最新更新日:2024/04/18
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広島市立幼稚園19園の各HPは、右側のリンク「広島市立幼稚園の紹介」から御覧になれます。

拠点園制度がスタートし、2年目を迎えました。

広島市立幼稚園では、平成24年度より拠点園制度をスタートさせました。また、平成25年3月31日をもって、上温品幼稚園、安東幼稚園、北祇園幼稚園、亀崎幼稚園、真亀幼稚園が閉園し22園となり、平成25年度は下記の拠点園6園と、各拠点園の連携園16園が情報を発信していきます。   
  <拠点園>         <連携園>
  基町幼稚園・・・・ 安幼稚園・安西幼稚園
  矢賀幼稚園・・・・ 福木幼稚園・温品幼稚園
  長束幼稚園・・・・ 八木幼稚園・上緑井幼稚園・緑井幼稚園・川内幼稚園
  落合東幼稚園・・・ 落合幼稚園・口田幼稚園
  船越幼稚園・・・・ 瀬野幼稚園・阿戸幼稚園・矢野幼稚園
  山本幼稚園・・・・ 中筋幼稚園・古市幼稚園・大町幼稚園

拠点園制度と今後の広島市立幼稚園のあり方については広島市HPをご覧ください。

各拠点園及び連携園の情報は、下記をクリックしてください。

基町幼稚園
  平和教育視察に東大阪市立幼稚園の先生方が来園されました!(基町幼稚園)
  平和学習を実施しました!(基町幼稚園)
  平成24年度就学前教育・保育推進事業研修会    広島市立幼稚園3歳児保育研究会公開研究会を開催しました。

平和公園へ( 基町幼稚園)

矢賀幼稚園
  特別支援教育研修会を実施しました!          (矢賀幼稚園)
  第55回広島県国公立幼稚園連盟教育研究大会(広島大会)を開催しました。(矢賀幼稚園)
校長先生と一緒に楽しいお誕生会!(温品幼稚園)
わくわく!ドキドキ!大冒険の夏の思い出 (福木幼稚園)
卒園お茶会をしました!(温品幼稚園)

長束幼稚園
  「つながる」をキーワードに地域の教育力を高めています。(長束幼稚園)
  地域の一員として幼稚園とつながる「おかえりなさい会」を、今年も実施しました!(長束幼稚園)
  お帰りなさいの会を実施しました!(長束幼稚園)
  「地域に守られている長束幼稚園」防犯教室を開催しました。(長束幼稚園)
『夏季保育』『お帰りなさい会』を行いました!(八木幼稚園)
ブロッコリーに黄色い花が咲いたわけ(緑井幼稚園)
レンジャー隊と遊ぼう!(川内幼稚園)

落合東幼稚園
  暑い夏、幼児のひろばにたくさんの友だちが来てくれたよ!(落合東幼稚園)
  幼児の広場<ぞうさん広場>を開催しています!(落合東幼稚園)
  連携園と合同研修会を実施しました!(落合東幼稚園)
広島市立幼稚園教育研究会全体研修会を開催しました!(落合幼稚園)
「おおきくなったね。ひさしぶり!」 卒園児の集いにようこそ!(口田幼稚園)

船越幼稚園
  一年生と一緒に夏祭りをしたよ!(船越幼稚園)
  「安芸区ふれあいフェスティバル〜三世代ふれあいのつどい〜」に参加しました。(船越幼稚園)
  幼保小中連携に取り組んでいます!(船越幼稚園)
  保育園の友達と一緒に虫探しに行ったよ! (船越幼稚園)
「手作りの靴箱をありがとう!靴箱お披露目会 ありがとうの会」を実施しました。(瀬野幼稚園)
保護者ボランティアによる絵本の読み聞かせ活動を行っています!(矢野幼稚園)
体も心もぽっかぽか。お兄さんと一緒に遊んだよ!(阿戸幼稚園)

山本幼稚園
  食育に関する研修会を実施しました!             (山本幼稚園)
  「広島市立幼稚園22園による体力つくりプロジェクトチーム」が取組の成果を発表しました!その1
  「広島市立幼稚園22園による体力つくりプロジェクトチーム」が取組の成果を発表しました!その2
運動会をしました!(古市幼稚園)
大町幼稚園・大町第二保育園の合同研究会を開催しました(大町幼稚園)
学校協力者会議を開催しました。(大町幼稚園)
「大根の収穫」(中筋幼稚園)

平和公園へ( 基町幼稚園)

