最新更新日:2024/06/06
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学校だより12月号より

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< 「エブラハム・リンカーン」に学ぶ! >

 「丸太小屋で生まれ、小学校を中退、社会に出て会社を創立するが、すぐに破産。そして上院、下院議員に出馬しても何度も落選。極めつけは最低の家庭生活」―これほどの挫折と不幸を経験した歴史上の人物がいます。なんと、この人こそ、「人民の、人民による、人民のための政治」を掲げた、アメリカ史上最も偉大な大統領と呼ばれる、リンカーン、その人です。アメリカの教科書では、「奴隷解放の偉大な業績があった大統領」ということもさることながら、「すさまじいまでの逆境を克服した人物」として紹介されています。そして、アメリカ国民から最も尊敬されているそうです。
 さて、今年も残すところ1ヶ月となりました。今年はどんな1年だったのでしょうか?「チャンスが巡ってこず、負けばかりの1年だった」と思っている人もいることでしょう。そんな人に、私はあえて、「だから、よかったんです」と答えたい。「負け」と思える状況は、決してマイナス要因ではないからです。
 確かに、人生には勝負をしなくてはならない場面が、好むと好まざるに関わらず、誰にも数多く巡ってきます。勝負にたとえ大小の差はあったにしても、です。そして、その際、できれば「勝ちたい」と思うのは自然の摂理。ただ、心しなくてはならないのは、常に勝ち続ける人生は絶対にないということ。見方を変えれば、それが人生の面白いところでもあります。順風満帆な環境よりも、逆境にぶつかったおかげでチャンスが生まれ、飛躍のバネになることは、歴史も証明しているのです。
 とは言え、思うようにいかないと、愚痴や不満が口から出てしまうのが人の常。そこで、皆さんに苦しい時を乗り切る方法を伝授します。簡単です。愚痴を言った後で、「だからありがたい」と付け加えるのです。もちろん、なかなかそう思えないかもしれませんが、とにかく、まず口に出す。要は自己暗示にかけるのです。そうすれば、物事の違う面が見えてきます。蛇足ですが、「ありがたい」は漢字で書くと「有り難い」。「難」が「有」ることを元来、感謝する言葉なのです。
 新しい年がやってきます。チャンスに変えるための一歩を踏み出そう。


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   平成24年12月号
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