、5分ぐらい遅刻して正門をくぐってきた子供がいました。
温室の前で水やりをしていた私は、校訓の碑の前を歩いている彼を見て、「よく来たね。」という気持ちで、左手を挙げました。彼は、少し面食らったような表情で、歩きながら、顔の近くまで右手をゆっくり上げて応えてくれました。 その後です。彼は、手を下ろすと、きちんと立ち止まり、「おはようございます。」と言うと、丁寧にお辞儀をしました。私も、水を止めて、きちんと挨拶を返しました。 普段から、丁寧に挨拶をしてくれる彼。こんな場合でも、変わりませんでした。感心しました。 いつでもできるということ
8月29日(火)、長い夏休みが終わり、子供達が学校に帰ってきました。
朝、登校してきた様子を見ますと、やはり心なしか憂鬱そうな暗い表情の子供が多かったように思います。 しかし、それでも、多くの子供達が、立ち止まり、私の顔を見ながら「おはようございます。」と挨拶し、お辞儀をしました。 また、学校朝会での集合する様子、待っている時や話を聞いている時の態度を見ると、夏休み前とほとんど変わらない立派な態度でした。私が話をしている時に、心なしか1年生の顔が動いているかな、という程度。 やるべきことをいつでもできる子供達は、本当に素晴らしいと改めて感じた次第です。 これに「どこでも」がプラスされると、本物ということになるのではないかと思います。自律的に行えるようになることを期待しています。 元気で笑顔いっぱいの子供達と再会できますように!
7月20日(木)、明日から夏休み。子供達は、心なしかいつもより元気で、楽しそうに挨拶をして校舎へと向かっていきました。どうも、夏休みが始まる期待感だけではなく、今日、お楽しみ会が行われるクラスも多かったようで、それも影響していたようです。
一方で、私はどうかというと、毎朝幸せな気持ちと元気を与えてくれる素敵な子供達に40日間も会うことができないのかと思うと、少々センチメンタルな気分になりました。8月29日(火)には、元気で笑顔いっぱいの子供達全員と会いたいと願う気持ちでいっぱいでした。 学校朝会では、そうした思いを伝え、命を大切にすること、大きな怪我や病気をしないようにすることを話しました。また、心の健康を保つことができるよう、「躾の三か条」と「神崎っ子の誓い」を、家庭でも、いつでもどこでも、積極的に行って過ごすよう話しました。 長い夏休みです。子供達が、肉体的にも精神的にも、規則正しい生活を送ることができるよう、御支援の程、宜しくお願い致します。 表彰を行いました 〜ソフトボールチーム、ミニバスケットボールチーム〜
7月16日(日)に、中区連合子ども会夏季球技大会が行われ、神崎学区からソフトボールチームとフットベースボールチームが出場しました。
朝から暑さの厳しい一日になりましたが、チーム役員、保護者、保護者OB、チームOB、地域の方々の献身的な御支援・御協力、そして、熱烈な応援により、子供達は一日中力いっぱいプレーをすることができました。 その結果、ソフトボールチームが3位の栄冠を勝ち取ることができました。 おめでとうございました。 また、ミニバスケットボールチームが、最近、続けて行われた全関西ミニバスケットボール交歓大会広島地区予選で優勝、同じく広島県予選で準優勝し、全関西ミニバスケットボール大会出場を決めました。 10年ぶりの快挙と伺いました。おめでとうございました。 7月20日(木)の学校朝会で紹介し、その栄誉を讃えました。 本校の子供達には、自分の好きなこと、やりたいことを見つけ、高い目標を立てて、その実現に挑戦し続ける人になってほしいと願っています。長い夏休みがそうした機会となることを願っています。 なお、全関西ミニバスケットボール交歓大会は、平成29年8月11日から13日の三日間、広島グリーンアリーナでが行われる予定です。 国土交通大臣から感謝状が贈られました
この度、みどりの愛護に優れた活動を行い緑化推進における顕著な業績が認められ、国土交通大臣から感謝状が贈られました。