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 「中央公園は、くすのきばっかり!」
 「グリーンアリーナがある!みんな行ったところだね!」
 「ホテルとかいっぱいあるとこにでるよ!」
 「そうよねー!ぼく、わかっとるよ!」 
 2月の終わり、卒園・進級を前にして、幼稚園近くの中央公園から地下道を通って、皆で折った折り鶴を供えに、平和公園へ行きました。
 年長・年中組は、お話をしながら余裕で歩きました。年少組も、歩けば体がほかほかとしてジャンパーを脱ぎました。無事、平和公園に着き、先ず原爆慰霊碑にお参りし、原爆慰霊碑から見える原爆ドームの先に基町幼稚園があることを話しました。一直線上に配置されている広島平和記念資料館と原爆慰霊碑、原爆ドーム。それを「平和の軸線」と呼ぶことを子どもたちに覚えてもらいたいと思います。そして、折り鶴を「原爆の子の像」にお供えしました。全国から寄せられるたくさんの折り鶴に、子どもたちは目を閉じて手を合わせることが出来ました。
 ここで、年長組は年中・年少組とお別れし、広島平和記念資料館へ向かいました。絵本「伸ちゃんのさんりんしゃ」の三輪車にあうためです。
 資料館には、平日でもたくさんの人が見学に訪れています。「伸ちゃんのさんりんしゃ」をめざして館内を進み、子どもたちはケースに入れられた三輪車の前で自然に立ち止まり、絵本の話が現実であることに向き合いました。三輪車が大好きだった伸一ちゃんは、今の年少組と同じ年齢で3歳11か月だったこと。爆心地から1500メートル離れた東白島町の家の前で遊んでいた時に、ピカッと光り、伸一ちゃんと三輪車は焼かれてしまい、伸一ちゃんはその夜に亡くなったことを話しました。
 子どもたちが三輪車の前に座っていると、ガイドのボランティアの方が「どこから来たの?」と声をかけてくださいました。「小学校6年生くらいになるとよくわかるようになるから、また来てね」と言われた後、原爆は熱線と爆風と放射線の被害をもたらし、爆風は早くて強くて逃げることは出来ないと、そのすさまじさを映像で見せてくださいました。小さな子どもたちにも話しておこうと思ってもらったのでしょうか。家がなぎ倒されていく様子を見て「津波みたい」とつぶやく声が聞こえ、東日本大震災の映像が子どもたちの心に残っていることに驚きました。そして、ボランティアさんが「折り鶴が折れる?」と子どもたちにたずねられ、2歳で原爆に遭い12歳で白血病でなくなった佐々木禎子さんが残した折り鶴を見せてくださいました。鶴を千羽折れば病気が治ると信じて、生きたいという願いが1300以上の折り鶴となりました。針の先で折ったという小さな小さな鶴をじっと見る子どもたち。折り紙で折った経験があるからそのたいへんさ、難しさがわかるのでしょうか。禎子さんを間近に感じたのでしょうか。悲しそうな目をして、黙って見ていました。感じた重苦しさは、子どもたちも大人も同じであったと思います。
資料館を出ると、川土手の桜の並木がぼんやりと桜色に見えました。Rちゃんは「桜のピンクみたい。桜がついとるみたい。」と言いました。この平和が世界中のものでありますように。永遠でありますように。
 年長組は、基町幼稚園で三年間、平和学習を重ねてきました。原爆は昔の出来事ではなく東日本大震災を経て現実の問題となりました。大きくなり、平和について考える時、♪アオギリのうた♪が子どもたちの心に響くと信じております。

写真 上  「平和の軸線」について話を聞いています。原爆慰霊碑の奥に、
      原爆ドームが見えています。

写真 中  原爆慰霊碑の前で、黙祷をしました。

写真 下  原爆の子の像に折鶴を捧げました。  


体も心もぽっかぽか。お兄さんと一緒に遊んだよ!(阿戸幼稚園)

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 本園は、昭和55年に広島市安芸区阿戸町に設立されました。周りを山や川、田んぼや畑に囲まれた環境の中で、今年度は8名の子どもたちが仲良く生活をしています。少人数の園という特性をふまえて、一人一人の個性を生かしたきめ細やかな保育を行っています。そして、平成25年度に小中一体型校舎として生まれ変わった広島市立阿戸小中学校が幼稚園のすぐ隣にあります。小学校長が園長を兼務し、小中学校との連携が図りやすい環境にあります。今年度からは、「よってたかって阿戸っ子を育てよう」をスローガンに「15歳の春」の姿を見据えた町ぐるみの教育が推進されています。
 風が強く吹いた日、阿戸小中学校の校庭へ凧揚げに行かせてもらいました。広い校庭で手作りの凧はびゅんびゅんと空を泳ぎ、子どもたちは大喜び。「たこたこあがれ〜♪」と皆で歌を歌い、風の向きや糸の引き具合を考えながら凧揚げの楽しさを満喫することができました。
 ちょうど昼休憩の時間となり、子どもたちのすぐ近くで阿戸中学校の2年生が縄跳びをし始めました。今度は、スピード感あふれる中学生の八の字跳びを見て、目を丸くしています。思わず「私たちもやりたい!よして〜!」と、半ば強引に入れてもらいました。お兄さんたちも先生も「いいよ、いいよ。」と快く入れてくださり「ゆっくり回せよ。」などと園児に合わせて縄を回してくださいました。中学生と一緒の“郵便屋さん”で子どもたちもいつも以上にはりきって跳び、とても楽しいひとときを過ごすことができました。
 寒い日でしたが、凧揚げと縄跳びをして体はぽっかぽか。そして、中学生や先生に優しくしてもらって心もぽっかぽか。幼稚園児と中学生との交流に、ほのぼのとさせられる一日となりました。子どもたちにとって、とても貴重な体験でした。中学生の皆さんに感謝です。

写真 上  広い校庭で凧揚げをしました。
     「止まっていても、凧が揚がるよ。どっちが高く揚がってるかなあ。」

写真 下  中学校のお兄さんと一緒に長縄跳びをしているところです。
     「お兄さんは、いっぱい跳べるんだね〜すごいな。」

レンジャー隊と遊ぼう!(川内幼稚園)

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 川内幼稚園は昭和28年に川内村立幼稚園として認可を受け、昭和48年の広島市への合併に伴い広島市立川内幼稚園となり、今年で62年目を迎えようとしています。この地域は、太田川によって作られた沖積地にあり、明治の中頃に始まった広島菜に代表される野菜の栽培とともに、太田川の水源を利用した農産物の集散地として栄えてきました。幼稚園は小学校の敷地内に併設されており、年間を通して交流会が盛んに行われています。また、体育の授業や大休憩の時間に見られる小学生のたくましい姿に、子どもたちは目を輝かせ刺激を受けながら日々の生活を送っています。
 さて2月9日(日)は、子どもたちが楽しみにしていた『レンジャー隊と遊ぼうの日』でした。お父さんの教育力をお借りし、お父さんたちと一緒に遊んだり触れ合ったりしてお父さんのたくましさや優しさに触れることを目的としています。41名のお父さん方がご参加くださり、レンジャー隊としてたくましい姿を見せてくださいました。

 参加してくださったお父さん方からは、「自分の子どもだけでなく、たくさんの子どもたちと触れ合うことができとても楽しかったです。」「泥だらけになりながら元気に遊ぶ姿を見て、父親ながら嬉しく思いました。」「たくさんの子どもたちと遊べ、こちらが遊んでもらったように感じます。普段、家では見られない子どもの表情も見られ、とても有意義な時間を過ごせました。」といった嬉しい感想をいただきました。また、今日の出来事をきっかけに、お母さんの日ごろの育児への頑張りに気づき、家に帰られてから感謝の気持ちを伝えたお父さんもおられたそうです。嬉しいですね。
 保護者の方や地域の方に見守られ、たくさんの愛情を全身で感じながら成長している子どもたちです。

