第10代校長
森　信吉
　
　本校は、政令指定都市である広島市の東端に位置し、海田湾にそそぐ瀬野川が眼下に一望できる、蓮華寺山の小高い南斜面にあります。四季折々の季節の変化を感じとれる自然に恵まれ、学区内には古く山陽道・参勤交代時の「出迎えの松」が残る由緒ある地でもあります。
このような歴史と自然の中で、本校の生徒達は実にのびのびと中学生活を送っています。全体的には、落ち着いた雰囲気の中で素直に純朴に成長しています。授業規律が徹底し、挨拶もよくでき、部活動にも熱心に取り組んでいます。
　本校は、昭和４８年４月１日に開校し、今年で４１年目を迎えました。学区には中野東・中野・畑賀の３小学校があり、一時は１６００名を越える生徒数が在籍する大規模校ともなりましが、平成元年に広島市立瀬野川東中学校が東部に分離開校し、現在は全校生徒数４８９名（平成２５年４月１日現在）の中規模校となっています。
　教育目標に「生きる力とこころ豊かな人間性の育成」を掲げ、ありがとうの心を持つ生徒の育成を目指します。その目標達成のために、小学校と連携して、瀬野川中学校区７つの行動目標（せのがわセブンに変身だ）を設定しました。１ 笑顔で会釈で挨拶をします、２ 思いやりの心を持ち優しい人間になります、３ 決まりを守り、何事にも責任を持って取り組みます、４ 授業を大切にし、一生懸命に取り組みます、５ 規則正しい生活をします、６ 早寝、早起き、朝ご飯、すべての食事を感謝の気持ちでいただきます、７ 帰ったらまず机に向かいその日の計画をたてます（家に着いたらデスクに着くんデスク）
　また、県教育委員会より、学力向上総合対策事業の指定を受け、研究主題を『授業規律の確立と「わかる喜び」「学ぶ楽しさ」を実感できる授業の創造』〜授業における生徒指導の三機能を生かした指導方法の工夫を通して〜として実践研究を進め、学力の向上に努めているところです。
地域に開かれた学校、地域に支えられた学校として、校内の自由参観の他、中学生の地域でのボランティア活動や、地域の特性を生かした職場体験など幅広く特色ある教育活動の推進に努めています。　
保護者・地域と学校とが一体となり、地域の子どもたちを地域で育てるという取り組みを進めてまいりたいと考えております。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

平成２５年４月吉日