最新更新日:2024/06/10 | |
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8月6日 登校日(3・4年)校長先生のお話と合唱部の歌を、同じ空間で互いに顔を合わせて聴き合ったことで、子供たち一人一人が、平和につながる様々な想いを深めたようです。 【校長先生のお話】 おはようございます。 久しぶりに皆さんの元気そうな顔を見て、とても嬉しく思っています。 みなさんに「絵本」を紹介します。絵本の題名は「へいわってどんなこと?」です。どんなことが平和なのかを考えながら聞いてください。 「へいわってどんなこと?」 浜田桂子 せんそうをしない ばくだんなんか おとさない いえや まちを はかいしない だって だいすきな ひとに いつも そばにいてほしいから (中略) へいわって ぼくが うまれて よかったって いうこと きみが うまれて よかったって いうこと そしてね、きみと ぼくは ともだちに なれるって いうこと この絵本には、どんなことが平和だと感じられると書いてありましたか。 みんなの命が守られること。学校で勉強ができること。友達と遊べること。 いじめがないこと。悪口を言われないこと。思ったことが言えること。思ったことができること。誰かに優しくしてあげられること。おいしい給食が食べられること。 この絵本に書かれている平和は、牛田小学校の皆さんがいつも大切にしていることです。ですが、こうした当たり前のことができなかったとしたら、どうでしょうか。 昨年、広島市の小学校に通っていた子供は6万4400人でした。広島市の中学校に通っていた生徒の数は2万8445人、小学校と中学校を合わせて9万2845人。 今から77年前、広島に一発の原子爆弾が落とされ、約14万人が亡くなりました。昨年度の広島市の小中学校に通う全ての子供の数よりも、もっとたくさんの人が原爆で亡くなりました。 原爆で亡くなった方々に、もう二度とこうしたことを繰り返さないと誓うため、先ほど皆さんがテレビで見た平和記念式典が毎年行われています。 原爆が落とされ何とか牛田のまちまでは逃げてきたけれど、家族に会うこともなく力尽きて亡くなった方が800人近くいらっしゃいます。その方々のために、今週の月曜日の8月1日に牛田公園で慰霊祭が行われました。この慰霊祭では、皆さんが心を込めて折った折り鶴を、児童会運営員会の5人が皆さんを代表して供えてくれました。私は、亡くなられた方々が安らかにお眠り下さいと祈るととともに、平和な世の中がずっと続くように、人を大切に、地球を大切にしていきたいと誓いました。二度と原爆で苦しむことがない世の中、戦争のない世の中にしていきましょう。 最後に、毎日、仲間と力を合わせて一生懸命に練習している牛田小学校合唱部の皆さんを紹介します。大きな大会で、歌の歌詞に込められている願いが伝わるように練習を積み重ねています。今日は、皆さんに、その歌声を聴いてもらいます。 この曲には、世界中の誰もが虹を見て笑顔になってもらいたいという願いが込められています。 |
広島市立牛田小学校
住所:広島県広島市東区牛田旭一丁目14-45 TEL:082-228-2592 |