写真 上  元気いっぱい、子どもたちの大好きな「ラーメン体操」が始まりました。
     「う〜〜〜っ!はぁっ!!」お父さん方も一緒に楽しそうです。

写真 中  お相撲・凧上げ・ストロートンボ作り・こま回し・ジャンケン遊び・ドッヂ
      ボールにけいどろと、お父さんの優しさ、たくましさを体いっぱいに感じ、
      大満足の子どもたちでした。

写真 下  「川内レンジャー」と「ブラッキーズ」の登場です。
      がんばることが大嫌いという「ブラッキーズ」が登場し、みんなを「ブラ
      ッキーズ」の仲間に誘います。さぁ大ピンチ!と思っていたところに、
      「川内レンジャー」の登場です。外で元気に遊ぶこと・早寝早起きを
      すること・好き嫌いしないことなどがんばることが大切と教えてもら
      いました。楽しい嬉しい一日を過ごしました。

「大根の収穫」(中筋幼稚園)

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 中筋幼稚園は、昭和52年に創立し、今年で37年目を迎えています。広島市の新交通システムアストラムラインと高速バスのターミナルである中筋駅がすぐ近くのにぎやかな場所にあります。園周辺には多くの商業ビルやマンションが建つようになりましたが、大きな道路から少し中に入れば、まだたくさん畑が広がっています。
 そうした環境から、園の近くのJA広島市の皆様のお世話になり、「ふれあい教室〜農業体験〜」を実施しています。毎年、大根の種まきと収穫を体験をしています。
 今年は6月に種をまきました。園児も水やりに行きましたが、職員の方々のお世話のお陰で、11月にいよいよ大根の収穫の日を迎えました。子どもたちはどんな大根が出来ているかドキドキわくわくしながら畑に向いました。畑が見えてくると同時に畑いっぱいに広がった大根の葉っぱが見えて、思わず歓声があがりました。葉っぱを握りしめ、「うんとこしょ。どっこいしょ。」と、尻餅をつきながら力いっぱい抜きました。黒い土の中から現れた大きな大根に「うわあ!でっかい!!見て見て!」とびっくりした子どもたちの声があちこちで聞かれました。笑顔いっぱいで一人一本ずつ掘った大根を持ち帰り、収穫の喜びを味わうことができました
 この子どもたちの感動は保護者の方にも伝わって、各家庭では、その日のうちに料理をしてくださいました。「おでんにしました。」「みずみずしかったです。」等の感想をたくさんいただきました。翌日のお弁当には大根の葉の炒め物やおひたし、大根の葉入り和風パスタなど、保護者の方のアイディアと愛情が詰まっていました。とてもおいしそうで、子どもたちは嬉しそうにパクパクといただきました。
 この感動をもとに子どもたちは大根の絵を描いてJA広島支店に掲示していただきました。絵を見ていただいた地域の皆様にも、「大根の収穫」の喜びをお伝えすることができたのではないかと思います。

写真 上  「これが大きいかな?」
      職員の方と大きさを見ながらどれを掘ろうか探っています。            

写真 中  こんなにたくさん掘ることができました。


写真 下  ずしりと重い大根を、途中何度も手を持ちかえながら一人一本ずつ
     持って帰りました。
                      

保護者ボランティアによる絵本の読み聞かせ活動を行っています!(矢野幼稚園)

 矢野幼稚園は、昭和51年に創立しました。矢野は、歴史と文化を感じさせる古い町並みと、矢野ニュータウンなどの新しい町並みとが共存する町です。地域の結びつきが強く、本園も学校・保育園・地域との連携の中で「食育」「体力づくり」を通して、健康で明るくたくましい子どもの育成をめざしています。

 保護者は園の教育活動に大変協力的であり、積極的に園活動に取り組まれています。保護者有志による絵本の読み聞かせボランティアは12年前から継続されています。

 読み聞かせは、在園児を対象に幼稚園の各保育室で行っています。保護者が絵本を読まれると子どもたちはうれしそうに聞き入ります。お父さんも読み手として参加され「手が震えましたが、静かに聞いてくれ喜んでくれるのですね。僕も嬉しいです。」と感想を言ってくださいました。最近では、保護者のグループによる手作り絵本が登場しました。話も絵も自分たちで創作され、話の中に学級の子どもたち全員の名前も入っています。子どもたちは、自分の名前を聞いて大喜びです。ボランティアの方も「子どもたちがこんなに喜んでくれて本当によかったです。もっと工夫して作ってきます。」と大張り切りです。
 
 子どもたちには、保護者の方の温かい心が伝わり、保護者の方も、子どもたちと一緒に絵本に親しみ興味をもって楽しさを味わわれ、共に子育てを楽しんでおられる姿を嬉しく思っています。幼稚園が子どもはもちろん、保護者の方にとっても、人とのかかわりが広がり、お互いに育ち合う場となっていることに感謝しています。


写真 上  お父さんの読み聞かせです。低くゆったりとした優しい声に聞き入
      っていました。

写真 中  お母さんたちによる手作り絵本の読み聞かせです。お話の中に自分
      の名前が出てきて、みんな大喜びでした。

写真 下  お母さん自身も読み聞かせの時間を楽しみ大切にされています。

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第55回広島県国公立幼稚園連盟教育研究大会(広島大会)を開催しました。(矢賀幼稚園)

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第55回 広島県国公立幼稚園連盟教育研究大会(広島大会)を開催しました。
大会主題  「人間性豊かな子どもを育てよう」 
本園研究主題「豊かな心をもち、いきいきと活動する子どもの育成」
         〜一人一人を大切にした保育の創造〜
期日 平成25年11月8日(金) 
会場 広島市立矢賀幼稚園  
 広島県内の教員・保育士等関係者200名余りの参加があり盛大に開催されました。
公開保育 「あきまつりをしよう!」

