本校は、政令指定都市である広島市の東端に位置し、海田湾にそそぐ瀬野川が眼下に一望できる蓮華寺山の小高い南斜面にあります。四季折々の季節の変化を感じとれる自然に恵まれており、学区内の旧山陽道には、参勤交代時の「出迎えの松」が残る由緒ある地でもあります。
　このような歴史と自然の中で、本校の生徒達は、毎日明るく元気に中学生活を送り、とても落ち着いた雰囲気の中で素直に純朴に成長しています。授業規律が徹底し、挨拶もよくでき、部活動にも熱心に取り組んでいます。本当にすばらしい生徒達です。
　本校は、昭和４８年４月１日に開校し、今年で５０年目を迎えました。学区には中野東・中野・畑賀の３小学校があり、一時は生徒数が１６００名を超える大規模校となりましたが、平成元年に広島市立瀬野川東中学校が東部に分離開校し、現在は全校生徒数４６４名（令和４年４月１日現在）の中規模校となっています。
　教育目標に「生きる力とこころ豊かな人間性の育成」を掲げ、「安全で安心して過ごせる学校」「生徒が日々成長し、それを実感出来る学校」を目指しています。
　豪雨災害、新型コロナウイルス感染症による臨時休校など、予測困難な時代を迎え、
「社会で生き抜く強さを育む　〜自主・自律　強く・たくましく　自分を語る〜」を学校重点目標とし、「認め合い伝え合える生徒の育成」を目指し、「伝える工夫ができる（表現力）」「仲間の発言を大切にする」「粘り強く学習する」生徒の育成に重点的に取り組みます。
　また、地域に開かれた学校、地域に支えられた学校として、校内の参観、中学生の地域でのボランティア活動、地域の特性を生かした体験活動など、幅広く特色ある教育活動の推進に努めています。　
　保護者・地域と学校とが一体となり、地域の子どもたちを地域で育てる取組を進めていきたいと考えておりますので、今後とも本校の教育活動につきまして、より一層のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。






令和４年４月１日
広島市立瀬野川中学校
第１３代校長　福馬　亮