最新更新日:2024/06/11
本日:count up1
昨日:104
総数:495623

第63回社会を明るくする運動作文・標語コンテスト表彰式朗読発表会 2

画像1
画像2
画像3
 表彰式の後,受賞者から6名の児童生徒が,自分の作文を発表しました。本校の小谷さんも6名の中に選ばれ発表させていただきました。
 これまで,朝読書の時間を利用して,毎朝体育館で発表の練習をしました。授業最終日には,6年児童全員の前で発表練習して,作文の内容についてみんなで考え合いました。放課後は,最後の練習を行い,先生方に聞いて頂き本番を迎えました。ご家庭でもしっかり練習していることが,毎日の練習でよく分かりました。
 本番では,どきどきしている姿を見せず,堂々とした態度で,ゆっくりはっきり発表することができました。
 発表した作文の内容は以下の通りです。

「人に注意することの勇気」 彩が丘小学校6年 小谷 奈お

 私のクラスには,いじめられている人を見かけると,ちゃんと注意のできる勇気ある女の子がいます。その人は,たとえ年上の人であっても注意できる強い心をもっています。以前私が,男子生徒にからかわれて泣いている時に,その人が来ていじめている人を注意してくれたこともありました。多くの人は,私が泣いていても見て見ぬふりをして,すたすたと横を通り過ぎていました。そんな中でその子は,
「大丈夫」
と,優しく声をかけてくれました。その言葉がとてもうれしくて,今もその事をよく覚えています。
 私はそれから,ずっとその人のように,いけないことはいけないと注意ができる人になりたいと思っていました。でも,いざいじめている人に注意しようと思っても,自信がなかったり自分が反対にいじめられたりしたらどうしようかという不安がつのり,なかなか言い出せないことが多いです。そんな時,あらためてその人の勇気がどれほどのものであったかが分かりました。私に出来ることは,せいぜいいじめられている人をなぐさめる事ぐらいかもしれません。一歩踏み込んで,いじめている人に注意する事は,なかなか出来る事ではない事を実感しました。
 社会を明るくするために必要な事は,いじめのない社会,みんなが笑顔でくらせる社会,そして,誰もがいけないことは注意し合える社会,独りぼっちではなく必ず誰かに守られ支え合っていける社会なのだと思います。そのために,私が今出来る事は何かを考えた時,相手が誰であってもいけない事をしている人に,きちんと注意できる勇気をもつことだと思います。それは逆に仲良しの人であっても,良いこと悪いことをきちんと伝え合える事も必要です。それが出来るのが本当の友だちだと思うからです。
 学校の先生や校長先生も,
「人より先に自分から行動出来るようになりなさい」
と,おっしゃいます。これはとても勇気のいることだと思います。だけど,私もこれからは,この言葉の通り,強い人間になって,まずは自分が変わってみようと思います。そして,私の姿を見て,1人でも多くの人が変わっていくことが出来たら日本の社会はもっと明るくなると思います。
 これから先私は,善悪をきちんと伝えられる勇気と,弱い人を助けられる強い人間になって,りっぱな大人になりたいと思います。
 今回,この作文を書いていると,私がこれまで経験した事をふり返えり,これから自分がどうなっていかなければならないのかという事を考える機会になりました。一言で弱い人を助けるといっても,いじめられている人を助けるだけではいけないと思うし,実際には,目に見えない所でいじめられたり悩んだりしている人もたくさんいると思います。そして,社会には子どもやお年寄り障害者の人など,日常生活を送る中で困ったり不便に感じたりしながら生活をしている人もたくさんいます。その人達の目線にたって物事が考えられるように,普段から関心をもって過ごしていかなければいけないと思います。

 作文の発表後,五日市高校の書道部のみなさんのパフォーマンスもありました。今回の受賞した作文や標語から言葉を引用して,言葉に込められた想いを伝えてくれました。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
学校行事
1/9 委員会(6)
広島市立彩が丘小学校
住所:広島県広島市佐伯区河内南二丁目10-1
TEL:082-928-1239