 和太鼓を打ちおみこしをかついで、にぎやかなオープニングのあとには、年長組が中心になり遊びのお店が開店しました。

 「おかしレストラン」では、紙粘土と木の実のケーキやクッキーをぺーパーを敷いたカップに入れて本物そっくりに仕上げました。「アクセサリーやさん」でも、紙粘土や数珠玉、ストロー・ビーズを使って工夫を凝らしました。ゲームのコーナーでは「ころころたこボール」や「どんぐりころころゲーム・どうぶつ迷路」など、子どもたちがアイデアを出し合い工夫した遊びにみんな夢中になって遊びました。  
 「こっちのお店に来てください!」「たのしかった!」「ドングリがいっぱい入ったよ。」「やり方がわからない年少組さんに、やさしく教えてあげたよ。」など、会話がたくさん聞かれ、一人一人がいきいきと笑顔一杯に活動する姿を見せてくれました。それは、一人一人が思いをめぐらし、友達と一緒に実現していこうとする過程そのものが充実していたためと思います。子どもたちの思いがつながって協同的・自主的に活動する姿に、幼稚園での二年間の成長と、将来の学びにつながる意欲の育ちを感じる保育となりました。

 公開保育終了後は開会行事、本園の実践報告と続いたあと、アトラクションでは年長組が全員で「花太鼓」を踊り、たくさんの拍手をいただきました。

 続いて、尾道市立木ノ庄東幼稚園による研究発表が行われました。研究主題「豊かな感性と学びの意欲を育てる〜多様な体験活動を通して〜」に沿って、多様な感動体験を協同的な遊びへと支える教師の役割や、日常的な幼小交流の成果、遊びの記録を保護者に発信する効果について報告があり、事例を共有することができました。

 その後の研究協議では、保育の感想や実践報告・研究発表等への質問や意見交換が活発に行われ、次に、広島県教育委員会事務局教育部義務教育指導課指導主事 和田 愛先生から指導講評をいただきました。保育の場面では、生き生きとかかわりを楽しむ様子からこれまでの取組が育ちにつながったこと、研究発表では、適切な支援ができる教師の力量の形成と、日常的な幼小連携において研究の接続の仕方を工夫することが、研究の充実と発展につながると話されました。

 最後に広島大学大学院教育学研究科・附属幼年教育研究施設 教授 七木田 敦先生から「特別支援教育の現状とこれから」と題して御講演をいただきました。 
 『特別支援教育は、教育の本質への大回帰』という視点でお話をいただき、何より保育者の力量を高め、豊かな保育の実践に努めることが特別支援教育であると、具体的な実践例を通して示していただきました。まさに本園の研究主題サブテーマである「一人一人を大切にした保育の創造」のあり方に、大きな示唆をいただくことができました。

 大会を通して、教師が同じベクトルで研究を深められたことが実はとても大きな成果だったのではないかと思います。今後も一人一人を大切に思い豊かな感性を育てながら充実した生活を送ることができるよう研鑽を積んでまいりたいと思います。たくさんの皆様の御協力と御支援をいただき、会を無事終えることができました。
 26年度は、尾道市が開催地となり、また、集えることを楽しみにしております。

写真 上  ワッショイ、ワッショイ!オープニングではにぎやかにみこしをかつぎ
      ました。

写真 中  何度もチャレンジしたくなる「ころころたこボール」行列が出来ました。

写真 下  「おかしレストラン」では、お客様になっていただいた尾形教育長にお
      もてなし!   

学校協力者会議を開催しました。(大町幼稚園)

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 広島市立の各学校では、学校・家庭・地域が連携・協力しながら子どもの健やかな成長を図るため、「学校協力者会議」が設置されています。地域の方や有識者の方を学校協力者会議委員として委嘱し、学校教育活動全般にわたって意見や提言をいただき、学校経営に反映させていくものです。
 大町幼稚園においても、町内会・社会福祉協議会等の地域団体の代表者、民生委員児童委員や公民館・児童館・保育園の施設長、PTA代表者等で構成される「学校協力者会議」を、年間3回開催しています。

 写真は、11月29日(金)に行った第2回学校協力者会議の様子と、保育公開での園児の遊びの様子です。

  会議の内容
  ・2学期の実践報告、学校経営計画の中間評価の説明
  ・これまでの成果と3学期に向けての課題の説明
  ・意見交換・情報交換
  学校協力者会議委員の方の御意見・・・
  ・幼稚園の取組を聞いて、今日の遊びもただ遊ばせているのではなく先生方
   がきちんとねらいをもって指導をされ、遊びにもひとつひとつ意味がある
   ことがわかりました。(当日は、園児が園庭の落葉や樹木を遊びの中に取
   り入れ、自分たちで考えておうちを作ったり、落ち葉で飾りを作ったり、
   好きな遊びにじっくり取り組む様子を見ていただきました。)  
  ・1学期には恥ずかしがって挨拶ができなかった子どもが、最近では元気に
   挨拶をしてくれるようになっていますよ。
  ・子どもたちの姿を見て、先生方を信頼して幼稚園生活を楽しく送ってい
   ることを実感し、保護者としても感謝しています。
 「学校協力者会議」において、地域の方に保育を公開し生の声を聞かせていただくことができて、改めて幼稚園教育への意欲を高めることができました。今後も地域の皆様と共に教育活動に取り組み、地域と共に育っていく公立幼稚園でありたいと思います。

連携園と合同研修会を実施しました!(落合東幼稚園)

