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最新更新日:2024/06/14 |
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牛田の昆虫たち 〜キマダラカメムシ〜![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1枚目のキマダラカメムシは、牛田小学校北門付近にいました。黄色の斑点があることより、黄斑(キマダラ)と呼ばれています。卵は1カ所にまとめて産卵され、かえった後も脱皮するまでは卵の殻を囲むように集団で過ごします。1齢幼虫の体は、朱色に色づきます。初めて見たときはカメムシと分からず、あまりの美しさに驚いたのを覚えています。脱皮を繰り返し2齢幼虫から5齢幼虫になると、背面の赤い模様がはっきりしてきます。さらに脱皮をすると、1枚目の成虫になります。手持ちの写真がなく紹介できないのですが、成長段階により別種に見えるほど見た目が変わるのがおもしろいです。成虫は、ごらんの通り面長で、触角には1本の白いラインが入ります。カメムシなので身の危険を感じると臭いますが、そっと観察するだけなら大丈夫です。 続いて、下2枚は牛田の昆虫ではありませんが、紹介します。こちらは、キンカメムシの仲間で、2枚目はナナホシキンカメムシといいます。金属光沢があり青緑色に輝き、脚には赤色も入っています。目立ちそうですが、南国の日差しに反射してキラキラと輝くことが見つかりにくさにつながるのではないでしょうか。西表島で撮影しました。最後の3枚目は、アカギカメムシです。2021年12月、石垣島で大集団をつくって越冬していたときの様子です。カメムシは、臭いを出すという嫌われ者の印象が強いかもしれませんが、美しい種もいます。牛田にもキンカメムシの仲間、アカスジキンカメムシがいると思われるので、探してみたいです。 |
広島市立牛田小学校
住所:広島県広島市東区牛田旭一丁目14-45 TEL:082-228-2592 |