体育館や教室、教科書や配付物など、新入生を迎える準備がすべて整いました。
　明日は、小さな胸に希望をいっぱい詰め込んだ可愛い１年生がやってきます。６年生も先生たちも待っています。

　最高学年としての初仕事は、明日の入学式に向けて、式場の準備や校内の清掃をすることです。学校のリーダーとして、やる気いっぱいの６年生は、「他に手伝うことはありませんか？」「私がやります。」などと気持ちのよい声を掛け合いながら、積極的に取り組んでいました。明日は、在校生を代表して入学式へ参加します。頼もしいお兄さんお姉さんの姿を１年生に見せてくれることでしょう。

　教室では、新しい教科書を配ってもらっていました。新しい教科が増えた学年もあります。「早く理科の勉強したい!!」「家庭科が楽しみ!!」「何が載っているのかな？」真新しい教科書を見ながら期待を膨らませていました。

　新しい担任の先生からのメッセージが黒板に書かれていました。今日から、先生や友達と一緒に笑顔いっぱいの教室にしていきましょう。

　今年度、学校創立５０周年を迎える節目に、始業式では己斐東小学校の歴史を振り返りました。昭和５０年４月に開校したときには、校舎が完成しておらずプレハブで始業式や入学式を行ったこと、初年度の児童数は１年生から５年生までの３４９名だったことなどを当時のモノクロ写真で紹介しました。
　今日から始まる新しい学年で、それぞれの目標に向かって新たな一歩を踏み出し、これからの歴史をつくっていってほしいと思います。

　新しく就任した先生たちに向けて、児童代表が、景色のよさやなかよし班など己斐東小学校の素敵なところを紹介しました。己斐東小学校の仲間になった先生たちからは、「みなさんの成長とがんばりを応援していきます。」とエールをもらいました。

　春休みを終えた子どもたちが元気に登校して来ました。新しい学年になったワクワク感やドキドキ感で、いつもより早めの登校です。
　「おはようございます。」という元気な挨拶や新しい学年の靴箱の番号を探して靴を収める様子、体育館で静かに並んで待つ様子から、子どもたちが期待に胸を膨らませて「今日からまた頑張るぞ!!」という、やる気にあふれていることが伝わってきました。

　児童のみなさん、春休みは元気に過ごしていましたか？明日から、ひとつずつ学年があがって新学期がスタートします。先生たちは、みなさんを笑顔で迎えられるように、教室の準備をしました。新しい学年の教科書も準備ができました。明日、元気に登校してください。待っています。

　始業式や入学式の頃、桜が満開になるのはいつ以来でしょうか。ここ数年は暖冬だったせいか、春休みを終えた子どもたちが学校に戻ってくる頃には、葉桜になりつつあった印象でしたが、今年は、体育館横の桜が、今まさに花盛りです。まるで、子どもたちの進級や入学を祝っているようです。

　明日は、いよいよ始業式、明後日は入学式です。今年度も、学校教育目標「生きる力を育み　つながり　共に伸びる子どもの育成」のもと、「行きたくなる学校」をキャッチフレーズに、全教職員と子どもたちとで取り組んでまいります。保護者の皆様、地域の皆様には、ともに手を携えて子どもたちを育ててまいりましょう。
　今年度は、創立から５０周年の記念の年です。引き続き、ご支援やご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　広島市立己斐東小学校長　山崎　佳子