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 落合東幼稚園は、連携園である落合幼稚園・口田幼稚園と共に「幼児のひろば(未就園児親子のための園開放)の実践研究」「保護者支援のための事例研修」「保護者と保護者をつなぐ取組の事例研修」を進めています。
今年度は1学期と2学期に下記の通り講師を招へいし、合同研修会を実施しました。
○6月27日
 落合東幼稚園において「かかわりあい育ちあう保育のあり方〜一人一人を大切にする支援のあり方〜」というテーマで、広島文教女子大学人間科学部教授の李木明徳(すももぎあきのり)先生の講話をお聞きした後、保護者支援を中心に協議しました。
 講話では、子ども同士がかかわりあうためには個の育ちと共に集団としての育ちを理解した支援を行うこと、遊びの中で社会性が育つには、言葉によって共通のイメージがもてるような教師の言葉かけが重要であること、さらに他者と折り合う力や自分と折り合う力(立ち直る力)を育てていくことの大切さを教えていただきました。
○9月5日
 口田幼稚園において、子どもと保護者の支援のあり方について事例を出し合って協議し、李木先生より助言をいただきました。一人一人のよさをよく理解した上でのきめ細やかな支援の必要性や、何より子どもと保護者の気持ちに寄り添い園全体で話し合い考え合って支援を進めていくことの大切さを確認し合いました。今後も取組の柱である親育ち支援を中心に合同研修を進めてまいります。

保育園の友達と一緒に虫探しに行ったよ! (船越幼稚園)

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船越幼稚園では、学区の小学校に共に入学する町内の保育園さんと、年長児同士の交流を計画的に行い、小学校へのスムーズな接続を図れるようにしています。

 秋の訪れを身近に感じられるようになった9月の交流では

○ 他園の友達と積極的に交流し、かかわりを深める。
○ 一緒に散歩に行き、草花遊びや虫探しを楽しむ。
というねらいのもと、船越西部保育園(15名)船越南部保育園(23名)船越幼稚園(24名)の3園の年長児62名が待ち合わせをして、一緒に《ちびっこ広場》に行きました。

久しぶりの再会にチョッピリはにかみながらも、すぐに打ち解けて一緒に遊びました。
真剣な顔で虫を追いかけ、「見て見て!バッタ捕まえた!」などと、友達と見せ合いおだやかな秋の陽射しの中で楽しいひとときを過ごしました。

写真 上 長い行列で町内の路地を探検しながら、公園まで散歩しました。

写真 中 年度当初に決めた3園合同の、仲良しグループで集まりました。自己紹
     介のあと、宝探しをしたり虫探しをしたりしました。
    「この葉っぱは、手が切れるんよね。」「前、切ったことがあるよ。」

写真 下 「見て見て、たくさん捕まえたよ。こおろぎ、ショウリョウバッタ、トノ
     サマバッタ、おんぶバッタ、かまきりは先生が捕まえてくれたよ。」
     「帰るときには、野原に逃がしてあげようね。」

○次回の交流は、船越南部保育園にて、けん玉教室に参加の予定です。

「広島市立幼稚園22園による体力つくりプロジェクトチーム」が取組の成果を発表しました!その1

 平成25年10月30日、秋晴れの中、広島県立総合体育館を会場に、第54回全国学校体育研究大会ひろしま大会プレプレ大会「大会主題:<わかる・できる・かかわり合う>体育学習 体力つくり向上のために 〜自分の体に関心をもち、体を動かすことが大好きな幼児の育成〜 」が開催され、「広島市立幼稚園22園による体力つくりプロジェクトチーム」が取組の成果を発表しました。
 
 幼児期における「走・跳・投」の指導のあり方について、走る・跳ぶ・投げるという基本的な運動に焦点をあてた事例研究を発表し、保育園・小学校・中学校・高等学校の先生方も参加される中、貴重な意見を多くいただき、遊びの中で体を動かす楽しさを経験するための教師の援助や環境はどうあればよいか研究協議を行いました。あらためて幼児期からの体力つくりの大切さを確認し合うことができました。

      <取組の事例から>

写真上  「走る」わーい!はしるぞ!

写真中  「跳ぶ」
     ♪ おはぎがお嫁に行く時は
       あんこときなこで
       お化粧して〜
       丸いお盆にのせられて
       着いた所は応接間  ♪
       それ,ジャンケン ポン

写真下  「投げる」段ボールと巧技台を組み合わせてみよう。



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「広島市立幼稚園22園による体力つくりプロジェクトチーム」が取組の成果を発表しました!その2

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 第54回全国学校体育研究大会ひろしま大会プレプレ大会において、プロジェクトチームによる研究発表と研究協議後に、安田女子大学 教育学部 児童教育学科 教授 徳永隆治先生による指導講評を受けました。

 「体力つくり向上のために−自分の体に関心をもち体を動かすことが大好きな幼児の育成−」と題して、幼児期における日常生活の中での体力つくりは、健康3原則「よく食べ・よく動き・よく眠る」が土台となり、「楽しい!」をキーワードにした運動遊びが繰り返し行われ継続されなければならないとお話しになりました。そして、運動遊びにより大脳の活動が活性化され、こころとからだの体力つくりとなり、人として健康で心豊かに生きることにつながるということを学ぶことができました。

 最後に「できることから 一点突破!取り組めば子どもは変わる!」と、励ましていただきました。御指導いただいた内容を今後のプロジェクトチームの研究の基調とし、皆で力を合わせて幼児期の運動遊びのあり方についての研究を深めていきます。

写真上 安田女子大学教授 徳永 隆治先生の指導講評の様子です。

写真下 保・幼・小・中・高の先生方が集まってお話を伺いました。

暑い夏、幼児のひろばにたくさんの友だちが来てくれたよ!(落合東幼稚園)

