夏休み明けに、子どもたちを迎えるために黒板にメッセージを書きました。
　久しぶりに会う子どもたちから、「海に行って楽しかった！」「プールにいっぱい遊んだ！」といった夏休みの思い出をたくさん教えてもらいました。また、絵日記や夏休み帳を見せ合うなど充実した夏休みだった様子が伝わってきました。
　暑さに負けず、頑張っていきます。

　今日、本校のキョウチクトウは白いきれいな花を咲かせていました。キョウチクトウは、広島市の花です。本校では、大きなキョウチクトウがたくさんあります。校内にある観音の森にもあります。キョウチクトウは、７５年間、草木も生えないと言われた焦土にいち早く咲いた花です。原爆が投下された当時、広島市の市民は懸命に、復興に取り組んでいました。その市民に希望と力を与えてくれました。
　そして、本校には、爆心地から1,770ｍのところで被爆した被爆樹木「クロガネモチ」があります。このクロガネモチは、被爆して地上部分は焼失しましたが、焼け残った根元から新芽が生え、１９８９年に本校に移植されたそうです。広島市の被爆樹木リストにも掲載されています。

　３時間目は、各クラスで、平和について考えていました。５年生のクラスでは、「平和を実現するためには、どうすればいいのか？今、自分たちがしていることは何？」ということについて意見を出し合っていました。「していることを発信することに意味がある」「世界に発信してこそ、平和につながるのではないか。」という意見が出たり、「折り鶴を折ることは平和につながるのか？」と子どもから出た問いに「（つるを折ることは）小さい子供でも、願いを込めることができる。」という考えも出たりしました。意見を出し合い、しっかりと考える時間になったことに意義を感じました。
　６年生は、「平和なまちづくりで大切なこと」について考えていました。「平和なまちづくりに大切なのは、一人一人の心がけ」「１番は、みんなを思いやって笑顔で過ごすこと」など、思い思いの考えを書いていました。

　２時間目は、各教室で読み聞かせがありました。心に残った言葉や場面をメモしながら、お話を聞いているクラス、話を聞いた後、話の内容について、感じたことを交流しているクラスなど様々でした。

　８月６日は、広島にとって特別な日です。今日は、子どもたちも登校して、平和について考えました。
　テレビで平和記念式典を見たあと、校長先生からのお話がありました。そのあと、観音中学校放送部の生徒のみなさんが読み聞かせをしてくれました。今年は、「ヒロシマ　消えたかぞく」でした。スライドを見せてくれながら、原爆が奪った家族の日常を伝え、教室では、子どもたちは平和であることの大切さについて考えました。