これは、本校の3年生、4年生が、神崎学区老人クラブ連合会の皆様と一緒に、長年にわたり毎月15日に河原町公園の清掃活動を行ってきたことによるものです。それを現3年生、4年生が打表して受け取らせていただきました。 今週、届けていただきましたので、昨日、7月20日の学校朝会で、3年生以上の児童を起立させ、感謝状が贈られたことを伝え、その努力を讃えました。 これも神崎学区老人クラブ連合会の皆様の御理解と御協力のお陰と感謝しています。 地域の皆様方、保護者の皆様方と喜びを分かち合えたらと思います。 また、今後も「志高く美しく」生きる神崎っ子の育成を目指し、この取組を継続させていきたいと考えています。宜しくお願い致します。 本日は通常通りの登校です
7月5日(水)午前6時30分現在、広島市に大雨警報が発表されていますが、下記の状況から、本日の登校は通常通りとします。傘や雨具を持たせ、安全に十分に気を付けて登校させてください。
記 1 現在から午前9時までの雨雲の動き(予報) 2 本日の一日の降水量(予報;市内ほぼ1mm程度) 3 現在の河川の水面の高さ 4 現在の学区内の主な通学路の状況(土地の低い地域においても冠水なし) 本日は臨時休校です
台風3号の西日本への接近に伴い、午前6時51分に、大雨警報、洪水警報が広島市に発表されました。
ついては、本日7月4日(火)は全市立学校が臨時休校となります。また、これに伴い、本日、本校で予定されていました神崎学区ふれあい活動推進協議会主催の挨拶運動は延期となります。 今後、速度の速い台風の接近に伴い、風雨が急速に強まることが予想されます。室内で安全に過ごすよう、御家庭でも御指導ください。 以上、宜しく御願いします。 6月30日の登校について
午前6時50分現在、広島市に大雨洪水警報が発表されていますが、下記の状況から、本日の登校は通常通りとしますので、傘をさしたり雨具をつけたりさせ、安全に十分気を付けて登校させてください。
記 1 現在から午前9時mあでの雨雲の動き(予報) 2 本日一日の天気の推移(予報 曇り・弱雨) 3 河川の現在の水面の高さ 4 現在の学区内の主な通学路の状況(土地の低い地域においても冠水なし) 背中越しに二つの嬉しい声
6月26日(月)、朝、学校周りの歩道を掃いている時、背中越しに二つの嬉しい声をいただきました。
一つ目は、地域の方でしょうか、「校長先生、おはよう!」という元気いっぱいの声でした。「おはようございます!」と反射的に振り返ると、自転車で車道を走り去っていく女性の姿がありました。申し訳ないことに、後姿からはどなかた分かりませんでしたが、大きな元気をいただきました。 二つ目は、「校長先生、おはようございます!」という男の子の声でした。振り返ると、中学校1年生の男の子が、ジャージにリュックという姿に満面の笑顔で立っていました。二日前の土曜日が体育祭だったので、今日は、振替休日。今から部活の練習に中学校に行くところとのことでした。汗まみれの顔に、瞳が輝いていました。 私達は、このように、毎日、地域の方々、そして、子供達から、元気や勇気をいただいています。そのお陰で、日々、頑張ることができています。心から有難く感謝しています。 挨拶が一変しました 〜先生方の指導を通して〜
6月19日(月)、20日(火)と、登校してくる子供達の様子がこれまでと少し違っていました。
○ 表情がさえない子供が多い。 ○ うつむき加減に歩く子供が多い。 ○ 挨拶する時に両足をぴたっと揃えて立ち止まらない子どもが多い。 月曜日だけでなく、火曜日もそれが続いたことに不安を感じた私は、生活部長にそのことを伝え、ちょうど20日(火)に予定されていた学校朝会で挨拶について指導し子供達を励ますように話して出張に出ました。 21日(水)、22日(木)の朝、登校してくる子供達を見ると、様子が一変しました。今まで以上に素晴らしい笑顔、挨拶、楽しそうな友達同士の会話が見られました。 学校朝会での一斉指導、各教室での指導がきちんと行われ、その成果が早速現れたものと感じました。担任の先生方の力の大きさ、全員が同じ方向を向いて取組を進める本校の先生方の素晴らしさを改めて感じた次第です。 責任重大な4年生 〜挨拶運動に思う〜
6月14日(水)。今日は、4年1組が挨拶運動を行う日でした。