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 落合東幼稚園では、夏休み中の4日間幼児のひろばを開催し、総計79組の親子が参加されました。シャボン玉やスライム、魚釣り、水遊びなどで涼を感じながら楽しんで遊ぶ様子が見られました。参加者からの感想です。
 ○プール遊びが大好き。先生に促されてプール道具の片づけができたことがび
っくり。わたしもゆっくり言い聞かせていきたいです。
 ○親子のふれあいの時間がとても楽しい。子どもも慣れて楽しそうにしている姿
が見られることがうれしい。
 ○昨日幼稚園まで散歩に来て「明日は遊べるね」と親子で話していたので、今日
は張り切って来ました。来たらすぐに親から離れ自分の思いで遊んでいたので
嬉しかったです。
 ○暑くて行くところがなくて困っていたので、幼稚園で遊ぶことができて嬉しい。
 ○どろ遊び、園児のみんなが一緒になって遊んでくれて嬉しかった。「こうやって
  やったらいいよ」と教えてくれて嬉しかった。
 園児も一緒に登園し、久しぶりに友だちに会え喜んでいる様子が見られました。ひろばに参加した年下の友達に対して、お兄ちゃん、お姉ちゃんらしくお世話をする姿が見られ、成長を感じました。
 また、落合中学校の生徒さんたち35名がボランティアとしてお手伝いに来てくれました。一緒に砂場やシャボン玉で遊んだり、プールの準備を手伝ってくれたりしました。遊びの後片付けも進んでしてくれて、本当に助かりました。
「おねえちゃんたち、また遊べる?」何人もの園児が名残惜しそうにお別れを言っていました。優しく頼りになる中学生の姿に親しみと憧れの気持ちを抱いていたようでした。このような機会を大切にしていきたいです。

写真上 水でっぽうやさかなすくいをしていっぱい遊びました。お母さんが「もうおし
   まいよ」と言っても、だ〜れもプールから出たがりません。とっても暑かった
   この夏、水遊びは最高の遊びでした。

写真中 「山作る?」中学生も進んで声を掛けていました。

写真下 落合中学校校長先生が様子を見に来られ「みんな楽しそうだね」と温かい
   声を掛けてくださいました。

校長先生と一緒に楽しいお誕生会!(温品幼稚園)

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<温品幼稚園>
 温品幼稚園は、広島市東区温品に位置し、今年度創立42周年を迎えています。上温品幼稚園(東区上温品)が平成24年度末で閉園となり、温品幼稚園は上温品学区の受け入れ園となりました。上温品学区から通園する園児を含め54名の元気な子どもたちは、保護者や地域の皆様の温かい御理解・御協力を得て、毎日楽しく過ごしています。
 温品・上温品幼稚園ともに、平成24年度末まで小学校長が園長を兼務し、毎月の誕生会には、園長として出し物を披露し参加されていました。子どもたちは在園中から校長先生や小学校に親しみをもち、幼小の連携を進めやすい環境にありました。このつながりを大切にしたいと考え、温品・上温品小学校の両校長先生に誕生会への参加を引き続きお願いしたところ、快諾していただきました。
 6月は温品小学校の佐々木 治校長先生が、「むしのかくれんぼ」と題して、虫が外敵から身を守るため、周りの草花に同化している様子をテレビ画面で紹介してくださいました。7月は上温品小学校の下原 正美校長先生が大型絵本「からすのぱんやさん」の読み聞かせをしてくださいました。その後、誕生児との寸劇や全園児・誕生児保護者とのふれあい遊びにも加わっていただき、楽しい誕生会となりました。両校長先生には、2学期も来ていただく予定です。
 温品幼稚園は温品小学校がすぐ隣にあり、校庭などを使わせていただいたり、間近で小学生の様子を見たりすることを通して、自然な形で小学校の雰囲気に親しむことができます。そして、たくさんの児童・先生方とかかわる貴重な体験ができます。このような素晴らしい環境の中で、子どもたちが一層多様な経験ができるよう、引き続き幼小連携を含めて保育の充実に努めたいと考えています。

写真上  温品小学校の佐々木校長先生に、「むしのかくれんぼ」のテレビ映像を
    見せていただきました。むしが大好きな子どもたちは、じっくりテレビ画面を
    見て、どこにむしが隠れているかを一生懸命探していました。

写真中  佐々木校長先生にもふれあい遊びに参加していただき、園児と一緒に
    ちょうちょに変身してもらいました。

写真下  下原校長先生に、「浦島太郎」の寸劇の魚役として参加していただき、
    特技の短縄跳びを見せてもらいました。

わくわく!ドキドキ!大冒険の夏の思い出 (福木幼稚園)

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 5歳児ふじ組19名が、7月24・25日に幼稚園で1泊2日のお泊り保育を体験しました。 1日目は、小学校プールでの水遊び、歩いてスーパーへの買い物、サッカー教室への参加の後、みんなで夕食にカレーを作りおいしく頂きました。食後は楽しみにしていたキャンプファイヤーとかくれんぼ、きもだめし、花火をして、シャワーで汗を流しぐっすり眠りました。2日目は読み聞かせ、和太鼓の演奏、思い出の絵の製作等、楽しい2日間を過ごしました。最初はお家の人と離れて寝ること等心配していた子どもたちですが、友達と力を合わせて全てをやり遂げ貴重な体験となりました。

<子どもの感想から>
○カレーやおにぎりを何回もおかわりして、みんなで食べたらおいしかったよ。
○キャンプファイヤーでお願い事をしたよ。願いが叶うといいな。
○幼稚園に泊まって、ドキドキした。楽しかった。まだまだ泊まりたかった。

<保護者の感想から>
○帰った日、ご飯の配膳を自ら手伝ってくれたり脱いだ服をたたんだりして、すぐ
 に成長を見ることができてうれしかったです。
○成長したなと感じました。親の方が心配だったけど子どもたちにとって、すべて
 がわくわくドキドキの大冒険だったのかなと思いました。
○スライドショーで、子どもたちが真剣な顔でがんばっている姿を見て、「一人で
 立派にできるんだなあ。」と改めて成長に感動しました。先生や地域の方々のお
 かげで、子どもたちに貴重な体験をさせていただくことができ感謝の気持ちでいっ
 ぱいです。

写真上  『スーパーで買い物』  「とうふはどこかな?」とスーパーの中を探し
     「これください」と言って、レジで支払いをしています。

写真中  『水着の洗濯』  自分の水着を洗った後、自分で絞ろうとしましたがう
     まく絞れません。「ここ持って」と、友達と協力し合って絞る経験ができ
     ました。

