最新更新日:2024/05/29 | |
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学校風景
初夏の雰囲気が漂っています。
過去2千年にわたって北半球の夏の気温を調べた結果、2023年が最高だったとドイツなどの研究チームが英科学誌ネイチャーに14日発表しました。産業革命前の時代よりも平均2度超高くなったと分析しています。国際枠組み「パリ協定」は地球の平均気温の上昇を1.5度に抑えることを目標にしていますが、すでに超えていることになります。実際の観測値や気温に応じて変わる樹木の年輪幅から過去の気候を推計する分析手法を使って研究しています。研究チームは記者会見して「地球温暖化は最大の脅威のひとつになっている。できるだけ対策を速やかに取るべきだ」と強調しました。研究チームによると、23年の夏は19世紀後半の平均を2.07度上回りました。温室効果ガスがこの温暖化現象をより強力にしていると分析しました。もっとも気温が低かったのは536年で、2023年よりも4度近く低めでした。この気温が低かった時期のほとんどは、火山の噴火後で噴出した大量の微粒子の影響で、太陽光が遮られたのが原因と分析しています。以前から欧州連合EUの気象情報機関では、23年の世界平均気温が記録が残る1850年以降で最高に高かったと発表していました。今後の熱中症予防対策や温暖化防止対策の強化が必要になりそうです。 |
広島市立城山中学校
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