最新更新日:2024/06/18 | |
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牛田の昆虫たち 〜ヤドリバエ〜それからしばらくして、ケースには濃褐色で楕円形の蛹が転がっていたそうです。どうやら、アオスジアゲハの蛹の中を食べて育ったヤドリバエの幼虫が出てきて、蛹になったようです。下の写真の細長く丸いものが、ヤドリバエの蛹です。1年生は「ふたをしめているのに、どこから入ってきたの?」「中から何が出てくるの?」と、不思議を感じながら、興味深く観察を続けたそうです。 そして、先日、数匹が羽化してヤドリバエの成虫となって出てきたのを1年生が持ってきました。ケースの中を数えてみると、なんと8つの蛹がありました。1匹のアオスジアゲハに寄生した8匹のハエが確認できたのです。寄生が分かると幼虫や蛹の飼育をやめてしまう場合もあるのですが、今回は1年生が興味をもって、飼育を継続したことによる成果です。アオスジアゲハが成虫になれなかったことは残念ですが、代わりに次々と羽化するヤドリバエに驚くと同時に、昆虫どうしのつながりを感じることができた貴重な場面だったと感じました。 |
広島市立牛田小学校
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