写真下  『サッカー教室に参加』  サッカー教室の指導をしておられる元保護者
     の方に、運動場にコースを作ってサッカーの基本の動きを教えてもらいま
     した。初めてサッカーをした子どもも「楽しかった!」「またやりたい」
     と、意欲満々でした。



「つながる」をキーワードに地域の教育力を高めています。(長束幼稚園)

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 長束幼稚園は拠点園の取り組みとして、幼稚園―家庭―地域の「つながり」をキーワードに三者連携の推進に取り組んでいます。保護者同士のつながりが深まることで、子育てに安心感や連帯感が生まれ、互いに支援し合う仲間づくりができ、やがて地域の教育力を高めていくことにつながるのではないかと考えています。

<保護者同士がつながるボランティア活動>
 ボランティア活動をしながら、学年を越えて保護者同士のふれあいを楽しみ、子育ての悩みを共感し合い、ストレスの解消をされているようです。また、安全パトロールで園周辺の地域に出かけ地域の方々と挨拶を交わし顔見知りになり、様々な人とのふれあいを通して地域の中でわが子が育っていることを実感することができます。

図    保護者は、安全パトロールと5つに分かれたボランティア活動に
     それぞれ取り組んでいます。
     
写真上  安全パトロール       
     地域の方に挨拶をしながら、幼稚園周辺をパトロールします。
     「昨日、うちの子がお世話になりました・・・」

写真下  託児ボランティア  
     「嫌いなものある?」
     「あるある」
     「どうやって食べさせてる?」
     「小さく切ってわからないようにいれるよ」

地域の一員として幼稚園とつながる「おかえりなさい会」を、今年も実施しました!(長束幼稚園)

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 昨年に引き続き、小学生1〜6年生までの卒園児とその保護者に呼びかけ「おかえりなさい会」を開催しました。2回目ということで、去年から、また、今年の卒園児親子は3月卒園の時から、楽しみに待っていてくださいました。今年も、200名余りの子ども、保護者が集い、楽しい思い出を残すことができました。
 長束幼稚園は、3校(長束小、長束西小、原南小)に別れて進学するので、年に一度の再会で、幼稚園時代を懐かしみ、これからも長束幼稚園とつながりながら折にふれて協力や情報提供などをしようという気持ちを高めてくださっています。

 紙飛行機飛ばしコーナーでは、昨年も参加していた卒園児がリベンジをかけて今年も挑戦し、保護者のおしゃべりコーナーでは、久しぶりの再会に子どもたちの成長を喜び合い、おしゃべりに花が咲きました。
 たくさんのコーナーが出来て子どもたちが楽しく遊べたのは、地域の大学生(文化学園大学、安田女子大学、女学院大学)のボランティアの力があればこそ、ありがたいことでした。

写真上 (魚釣りゲーム)  1分間に何匹釣れるかな?小学生も必死になって、魚
    を釣っていきます。なかなか釣り針が魚の口に入らず、悪戦苦闘していまし
    た。
    「どうかな?」
    「そっと、そっと、釣り針を入れないと」

写真中 (ハンバーガー飛ばしゲーム) ハンバーガーを、飛ばし台に乗せて、うま
    くかごの中に入れます。コツを掴むと出来ますが、なかなかうまくコツが掴
    めません。
    「ワー、もう二つかごに入れてるね」
    「すごーい!」
    「三つとも、入れるんだ」
    「がんばってー」
    「さすが、1年生だね」

写真下 (きょうりゅうのたまご) アルミホイルとビー玉を使って、不思議な卵を
    作ります。出来上がると、とっても不思議な動きをする卵です。
    「出来たー?」
    「素敵な模様が出来たね」


平和教育視察に東大阪市立幼稚園の先生方が来園されました!(基町幼稚園)

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平成25年7月25日(金)

 基町幼稚園は拠点園としての取り組みの柱の一つに平和教育を掲げていますが、今年も平和教育の視察に東大阪市立幼稚園4園(高井田幼稚園・意岐部幼稚園・小阪幼稚園・長瀬西幼稚園)の先生方が来園されました。

 本園の実践概要を説明後、広島市教育委員会指導第二課企画製作によるDVD「平和教育アーカイブスNO4〜被爆者体験を聴く会〜」(平成21年度基町幼稚園において収録)を視聴しました。その後、今年度は爆心地より350mの至近距離にあった本川国民学校、現在の広島市立本川小学校内にある「平和資料館」を訪れました。

 当時の本川国民学校は、戦時体制で夏休みは10日から20日まででした。原爆投下により疎開をしていなかった児童約400名、校長先生ほか教職員10名の尊い命が奪われました。昭和3年に広島で初めて建てられた鉄筋3階建の校舎は外部を残して全焼、壊滅し、その校舎の一部が被爆の「証」として保存され「平和資料館」となりました。館内には銅が溶けた配電盤や、遺物、被爆後の写真の他、原爆慰霊碑の碑文「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから(雑賀忠義書)」の原書が保存されています。
 今回は、本川小学校PTAボランティアガイド渡辺公友さんから展示内容の詳しい説明を受けることができました。渡辺さんは、被爆を体験していなければ実感として理解できない、体験していないから語らなくていいのかという葛藤を抱えながら、それでも原爆や戦争の悲惨さを次の世代にきちんと伝える役割を果たしたいと、ボランティアガイドに応募した気持ちを話してくださいました。「右も左もわからない子どもが原爆にあう悲惨さは、子どもの親として他人事とは思えない」とも話されました。本園が原爆資料館・原爆慰霊碑・原爆ドームと続く平和の軸線上にあり、原爆で亡くなった幼い子どもたちの声なき声を伝えていくことは、広島に生まれ住む子どもの使命と思う気持ちと同じものでした。
 東大阪市立幼稚園の先生方からは、修学旅行で原爆資料館を訪れた印象は「こわかった」という思いの方が強かったが、解決していく努力をしなくてはいけない、そして出来ることは何かを考え行動に移していきたいと感想をいただきました。また、東大阪市立幼稚園では「平和登園日」が設定してあり、その日は原爆に関した絵本を読み聞かせたいと話していただきました。
 東大阪市立幼稚園の先生方と共に体験を「伝えていくこと」の必要性、重要性を実感し、平和な社会を築く鍵は、一人一人の日常の生活の中にあることを理解する研修会となりました。

