たくましい心とは自分に勝ち、自分に負けない心。耐える心や強い心ができれば自ずと他者に寛容となりやさしさや豊かさは醸成されるでしょう。
　また、学びを支えるのはやる気や根気など「気」が大きな要素をなしています。気とは心のありようでもあります。たくましい凛とした強い心。
　本校が育てる子どもは規律の中に豊かさややさしさが漂うような人を目指したいと考えています。一人一人が将来、花を咲かせるために寒中を耐えることも教えなければなりません。
　スタンダードやしぐさ、そして学習規律など、やるべきことはやり通す力を獲得することは育ちにとってとても大切です。さらに、努力してもうまくいかないこともあります。失敗は成功の母と言われるように、へこたれない、まけないというようなたくましさを育てたいと考えています。
　たしかな学びとは、単に知識を増やすことではなく、疑問を持たせ、解決の努力を通して知を創造するような学びです。自らの中に確かな学びの足跡が残るように育てたいと考えています。また、協働の学びを通して、個人の知が集団の知へと昇華し、新たな価値を創造するような学びを目指します。
　さらに、たしかさに込められた願いは基礎基本の確実な定着をはかり、将来を支える大きな力としていきます。
　このような願いを持って、「心たくましく、学びたしかに」との校訓を定め、教師も保護者も地域住民も共有し三者連携した教育活動を展開していきます。