7時50分頃には5、6人が教室から出て、正門前に集まってきました。 「今日は、どこに立って挨拶運動をするの?」と尋ねると、「え、分かりません。まだ聴いていません。」との応え。 「だったら、どこでやるのか、自分達で考えて、始めたら。」 その一言に、子供達はちょこっと相談を始め、直ぐに通用門辺りから1列に並び、担任が来る前に、挨拶運動を始めました。 登校してくる子供達に向かってみんなで挨拶をする揃った声の張りのよさ、揃ってお辞儀をする態度の立派なこと。感動しました。 後からやってきた4年1組の子供達も、次々とその列に並び、同じように挨拶運動に加わっていきました。担任の先生が言うことは、ほとんどなかったように見えました。 その4年生の素晴らしい模範に影響されてか、私の前にやってくる子供達は、いつもより元気で、笑顔が輝いているように見えました。普段、元気のない挨拶を続けて気になっていた子供達も、元気に挨拶をしてくれました。素晴らしいです。 挨拶運動が終わる頃、4年生の前に立ち、話をしました。 「あなた達4年生がどういう学年なのか、分かりますか。あなた達は、校長先生がこの学校からいなくなる年に、最高学年の6年生になる学年です。その時、あなた達が今と同じように立派な態度で挨拶などができると、神崎っ子の素晴らしさがずっと続くようになるのです。そんなとっても大切な学年なのです。4月からの皆さんの様子を見ていて、そして、特に今日の挨拶運動の様子を見ていて、皆さんになら安心して神崎小学校を任せられると確信しました。これからも宜しく御願いします。」 「責任重大だね。」 担任の声に、子供達がうなずきます。 子供達は、とってもよい表情で話を聞いてくれました。 頼りがいのある、素敵な子供達です。 大好きです。 卒業生の清清しい挨拶に
6月14日(水)、朝、学校周りの歩道で掃除をしていた時のことです。
「おはようございます!」 子供達の高い声と少し違う声に振り向くと、江波中学校の夏服をまとった中学1年生の男子生徒が、ぴたっと立ち止まり、笑顔で深々とお辞儀をする姿を目にしました。 私も、手を止めて、「おはようございます!」と挨拶を返しました。 嬉しくなって、「江波中学校の今年の1年生、神崎出身も、舟入や江波出身も、みんな同じように頑張っていると、いろんな人から聞いていますよ。とっても嬉しいです。ずっと続けてくださいね。みんなにも頑張るようによろしく伝えてくださいね。」と立ち話をしました。 彼は、笑顔いっぱいに、「はい!」と返事をして去っていきました。 生きる力、学力などの基盤である道徳性、美徳。 中学校、高校、大人になっても変わらぬものとして、体に滲み込むように身に付けさせたい。そのために、幼稚園・保育園と小学校、家庭、地域、そして、中学校が連携し、6年間、9年間と積み重ねながら養い育てていきたいと考えています。 運動会 〜高学年の係活動を通して〜
係の仕事を行っている5、6年生の姿から、責任をもって一生懸命に行おうという思いが伝わってきました。高学年として運動会の運営に携わっているのだという、晴れやかな自負心、喜びに溢れているように感じました。そして、そこから生まれる自覚ある態度、てきぱきとした行動であったように思いました。
5、6年生は、神崎小学校の高学年、最高学年となるために通過しなければならない関を見事に通過し、階段を確実に登ることができたように思いました。 こんな素晴らしい子供達と共に、この神崎小学校を運営できる機会を心から感謝しています。 運動会 〜高学年の演技を通して〜
5、6年生は、「未来へのストーリー」に取り組みました。
一人一人の自覚ある態度と行動により、動と静の切り替わりがきちんとでき、団体演技の美しさが十分に発揮されていました。完成した技の美しさに、そして、70名の集団の、けじめのある、きびきびとした動きの美しさに感動しました。退場する前の挨拶では、全員が美しく整った礼ができました。退場する時の1列縦隊による駆け足の前後の間隔が揃い、走る姿がとても美しかったです。こんな所に、今年の高学年の演技の質の高さを見た思いがしました。 子供達は、スローガンの「限界突破!」を、心を一つにすることによって行うことができることを、そして、その喜びを感じ取ることができたのではないかと思います。演技を終えて本部席の前に整列した子供達は、みんなとってもよい顔をしていました。 |
広島市立神崎小学校
住所:広島県広島市中区舟入中町1-36 TEL:082-293-1925 |