写真上  DVD「平和教育アーカイブスNO4〜被爆者体験を聴く会〜」の視聴の様子です。このDVDには、爆心地から1.3km距離にあった白島国民学校2階教室で、当時小学5年で被爆された岡野秀夫さんの被爆体験談が収録されています。岡野秀夫さんは、白島国民学校で唯一の生き残りと言われています。白島国民学校も本川国民学校も共に、子どもたちが学校において被爆を余儀なくされました。

写真中  本川小学校資料館地下にある被爆後の市街地の模型です。この模型はもともと平和公園内の広島平和記念資料館に展示されていましたが、平成になって館内がリニューアルされたことに伴い本川小学校資料館に移設されました。

写真下  本川小学校資料館展示品の前で、ボランティアガイドの渡辺さんから説明を受けている様子です。一人一人の心の中にある平和な心を、家族、地域に広げていけば必ず素晴らしい世の中になっていく、一人一人の心掛けが問われていると話してくださいました。

一年生と一緒に夏祭りをしたよ!(船越幼稚園)

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 平成25年7月10日木曜日
 船越幼稚園で進めている幼・保・小・中連携教育の取り組みの一つとして船越小学校と共に夏祭りを実施しました。
 年中児28名、年長児25名、合計53名の園児が船越小学校1年生3クラス85名の児童とペアを作り、お店の人やお客さんになって楽しいひとときを過ごしました。
幼・小ペアでの活動を通し、幼・小の段差を解消していくことをねらいとしています。事前に職員同士でしっかり話し合い当日を迎えました。
 事前のペア活動での「なかよし会」は、小学校の先生の進行により、小学校体育館で行いました。
 幼稚園を会場にした夏祭り当日は、幼稚園、小学校の先生と子どもたちが交替でお店の人やお客さんになり、金魚すくい、ヨーヨー釣り、ボーリング等の遊びを楽しみました。年長児が共同製作した「段ボール迷路」に小学生が感心する姿もありました。
 活動を通して、一年生は、年下の子どもたちに優しく接し、また、リーダーになって行動したことにより自分の成長を確かめることができる機会となりました。園児は、あんなお兄さんお姉さんになりたいと一年生に憧れの気持ちをもつことができました。

小学生の感想
・○○さんとなかよくなったよ。○○さんはかわいかったよ。ちゅういしたことや、いうことをきいてくれたよ。
・きんぎょすくいで、いっぱいつれたよ。ようちえんのひとがいなくなって、まいごセンターにいこうとしたら、○○ちゃんがよんだからようちえんのこはいて、ほっとしたよ。
・だんぼーるめいろがたのしかったよ。なぜかというと、とってもむずかしかったからです。あと、ごーるしたとき、うちわであおがれたときとてもきんちょうしたんだ。

園児の感想
・てをつないでもらってうれしかったよ。
・次どこにいく?ときいてくれてうれしかった。
・おみせやさんをいっしょにしてうれしかったよ。
・ボーリングで、1ねんせいがいっぱいたおしていたよ。

写真上 「夏祭り」始まりの会でお店の場所などの話を聞いています。
写真中 「段ボール迷路」で、一年生も何度も挑戦しています。
写真下 「金魚すくい」のお店、暑いのでお客さんをうちわであおいでいます。

『夏季保育』『お帰りなさい会』を行いました!(八木幼稚園)

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 八木幼稚園は、広島市安佐南区八木に位置し、地域の中の幼稚園として今年で創立59年を迎えています。近くには、太田川を本流とする八木用水があり、田んぼや畑、山など自然豊かな環境の中で5歳児17名・4歳児28名の子どもたちが元気にのびのびと育っています。同じ敷地内にある八木小学校と連携し交流を図る中で、地域の方の御好意により小学校の畑を借りて年間通していろいろな野菜を育てています。
 夏休みに入り、第1回目の夏季保育を7月25日(木)に行いました。28名が参加し、『小麦粉粘土』『シャワー遊び』『絵本の読み聞かせ』を楽しみました。第2回目は、8月28日(水)9時〜11時30分まで『フィンガーペインティング』『シャワー遊び』『絵本の読み聞かせ』等を予定しています。
 また、7月31日(水)には3月に卒園した1年生親子の皆さんを対象とした『おかえりなさい会』を開催しました。1年生になって4ヶ月が経ちましたが、友達との再会を喜び、久しぶりに一緒に遊んで楽しいひとときを過ごしました。保護者の方は、近況報告を兼ねた茶話会に参加してくださいました。一回り大きくなった卒園児の成長を職員も共に喜び、これからも皆で八木幼稚園とのつながりを大切にしていこうと思う会になりました。

写真上 7月25日 夏季保育 小麦粉粘土を使って作って遊ぼう
 小麦粉粘土は、小麦粉と食紅を合わせて作りました。子どもたちは、小麦粉の匂いを嗅いだり、感触を味わったりしながら自分のイメージを形にして見立てて遊びました。クッキーの型抜きを使ってクッキーやさんにもなりました。

写真中 お帰りなさい会
 『お帰りなさい会』では、卒園した1年生が懐かしい幼稚園で、友達と一緒に遊び、ストラップ作りもしました。
 「わあ!ブランコが出来とる!」「椅子ってこんなに小さかったっけ?」など、心も体も小学生らしくなった子どもたちの様子を見ることができました。

写真下 お帰りなさい会 保護者茶話会
 子どもたちの近況報告や、小学校・家庭での様子を情報交換しながら、幼稚園時代を懐かしんでおられる様子が伝わってきました。「あぁ、いっぱい話せて楽しかった」「また、集まりたいね」など、感想をいただくことができました。
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広島市立基町幼稚園
住所:広島県広島市中区基町20-3
TEL:082-228-3888